映画好きは必見!フランスで開催されている現代日本映画祭「KINOTAYO」とは?
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フランスはカンヌ映画祭やアヌシーアニメーション映画祭など多くの有名な映画祭が開催されていますが、実はフランスでは現代日本映画祭KINOTAYOが開催されています。ここではその現代日本映画祭についてご紹介します。
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フランスで開催される現代日本映画祭「KINOTAYO(キノタヨ)」とは
フランス最大の日本映画祭「KINOTAYO(キノタヨ)」は、フランスでの現代日本映画普及を目的として2006年、パリでスタートしました。
現在のフランスの映画配給システムのもとで鑑賞できる日本映画の作品は非常に少ないのが現状です。そこで、この映画祭ではフランスでまだ紹介されていない優れた現代日本映画を紹介する場となっており、この映画祭で上映される作品は、製作されて18ヶ月以内の新作で、フランス初上映のものを中心に選出されております。
本映画祭で上映する作品のフランス語翻訳及び字幕作成の多くはKINOTAYO協会で行っており、多くのボランテイアによって運営されています。現在ではパリ以外でも、リヨン、マルリ、ストラスブールでも開催されています。
参考リンク
KINOTAYOウェブサイト開催時期
通常パリでの開催時期は12月前後ですが、2017年は9月12日にパリ日本文化会館にてプレリュードが開催、11月2日、同じくパリ日本文化会館にてオープニングセレモニーが開催されました。11月20日にクロージングセレモニーがシャンゼリゼ近くの映画館、ル・クラブ・ドゥ・レトワールにて開催され、そこで現代日本映画祭の表彰が行われました。
2017年度の上映映画
2017年のパリでの上映作品は以下の通りした。
- この世界の片隅に
- 愚行録
- 息の跡
- 夜空はいつでも最高密度の青色だ
- パーフェクト・レボリューション
- 永い言い訳
- 彼女の人生は間違いじゃない
- Oh Lucy!(オー・ルーシー!)
- 彼女の人生は間違いじゃない
- 怒り
- アズミ
- ハルコは行方不明
- 彼らが本気で編むときは、
- 溶ける
- MATSUMOTO TRIBE
- 道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48
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KINOTAYOの見どころ
見どころとしては、やはりなかなかフランスではお目にかかれない日本の最新映画作品を鑑賞できることです。
また、実際に筆者もパリの映画祭で3本映画を観てきましたが、この日は日本から監督が来日し、上映後には監督との質疑応答などがありました。フランスにいながら直接監督に映画製作に関して聞くことができるので、映画好きにはまたとない機会です。
ストラスブールKINOTAYOについて
2017年度のパリのKINOTAYOは既に終了してしまいましたが、筆者の住むストラスブールでもここ数年STARという映画館で開催しており、次回は2018年1月24日から開催予定です。開催日程は以下の通りです。
開催日程
- 1月24日:彼らが本気で編むときは、
- 1月25日:夜空はいつでも最高密度の青色だ
- 1月29日:パーフェクト・レボリューション
- 1月30日:怒り
残念ながら、今のところストラスブールには監督来場の予定はございませんが、昨年はロカルノ映画祭若手審査員・最優秀作品賞受賞した「バンコクナイツ」の富田克也監督がいらっしゃり、ストラスブール大学の映画学科でもセミナーが開催されました。
まとめ
いかがでしたか?規模はまだまだ大きくはないかもしれませんが、このような日本の文化を伝えるイベントもフランスでは多く開催されています。海外でその国の文化だけではなく、日本文化の発信のイベントにも参加してみてはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人
12歳からフランス、イギリス、イタリアに留学し、語学留学、大学留学、大学院留学、と様々な留学を経験。ロンドンの語学学校に務めた後、現在はフランスの大学院で語学学習についての博士論文を書いています。
http://ameblo.jp/vindalsace/