タイの旧正月!水かけ祭り「ソンクラーン」とは?

793

View

flickr

タイの旧正月で有名なソンクラーン。このお祭りは別名「水かけ祭り」とも呼ばれていて、その名の通りひたすら水をかけてながら新年を祝うお祭りになるのです。このタイの旧正月であるソンクラーンについて紹介したいと思います。

スポンサーリンク

タイでは3回お正月が来る?

タイでは日本で言うところの元旦 (1月1日) の新年に加え、毎年2月頃にある中華系タイ人にとって重要な催しの中国の旧正月、更に4月にはタイの旧正月があり年に3回の正月が訪れるという、多種多様な人種や文化を引き継いだ国になります。

中国の旧正月は2月頃となり、毎年正確な日程の決まりはありませんが、タイの旧正月は4月の13・14・15の3日間に指定されています。実際にはこの13日になる少し前から大型連休に入り、実家や地方に帰る人達が多くなる為、バンコク市内の渋滞も緩和されていきます。そしてソンクラーンのある週は15日以降も休暇をプラスして土日までの長期連休にする人達が多い様です。オフィス街も閑散として、バンコク市内の道路もすっかり車が消えてしまいます。

ソンクラーンの過ごし方とは?

仏像の写真です

タイ旧正月のソンクラーンとは仏教的な祭日ではありませんが、お清めとして仏像に聖水や水を掛けたり、年長者などの偉い人の手に水を掛けて清める事が敬意を払う行為として行われています。そしてこの時期にはデパートや大型スーパーにも仏像と、宗教用の金や銀の托鉢用の鉢に水を張り花を浮かべた物が設置されます。この水を仏像にゆっくりと流しかけお参りするのがタイの本来のソンクラーンとなります。

また、自宅に設置する仏像やプラクルアンと呼ばれるペンダントサイズの仏像がある場合も、お清め用に瓶入りで売られている専用の水と清潔な布を使って仏像を綺麗にします。ソンクラーンの時期である4月は、タイではとにかく暑い時期になります。丁度雨季に入る前で、地方では40°C近くまで気温が上がる事もあり、毎日バテるような暑さが続きます。その為、近年のソンクラーンは本来の意味から転じて、暑さから逃れる為にとにかく水を掛け合うことがメインのお祭りに変化して行っています。

スポンサーリンク

水を掛けられても怒らない?無礼講のソンクラーン

水を掛けられても怒らない?無礼講のソンクラーン
Wikimedia Commons

このように、本来は水でお清めをするという意味合いから暑さの為に水を激しく掛け合うまでになったのですが、このソンクラーンの時期だけは水掛けがお祝いという意味になる為、タイ人であれば基本的に水を掛けられても怒る人はまずいません。いわゆる無礼講としてお祝いしてもらっていると受け取る事が一般的です。

この時期になると、小さな水鉄砲からタンク式で背中に背負う大型水鉄砲に加え、バケツや桶など様々な水掛け祭りグッズが売り出されています。アロハシャツのような派手な花柄のシャツがソンクラーンの衣装となり、一部のお店ではこの時期になると従業員が派手な柄のシャツを着ていたりします。

ソンクラーンの時期になると従業員が派手な柄のシャツを着ます

とはいえ仕事中や通勤途中にずぶ濡れになってしまっては大変なので、水掛け祭りを行っているエリアや子供達が遊んでいる場所は出来るだけ避けて通る人もいます。また遊んでいる人達も明らかに仕事中やユニフォーム姿の人には遠慮して自粛してくれる場合もあります。

バンコクでは働く人達が多い為、一部のエリアのみがソンクラーン行いますが、地方に行くと町中がお祭りムードになっています。タイによくあるピックアップトラックの荷台にビニールシートを敷き詰めて、水を張ってプール状態にし、その中に浸かりながら手桶で水を掛けながら走ります。また、道沿いではホースを持って道行く人や車にひたすら水を浴びせ続けたり、象使いが象にまたがり闊歩して象も鼻から水を掛けて参戦します。少年達もバイクで走りながら水鉄砲で攻撃してきたり、中には氷をたっぷり入れた冷水を頭から掛けられたりと、まさに戦争状態になっています。

ソンクラーンの注意点などは?

ソンクラーンの注意点

貴重品に注意

このソンクラーンの時期には水掛け祭り行うエリアでは非常に人が多く、参加する際には貴重品に注意しなくてはなりません。しかし貴重品も通常のカバンやポケットにしまうとびしょ濡れになって使い物にならなくなるので、ビニール袋などで保護する必要があります。

この時期になるとお金や携帯電話を入れてしっかり密閉出来るネックホルダー式のバックなどが高値で飛ぶように売れています。そういったバックを用意して、貴重品や濡れて困る物をまとめて管理しましょう。とにかく服を着たままプールに入るくらいの気持ちで準備しなくてはなりません。

水やトイレが有料

また、市街地などでは水鉄砲に補給用の水も有料だったりするので、紙幣よりは小銭を用意しておくと便利です。ソンクラーンに参加する前はトイレも済ませておきましょう。外にはトイレもありませんし、デパートなどの施設は水鉄砲を持っていたり、ずぶ濡れの場合だと入館を拒否される場合が殆どです。この水掛け祭り中は、一部の飲食店などがトイレを有料で開放している場合もあります。

交通の便が非常に少ない

更にソンクラーン中はバイクタクシーなども休みに入る人が殆どで、交通の便も非常に少なくなります。帰りの足でタクシーなども捕まえにくい場合があるので、帰宅経路なども確認しておきましょう。ちなみにBTS等の公共機関ではずぶ濡れでも問題なく乗車出来ます。

更に、正月のお祝いムードでお酒を飲む人が多く、このソンクラーン期間中は交通事故が非常に多くなり、毎年ワースト1の事故多発期間になっています。その為、警察も常に検問などで飲酒運転のチェックをしています。道路を横断する際もとにかく気をつけなければなりません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?タイの旧正月ソンクラーンは国中で大人も子供も総出で水を掛け合って新年をお祝いするというとにかく大騒ぎなお祭りですが、一度は参加してみるのも良いのではないかと思います。水掛け祭りはビジネスエリアであるバンコクよりも、タイの各地方の方が大きく盛り上がって楽しめるので、参加するならばアユタヤやチェンマイのような地方都市の方がお勧めです。

ソンクラーン前後の時期はタイのハイシーズンの為、飛行機や列車もフル稼働で、ホテルも満室状態なので早めに予約しておきましょう。興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。

スポンサーリンク

おすすめ記事

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人

Namyam
Namyam

タイ在住。タイの南部からバンコクに引っ越してきました。お寺巡りとプラクルアン集めが趣味。休暇はタイの南の島でシュノーケリングするのがお決まりの過ごし方。