フィリピンに留学するには?コストパフォーマンスが評判のフィリピン留学

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「英語留学」のジャンルを開拓したフィリピン。少し前まで語学留学と言えば欧米諸国が一般的でした。しかし今、英語を学ぶ留学先として最も注目を集めているのがフィリピンです。マンツーマンスタイルで費用も格安のフィリピン留学は、特に留学初心者にとって最高のコストパフォーマンスだと言われています。そんなフィリピン留学についてご紹介します。

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フィリピン留学の魅力

国旗の写真です

フィリピン留学の一番の魅力は何と言っても、格安でマンツーマンレッスンをはじめとした内容の濃い効果的なレッスンを受けられることでしょう。英語を学んでいる人なら誰でも、自分の弱点やニーズに合せて短期間で効率的に英語力を上げたいはずです。それには先生と1対1で授業が受けられるマンツーマンレッスンが最も効果的であることは、誰もが納得するところです。

欧米の学校でマンツーマンレッスンを受けようと思ったら、かなり高額になってしまいます。それに加えて、滞在費用も結構掛かります。その点、物価が日本の約3分の1のフィリピンでは、滞在費をかなり抑えて、さらにマンツーマンレッスンを受講しても、それほど高額にはならないのです。

欧米の学校で一般的に行われるグループレッスンでは、引っ込み思案な日本人留学生はなかなか発言できず、授業の中で英語を練習する機会を逃してしまいがちですが、マンツーマンレッスンなら先生と英語を話す機会がしっかり確保され、各自の弱点や目的に合せて授業を進めることが可能です。

フィリピンの教育制度

現地の女性の写真です

フィリピンは高校までが義務教育で、公立の学校に通う場合は無料です。ただ、公立の学校では、貧しい家計を助ける等の家庭の経済事情から小学校のうちから中退してしまう子もたくさんいるのが現状です。私立校もたくさんあり、そちらでは裕福層の子供達が通っています。

新学期は6月に始まり、3月に1学年が修了します。4月と5月は夏休みです。2013年に教育制度改革が行われるまでは、小学校6年+高校4年(中学なし)の計10年間が義務教育でした。そのため、高校を16歳で卒業し、国内の4年制大学に進学して卒業してもまだ20歳でした。しかし教育改革で義務教育の期間が13年になり、新たに中学校も導入されました。現在は、幼稚園1年+小学校6年+中学校4年+高校2年が義務教育です。

この新しい制度が導入されてからまだ間もないため、今フィリピンの大学に留学した場合は、日本ならまだ高校生の年齢の大学生と出会うこともあるでしょう。英語教育は幼稚園から始まり、小学校高学年や中学からは、いくつかの教科は英語で授業が行われます。そのため、大概のフィリピン人は英語が話せます。

フィリピン英語

子供達の写真です

訛りや発音は?

初めてフィリピンの英語を聞くと、多少の訛りがあるように感じるかもしれません。ただそれはフィリピンに限ったことではなく、英語を第一言語とする国でも同様です。オーストラリアやニュージーランドの英語には独特の訛りがありますし、ブリティッシュ・イングリッシュとアメリカン・イングリッシュも発音の仕方が違います。アメリカ国内だけで見ても、西部と東部それぞれに訛りがあります。

フィリピンでは英語が公用語の一つになっており、多くの人が幼少期から学校で英語教育を受け、ネイティブの人と遜色のない英語の知識を持っています。第2言語として英語を習得し話している人が大半ですが、それ故に、ネイティブ特有のスラングや分かりにくい言い回しは少なく、非ネイティブの人にも理解しやすい英語と言えるでしょう。

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フィリピンの学校

フィリピンには大学の数が非常に多く、その数は2000校を越えます。また「英語留学」という新しい留学スタイルを開拓した国であり、非常に多くの語学学校が一気に増えました。

そんなフィリピンのお勧めの学校については「語学留学を成功させたい人へ!フィリピン留学におすすめの学校70選」にてご確認ください。

大学留学

フィリピン留学の種類について

フィリピンには国公立・私立合せて1400校以上の大学があります。英語で行われている授業も多く、世界中から留学生が来ています。フィリピン全体の教育水準が低いために、大学のレベルも低いのではないかとの懸念がありますが、2013年の教育制度改革により改善されることが期待されています。

世界的に見た場合、大学ランキングのトップ10に入るようなトップレベルの大学ではありませんが、学生の間に活気がある大学が多いようです。学費は1年10~20万円程度で、日本の大学と比べると非常に安いです。物価も安いため、フィリピンで4年間大学に通ったとしても、日本で一人暮らしをしながら大学に通うより遥かに安いです。

必要なものはすぐに手に入る日本や先進国での便利な暮らしとは違い、フィリピンでの生活は不便なことも多々ありますが、そうした経験ができるのもフィリピンならではです。開発学に興味がある人などは、開発途上国の現場を目の当たりにしながら学ぶことができるでしょう。

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語学留学

談笑している写真です

欧米諸国よりも物価が安いので、格安で内容の濃い留学ができます。フィリピンの語学留学の主流はマンツーマンレッスンで、大半の学校が1日4時間以上のマンツーマンレッスンを実施しています。グループレッスンの場合でも1クラス5人以下という超少人数です。スピーキングが苦手でクラスで発言できないと言われている日本人でも、この状況なら嫌でも話さざるを得ず、英語が確実に上達します。

また、フィリピンの語学学校は全寮制のところが多く、「語学学校+寮」がセットになっている場合が多いです。寮は個室か相部屋かを選択でき、食事・掃除・洗濯が提供され、学生は勉強に集中できる環境づくりがなされています。本気で英語を身に付けたいという人以外にも、他国へ留学する前に英語に慣れることを目的にフィリピンへ留学する人も増えています。

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小学生・中学生留学

子供の写真です

日本からフィリピンまでは、直行便で約4時間です。他の英語圏の国より格段に近いので、親御さん達がお子さんを送り出す安心材料の一つとなっています。フライト時間が短い分、1週間という短期間でも気軽に留学することができます。日本の学校には長期休暇が夏休みしかないので、夏休みを逃したら小・中・高校生が留学するのは難しいですが、これなら短い冬休みや春休みを利用して、海外を体験できます。

先に記述した語学留学同様、学費・滞在費が安いこと、マンツーマンレッスンが豊富なことも大きな魅力です。また、ビーチリゾートとしても有名なフィリピンはのんびりとした雰囲気があり、人々はフレンドリーで親日家な人が多いです。先進国とは違った雰囲気が漂うフィリピンでの生活は、多感な子供達に大きな刺激となるでしょう。

親子留学

家族の写真です

フィリピンの親子留学は、費用が安いことに加え、自由度の高いカラキュラムを提供している語学学校がたくさんあり、親子の希望に合せて幅広い選択肢があることが魅力です。ビーチの近くに滞在し観光を兼ねたリゾート気分の短期留学から、親御さんは語学学校へ通い、お子さんは現地の小学校に通う長期留学など、様々な形態の親子留学を実現できるでしょう。

なかには、校内にクリニックがある学校、ベビーシッターが手配可能な学校、ジュニア向け英語に力を入れている学校などもあります。フィリピンでは「学校+滞在」がセットになった留学が一般的ですが、レンタルハウスやコンドミニアムを自己手配し、学校へ通学することも可能です。どのようなかたちの親子留学をするにしても、フィリピンの自然を存分に親子で楽しむことは、かけがえのない体験となるでしょう。

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留学にお勧めの都市は?

フィリピンの各都市の特徴とは?

フィリピンは大小合わせて7107の島から構成されています。海の資源が豊富で、魚は2400種類、サンゴは500種類存在していると言われています。オーストラリアのグレート・バリア・リーフに次ぐ規模のサンゴ礁アポ・リーフもあります。年間平均気温は26.5度で、一年を通して暑く湿度が高いです。季節は、雨季(6~10月)と乾季(11~5月)に分かれています。

特に3~5月が最も熱く、乾季の中でもホットドライと呼ばれます。対して11~2月はクールドライと呼ばれ、比較的過ごしやすい時期です。雨季は、日本の梅雨とは違い、毎日雨が降り続くということはなく、夕方に一時的に激しく雨が降るスコールです。7~10月は台風が多い時期です。

東南アジアの文化に加え、過去にスペインとアメリカの植民地だったことから、ラテン文化とアメリカ文化の影響も残っています。宗教はアジアの中では珍しく、カトリック教を信仰しています。国としての公用語はタガログ語と英語ですが、実際にフィリピンで使用されている言語の数は170以上で、各島・地方で独自の言語が使用されています。タガログ語と英語が混じったタグリッシュという人工語も存在します。

マニラ留学

フィリピンの首都で人口も多く、発展著しい大都市です。フィリピンで唯一、鉄道がある都市でもあります。成田以外にも大阪・福岡からも直行便があり、日本からは最もアクセスしやすい都市です。メトロ・マニラと呼ばれる首都圏には高層ビルが建ち並び、世界中の企業のオフィスがあります。

ショッピングセンターやカジノなどもあり、街全体が整備されていて、都会的な便利な生活を送れます。少し郊外へ足を延ばせば、ビーチやゴルフを楽しむこともできます。賑やかな都会が好きな人、あまり不便を感じずに留学生活を送りたい人、日本からのアクセスが良いことから、1、2週間などの超短期留学を考えている方に向いているでしょう。

セブ留学

セブは、美しい海が広がる世界的にも有名なビーチリゾート地です。セブ島とマクタン島の2つの島から形成されていて、2つの島は橋で繋がっています。ビーチリゾートがあるのはマクタン島の方で、セブ島の方には大型ショッピングモールや高層ビルがある大都市圏があり「メトロ・セブ」と呼ばれています。マニラより本数は少ないですが、日本からの直行便もあります。

マニラに比べるとどことなくのんびりしたリゾート感があります。大学の数はマニラに次いで多く、語学学校の数はフィリピン国内で一番多い地域です。スパルタレッスンを行う学校から、余暇を楽しみながら英語を学べる学校まで、ジュニア留学からシニア留学までに対応した幅広い選択肢があります。日本人旅行者・留学生が多いですが、その分、日本語の情報も多く、日本人にとっては生活しやすい場所と言えるでしょう。語学学校も、日本人の対応に慣れている学校が多いです。そのため、初めての留学にも適しています。

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バギオ留学

標高1500mの山岳地帯にある都市です。マニラからバスで約7時間とアクセスは良くないですが、世界遺産にも登録されているコルディリェーラの棚田群をはじめとした見どころがたくさんあり観光地となっています。山岳地帯にあるためフィリピンでは珍しく一年を通して涼しい気候で、避暑地となっています。平均最高気温が26度を超えることはなく、エアコン要らずです。

全体的な治安もよく、マニラやセブよりも物価は安めです。韓国人経営の語学学校が多く、留学生も韓国人が最も多く、次いで日本人留学生が多いです。朝から晩まで英語レッスンが組まれているスパルタ式の語学学校が多く、徹底的に英語を磨きたい人、落ち着いた環境の中で勉学に集中したいという人に向いていると言えます。

日本人に人気の都市はどこ?

ある程度の期間を掛けて本格的に英語学習に打ち込みたいという方には、バギオがおすすめです。一年を通して過ごしやすい気候で、都市部から離れているので落ち着いた環境です。物価も安めなので長期留学でも費用を抑えながら滞在できます。

初めての留学や観光を兼ねて留学したいと言う方には、セブがお勧めです。有名なビーチリゾート地で世界中から人が集まるので、比較的治安も良く、生活しやすい環境が整っています。語学学校の数も多いので、学校選びにはたくさんの選択肢があります。授業の他にも、マリンスポーツやアクティビティを楽しむことができます。

1~2週間の超短期留学で時間を有効に使いたいと言う方には、日本からの直行便の数が多いマニラもお勧めです。

治安は良くない?

日本と比較した場合は、フィリピンの治安は良くありません。ですが、一人で街を出歩けないほど治安が悪いということはなく、夜の一人歩きは避ける、危険な地域へは行かない、高価なものを身に付けて出歩かない等、基本的なことを守っていれば重大な犯罪に巻き込まれることはないでしょう。

セブ島はフィリピンの中でも治安が良いとされていますが、日本と同じ感覚で外を出歩くのは避けてください。日本人は裕福と思われ、スリなどの格好の標的になりやすいので、常に節度と防犯意識を持って留学生活を送りましょう。

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留学中の住居

フィリピン滞在のイメージ

寮に住む

多くの語学学校が学校施設の一つとして寮を所有しているので、自分で滞在先を手配する手間が省けます。多くの場合、寮は学校の敷地内にあるため、通学の時間・交通費を節約することができます。食事も全食付いていて、洗濯、掃除もサービスの中に含まれている場合が多いです。そのため、勉強に100%集中することが可能です。なかには、スポーツジムやプール、ビュッフェ、オーシャンビュールームなどを完備したホテルのような寮もあり、その分値段は上がってしまいますが、リゾートを兼ねて滞在できるところもあります。料金によって個室か相部屋かを選択でき、相部屋で他国出身の生徒と同室になった場合は、授業以外でもさらに英語を使う機会が増えるでしょう。

相部屋の場合は、プライバシーの確保が難しいというデメリットがあります。個室にすることも可能ですが、その分、料金が高くなってしまいます。個室にした場合は逆に、プライバシーは保てても、相部屋に滞在した場合と比べて友達ができにくく、英語学習以外にも他国の人と交流したい人には不向きかもしれません。また、フィリピンはインフラが安定していないため、寮によっては、同時にたくさんの人がシャワーを使うと一時的にお湯がぬるくなる場合もあるようです。自炊はでいないため、自分の好きな時に好きなものを料理して食べることはできません。

一人でフィリピンへ留学する場合は、寮滞在が基本です。予算や希望の留学生活に合せて、相部屋か個室か、リゾートタイプか簡素タイプか等の寮形態を決めましょう。留学の一番の目的は英語学習とはいえ、居住環境は勉強に集中する上で非常に重要です。予算だけに捕らわれ過ぎて、自分の留学スタイルに合っていないタイプの寮を選択し、留学生活の充実度が半減することのないようにしましょう。

コンドミニアムに住む

家具付きですぐに生活できるようになっているコンドミニアムがほとんどです。寮のように規則はなく、自分の好きなように時間を使うことができます。英語で契約交渉を行ったり、自炊のためにスーパーに買い出しに行ったり、学校で学んだ英語を実践的に使う機会もあります。炊事洗濯をはじめ、日常生活に関わることはすべて自分でやるので、異国の地に住んでいるという感覚を味わえることができるのも魅力です。もしルームシェアできる人が見つければ、家賃を抑えることもできます。

英語授業と寮をセットにして販売している学校がほとんどなため、授業のみを受講できる学校は限られ、学校選びの選択肢が狭まります。コンドミニアム探しから契約まで、すべてを自分で行わなければならないため、ある程度の英語力が必要になります。現地の日本人が経営する不動産会社を利用するという方法もありますが、日本人経営の不動産会社が扱っている物件は高級物件であることが多く、ある程度予算を抑えたいと考えている人には利用し辛いかもしれません。また、何かあった時にも自分で対応しなければならないので、留学初心者にはあまりお勧めできません。

コンドミニアムでの生活を想像しながら、予算、周辺の環境、学校への交通の便、インターネットなど細かな点までチェックしましょう。契約書には、内容を理解し納得してからサインしましょう。英語が分からない時は、その場で電子辞書を引いたり、理解できるまで質問し、うやむやな状態で契約をしないようにしましょう。

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ビザ無しでの滞在する

フィリピンエア

日本人がフィリピンに留学する場合、1年以内の滞在であれば、事前にビザを申請する必要はありません。フィリピンに入国する際の入国審査で、最大30日間の滞在許可を無料で取得することができます。パスポートに出国予定日が記されたスタンプが押されます。留学期間が30日以上の場合は、現地で観光ビザを取得・延長します。

滞在許可発給条件

フィリピン入国時に滞在許可を取得するには、次の条件を満たしている必要があります。
・フィリピンを出国する航空券を持っていること
 日本⇔フィリピンの往復チケットや、他国へ行くチケット
・パスポートの残存期限が、「滞在予定日数+6ヶ月」以上あること

注意点

  • この入国時に取得できる滞在許可は、観光を目的とした人向けの滞在許可です。留学のように学校に通う場合は、留学の期間に関わらず、学校到着後に、後述するSSP(Special Study Permit)の取得が必須です。
  • 下記に紹介している各種ビザ・証明証の申請方法・申請料等は予告なく変更する場合があります。事前に移民局のHPを確認しましょう。

観光ビザ(9A)を取得する

海辺の写真です

留学期間が30日を超える場合は、現地の移民局で観光ビザを取得する必要があります。1回目の申請では、最初の30日間の滞在許可にプラスして、さらに29日間の滞在延長が認められます。これで計59日間の滞在が可能になります。
留学期間が59日よりも長い場合は、ビザが切れる前に延長手続きを行います。以降、観光ビザの延長を繰り返し、最長1年までフィリピンに滞在することができます。

申請料

延長回数によって申請料は異なります。3,000~5,000ペソ程度です。

必要書類

  • パスポート
  • 証明写真2枚(2インチ×2インチ)
  • 申請料
  • 申請用紙(移民局でもらえます)
  • ACR I-CARD(60日以上滞在していて持っている場合)

申請方法

現地の移民局へ出向いて申請し、その日の内に取得することができます。申請代行を行っている学校もあります。

注意点

  • 59日間有効の観光ビザは、在日フィリピン大使館にて事前に申請することもできます。ただ必要書類が多く、東京にある大使館へ出向いて申請しなければならないため、現地で申請する方法が一般的です。
  • 多くの語学学校では、ビザ延長手続きを代行して行っています。その場合、ビザ申請料に加えて、学校への手数料が掛かります。

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SSP(Special Study Permit)を取得する

本の写真です

SSP(Special Study Permit)とは、フィリピン政府が発行する特別就学許可証のことです。フィリピン政府から認可を受けた学校の生徒に与えられます。フィリピン入国時にもらえる滞在許可、および現地にて申請・延長する観光ビザは、あくまで観光を目的としたものです。滞在許可や観光ビザのみで学校に通うことは、例え1週間でも、フィリピンでは違法になります。従って、フィリピンへ留学する方は皆、SSPが必要です。

申請方法

SSPの申請は、留学生が学校に到着後、学校が代行して行います。留学生自身が移民局へ出向き申請する必要はありません。
SSP発給の認可を受けていない学校では、留学生自身が申請する必要がありますが、「SSP発給認可を受けていない=政府から認可を受けていない学校」ということになるので、そのような学校に通うことはお勧めしません。

申請書類

学校が申請代行をするため、必要書類は学校により若干異なります。多くの学校が証明写真(枚数要確認)のみで良いようです。なかには、住民票が必要な学校もあります。事前に学校へ確認しましょう。
(個人で申請する場合には、英文の戸籍謄本や銀行の残高証明書等が必要になります。移民局のHPで確認しましょう。)

申請料

「移民局で定められた申請料+学校の代行料」を学校に支払うため、学校によって料金は異なります。6,000ペソ前後が相場なようです。

注意点

SSPは、1つの学校につき6ヶ月間有効です。6ヶ月を超えて通学する場合、学校を変更した場合には、再申請が必要です。
SSPの他に学生ビザも存在しますが、学生ビザはフィリピンの大学・大学院に通う方向けのビザです。SSPは、語学学校や現地の小中学校に通う方に必要な許可証です。

ACR I-Card(Alien Certificate of Registration Identity Card)とは

男性の写真です

ACR I-Card(Alien Certificate of Registration Identity Card)とは、フィリピンの外国人登録証です。観光・留学に関わらず、60日以上フィリピンに滞在する全ての外国人に取得が義務付けられています。クレジットカード大のICが埋め込まれたカードで、滞在ステータスにより、10種類に色分けされています。ツーリストの場合はホワイト、学生の場合はアクアブルーです。

ACR I-Cardは申請から1年間有効です。フィリピンから一度出国した場合は、1年以内でもACR I-Cardは無効となります。再入国し60日間以上滞在する場合は、再度申請し直す必要があります。

申請料

50米ドル+500ペソ(計約3000ペソ)
50米ドルがペソに換算するといくらになるかは、日々の為替の変動により変わりますが、申請料の合計金額は概ね3000ペソです。
申請補助を行う学校では、上記の申請料にプラスしてサポート料等が掛かります。

申請書類

  • 申請用紙(移民局でもらえます)
  • 証明写真(2インチ×2インチ)2枚
  • パスポート
  • 申請料金

申請方法

移民局に出向き、書類を提出します。観光ビザの延長手続きをする時に同時にのが申請するのが一般的です。ACR I-Cardは移民局にて指紋登録が必要なため、留学生本人が移民局へ行く必要があります。多くの語学学校では、学校職員が移民局へ同行し、ACR I-Card申請の補助を行ってくれるようです。申請後5営業日でカードが発行され、移民局にて受け取ります。カード発行日数に関しては、5営業日以上掛かることも多々あるようです。

注意点

フィリピン滞在中にACR I-Cardの提示を求められることは、ほぼないと言っていいでしょう。しかし、フィリピン出国時にACR I-Cardの返納義務があるため、60日以上滞在していたにも関わらずACR I-Cardを持っていないことが発覚した場合は処罰の対象となる可能性があります。

ECC(Emigration Clearance Certificate)とは

警察の写真です

ECC(Emigration Clearance Certificate)とは、フィリピンに継続して6ヶ月以上滞在した方が取得する出国許可です。フィリピン滞在中に犯罪に関わらなかったか、ビザ申請料の未払いなどはないか等を確認してもらい、正当な方法でフィリピンに滞在していたことを証明するためのものです。6ヶ月以上滞在したのにECCがないと、フィリピンから出国できません。

申請料

500ペソ。学校が代行補助を行う場合は、サポート料が追加になる場合があります。

申請書類

  • 申請書(移民局にあります)
  • 証明写真(2インチ×2インチ)5枚
  • パスポート
  • 出国時の航空券
  • ACR I-Card

出国時の航空券は提示を求められない場合もあるようですが、念の為、持参することをお勧めします。学校にサポートを依頼する場合は、学校に直接確認しましょう。

申請方法

移民局にて申請します。指紋採取があるため、留学生本人が移民局へ行く必要があります。学校にサポートを依頼した場合は、学校スタッフが同行する場合が多いようです。移民局にて申請書を記入・提出し、1~2時間ほど待った後、指紋採取をします。早ければ当日中にECCを取得することができます。移民局の込み具合によっては、3~5日掛かるようです。

注意点

ECCは1ヶ月間有効です。フィリピン出国の72時間前までに申請すれば問題ありませんが、余裕を持って出国の1~2週間前には申請しましょう。逆に早すぎる申請にも注意して下さい。出国の1ヶ月以上前に申請してしまうと、実際に出国する時にはECCの期限が切れてしまいます。

留学中のアルバイト

アルバイトのイメージ

観光ビザや学生ビザでの就労は一切認められていません。就労する場合は、会社を通して申請する労働ビザ、もしくは観光ビザでも働ける特別労働許可(SWP)が必要となります。短時間のアルバイトやインターン、試用期間中でも、労働ビザかSWPなしに就労した場合は不法となります。
労働ビザを取得するまでには数ヶ月掛かり、フィリピンでの賃金はかなり低いことから、留学中にアルバイトをすることは現実的ではありません。

給与の相場

近年、フィリピンにはコールセンターや日系企業が増えて、現地採用の人材を募集していることが多いようです。ただ、給与は現地採用価格となるので、日本の一般的な給与よりずっと低く、1ヶ月フルタイムで働いても10万円以下、1日アルバイトをしても日給1000円以下ということもざらです。仮に、会社から労働ビザかSWPの申請をしてもらえたとしても、得られる利益は微々たるものです。留学する前に、短期のアルバイトなどをして日本でお金を貯める方が効率的です。

ビザ

「試用期間6ヶ月を過ぎたら労働ビザを申請する」「労働ビザがなくても、インターンなら大丈夫」などと言って雇用する企業も中にはあるようですが、これは違法です。見つかった場合は逮捕、強制送還、フィリピンへの再入国不可などの罰則の対象となります。実際に不法労働の疑いで日本人60人が逮捕されたケースもあります。

留学エージェント(斡旋業者)を利用する

手続きのイメージ

フィリピン留学を扱う留学エージェントと契約し、学校選び、入学手続き、学費支払い等、留学の手続き全般を代行してもらう方法です。留学前だけでなく、留学中のサポートを行っている留学エージェントも数多くあります。

メリット

すべてを代行してもらえるので楽です。留学エージェントには、留学の知識が豊富なカウンセラーがいるので、学校選びからコースの選択まで、一から相談に乗ってもらうことができます。英語ができなくても、留学の知識がなくても、留学カウンセラーのアドバイス通りに動けば留学ができます。手続き関係はエージェントがやってくれるので、時間の節約にもなります。

デメリット

すべてをエージェントに代行してもらうため、自分で手配の内容を把握しておらず、実際に留学してみたら、自分がイメージしていたものとは違ったということが多々あります。留学エージェントでは、提携している学校の手配しかできないため、学校の選択肢の幅が狭まることも考えられます。

注意点

留学エージェントが学校・コースの決定から手続きまですべてをやってくれるからと言って、自分では何もせずにすべてを留学エージェントに任せるのは危険です。自分でもフィリピン留学についてインターネットなどでしっかり調べ、基礎知識を持って、どんな学校に行きたいのか、どんな滞在形態がいいのか等、留学のビジョンを明確にしてから留学エージェントを利用しましょう。留学カウンセラーも、利用者の希望が分からなければ、その人に適した留学プランを作ることはできません。

また、1つの留学エージェントだけに問い合わせるのではなく、2~3社に問い合わせをし、インターネットの口コミも含めて比較し、最終的に利用するエージェントを決めることをお勧めします。

自分で手続きして留学する

建物の写真です

学校選びから入学手続きまで、直接学校とやり取りをして、すべて自分で行う方法です。

メリット

留学について調べ、手続きをすることで、自分の留学ビジョンを描きやすく、留学生活へもスムーズに入って行きやすいです。英語を使って学校と直接やり取りをすることもあるので、英語の練習にもなります。同時に、学校の対応の仕方を直に知ることができ、学校選びの判断材料にもなります。

デメリット

すべてを自分で調べて手続きするため、時間と手間が掛かります。日本人スタッフがいない学校とやり取りをする場合は英語で行うことになり、英語が苦手な人には少し大変かもしれません。

注意点

学校の入学申込書など英文の書類に記入する際は、分からないことは辞書で調べたり、学校スタッフに質問したりして、すべてをクリアにしましょう。費用を抑えたいからと、ただ安いだけの学校を選ぶことは避けましょう。質が伴わない学校もなかには存在します。フィリピン留学の場合は、SSPの発給を受けられる学校か、TESDA(Technical Education and Skills Development authority)の認可を受けている学校かを学校選びの基準に加えましょう。

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留学の準備

フィリピンのタクシー

フィリピン留学に興味を持ったら、早速動き出しましょう!下記の準備する時期は、あくまで目安です。準備開始は早いにこしたことはありません。時間に余裕を持って、確実に準備を進めていきましょう。

出発3ヶ月以上前

パスポートの取得

既にパスポートを持っている場合でも、有効期限を確認しましょう。有効期限が1年を切っている場合は更新しましょう。

・情報収集

まずはインターネットや書籍からフィリピン留学についての基礎知識を身に付けましょう。その後、留学エージェントや学校へ資料請求・問い合わせをしましょう。日程が合えば、留学フェアに参加するのもお勧めです。フィリピンの学校スタッフから直接フィリピン留学について聞けるチャンスです。何も知らないまま、すぐに留学エージェントを利用するのはお勧めしません。

・留学プランの作成

留学時期・期間、留学都市、学校、滞在方法をある程度決定します。学校は2、3校にまで絞りましょう。留学エージェントを利用する場合でも、自分の希望する留学プランを明確にしてから、2、3社の留学エージェントに問い合わせましょう。

・見積もり請求&質問

作成した留学プランを元に、興味のある学校、留学エージェントへ見積もりを依頼しましょう。授業内容や滞在方法などに関する具体的な質問がある場合も、見積もり請求と同時にしましょう。ここでは、見積もりが自分の予算に合うかだけでなく、学校・留学エージェントの対応の仕方も観察し、学校・留学エージェント決定の判断材料としましょう。あまりにも対応が遅い、質問に明確に答えてくれないような学校・エージェントは要注意です。

★学校へ質問する時のポイント
学校への質問は具体的にすることがポイントです。

「マンツーマンレッスンコース+寮2人部屋滞在、4週間の場合、料金はいくらになりますか?ビザ申請料、空港出迎え費など、その他の諸経費も教えてください。」

×「4週間の留学でいくらくらいかかりますか?」

2番目のような漠然とした質問は、自分で調べましょう。4週間の留学で、平均的にいくら掛かるのかは、インターネット等で調べればすぐに分かります。同じ4週間でも、受講するコースや滞在方法によって料金は違うので、このような漠然とした質問は、学校にとっても回答し辛いです。

出発3~2ヶ月前

・学校・プログラムの申込み手続き

学校、コース、滞在方法、期間、出発日等の留学プランが決まったら、いよいよ申込みの手続きを行います。
自己手配する場合は、学校に直接申し込み・支払いをします。留学エージェントを利用する場合は、エージェントと契約を交わし、プログラム費を支払うことで、エージェントが学校への申込み手続きを代行します。

・航空券の購入・海外旅行傷害保険の加入

航空券の購入は出発の1ヶ月を切ってからでも可能ですが、早めに購入した方が安く購入できる場合も多いです。出発日が決まった時点で、航空券を購入することをお勧めします。フィリピンへ入国するには、往復航空券かフィリピンを出国して他国に行く航空券が必要になります。片道航空券での入国はできませんのでご注意ください。海外旅行傷害保険も、出発直前の加入も可能ですが、余裕を持って早めに加入しておきましょう。

・留学前の英語学習

留学中に最大限に英語力を伸ばすには、事前の英語学習が必須です。日本で何も準備せずに、留学先に行ってから英語を学ぶのでは、留学の効果が半減してしまいます。留学前は、日本でも勉強できる文法を中心に基礎を固め、留学中は英語環境を利用してリスニング・スピーキングを鍛えましょう。

留学前の英語学習は早めにやるにこしたことはありませんが、留学日程が決まったこの時期なら、目的意識を持って継続して学習しやすいでしょう。留学エージェントの事前英語講座や英会話スクールを利用しても良いですが、自主学習でも充分です。

・クレジットカードやインターナショナルカードの作成

既に持っている場合は必要ありませんが、持っていない場合は作っておくと便利です。仕事を辞めて留学する予定の方は、必ず退職する前にカード作成の手続きをしましょう。クレジットカードは無職になると作成できません。

出発1ヶ月前

・持ち物の準備

実際に荷造りをするのは、出発の1、2週間前からでよいですが、留学に持って行くもののリストを作り、購入の必要があるものは早めに購入しておきましょう。また、飛行機への預け入れ荷物・手荷物それぞれの重さを確認しておきましょう。
現地でビザの申請手続き等に必要な証明写真は、学校・エージェントから事前に準備するよう指示がある場合は日本から準備していきましょう。特にない場合は、現地でも撮影可能です。

・パスポート、航空券のコピー

盗難・紛失に備えて必ず準備し、原本とは別にして持参しましょう。

・両替

1万円程度を両替しておくといざという時にも安心です。ほとんどの学校が初日に両替所に連れて行ってくれるので、残りの両替はこの時に行えば大丈夫です。レートは悪いですが、出発日に空港で両替することもできます。

・在宅控えの用意

日本にいるご家族が安心できるよう、搭乗する飛行機の便・時間、学校・滞在先の電話番号等を控えて渡しておきましょう。一人暮らしをしている場合でも、留学日程と現地での連絡先を家族に知らせておきましょう。

持ち物

スーツケースの写真です

留学日が近づいて来たら、いよいよ荷造りの開始です!留学先で困らないように、あれもこれも持って行きたいけれど、一方で荷物は最小限に抑えて、できるだけ身軽に旅立ちたいものです。下記のリストを参考にして、コンパクトに荷造りをしましょう。

必須の持ち物

パスポート残存期限が6ヶ月以上あるもの。盗難等にも備えて、パスポートのコピーも持って行きましょう。
航空券Eチケットは必ずプリントアウトしておきましょう。入国時に、日本⇔フィリピンの往復航空券、もしくはフィリピンから他国へ行く航空券の提示を求められることがあります。
海外旅行傷害保険急な体調不良や携行品の盗難等に速やかに対応できるよう、必ず加入していきましょう。
現金(日本円)フィリピンではクレジットカードが使えない場所もあるので、現金が必要です。日本円で持参すれば、到着してからフィリピンペソに両替することができます。寮のデポジットや教科書代、生活用品購入費等、すぐに使う予定のものは現金で持ち込みましょう。1ヶ月以下の短期留学であれば、必要なお金はすべて現金で持ち込んでも良いでしょう。
現金(フィリピンペソ)学校の初日に両替所の案内があるので、基本的にはその時に日本円からフィリピンペソへの両替を行えば大丈夫ですが、念の為、1万円分程度のフィリピンペソを日本から用意しておくと安心です。
常備薬環境が変わると体調を崩しやすいものです。飲みなれた頭痛薬や風邪薬、虫刺されの薬、目薬等を持参しましょう。持病があり、医師から処方された薬を飲んでいる人は、滞在日数分の薬の他に、医師の英文診断書も持参することをお勧めします。
クレジットカード週末旅行をした時のホテル代や大型店で買い物をした時などの支払いに便利です。VISAかMasterがフィリピンでも広く使われているのでお勧めです。1枚でも充分ですが、不具合で使えなかった時のことを考えて、2枚あると更に良いです。
衣類・タオル衣類は夏服を用意すれば大丈夫ですが、室内では冷房が効きすぎて寒いこともあるので長袖の羽織るものも持参しましょう。寮には基本的にはバスタオルが付いていません。現地でも購入できますが、初日の夜は買い物に行く時間がないことも考えられるので、バスタオルを1枚持参したほうが無難です。
洗面用具シャンプー、石鹸、歯ブラシなども寮には付いていません。上記のバスタオル同様、現地での購入も可能ですが、最初の1日分だけでも日本から持って行くと便利です。女性の場合、メイク落としや洗顔フォーム、化粧品の現地購入に不安がある方は日本から持参すると安心です。フィリピンのカミソリは安価で肌荒れすることも多いようなので日本から持参した方が良いかもしれません。

日本から持参すると便利なもの

電子辞書英語学習には非常に便利です。スマホのアプリでも代用可能ですが、フィリピンではインターネット環境が不安定なことが多いので、オフラインでも使用できるものがお勧めです。
ノートパソコン短期留学の場合はなくても困りませんが、3ヶ月以上の留学をする場合はあると便利です。旅行や現地生活の情報収集、Skypeで日本の家族への近況報告、写真等のデータ保存等に役立ちます。
カメラ最近ではスマホのカメラでも代用可能です。留学中は写真を撮る機会が多いので、余分のSDカードやUSBも持参すると役立ちます。
国際キャッシュカード現地のATMを使って、日本の口座から、現地の通貨でお金を引き出すことができるカードです。1ヶ月未満の留学の場合は特に必要ありませんが、長期留学の場合は、必要なお金をすべて現金で持ち込むのは危険なので、国際キャッシュカードを利用すると便利です。
ティッシュ・トイレットペーパーフィリピンではトイレットペーパーが備え付けられていない場所がほとんどです。寮にもトイレットペーパーは付いていません。初日用にトイレットペーパー1ロールもしくはポケットティッシュ・ウェットティッシュを持参し、後は現地購入すると良いでしょう。トイレットペーパーは芯を抜くとコンパクトに収まります。
筆記用具現地でも購入できますが、質があまり良くないです。使い慣れたもの、お気に入りのものがある場合は持参しましょう。
英語の参考書日本語で解説してある英語の参考書はフィリピンでは手に入りません。会話集などよりも、文法書やTOEIC攻略本の方が英語学習には便利です。
水着特にセブに留学する場合は、持って行った方が良いでしょう。ビーチやプールに行く機会があるかもしれません。
コンタクトレンズ関連用品オプティフリーなど現地で購入可能なものもありますが、どこでも日本と同じものが購入できるとは限らないので、持参した方が安心です。
ビタミン剤・サプリメント海外滞在中はどうしても食生活が乱れがちになります。ニキビや口内炎ができやすい方は持って行くといいかもしれません。
洗濯ネット普段から洗濯ネットを使わずに洗濯をしている場合は特に必要ないですが、使っている場合は持参しましょう。海外ではあまり洗濯ネットを見かけません。
小旅行カバンかバックパック週末に1泊旅行に出掛ける時などに便利です。
物干しロープ下着やデリケート素材の衣類などを手洗いしたい場合に役立ちます。折り畳みができる小さ目のパラソルハンガーも便利です。
生理用品(タンポン)ナプキンはフィリピンでも購入可能です。日本のものより多少質が落ちますが、敏感肌でなければ問題なく使えるでしょう。タンポンはあまり見かけないので、日本から持参しましょう。
日焼け止め平日は室内で授業を受けるのでそれほど必要ないですが、週末に出掛ける時に活躍します。現地でも購入可能です。
ドライヤーフィリピンの電圧は220Vで日本とは異なるため、持参する場合は電圧の変更ができる海外・国内両用のコンパクトなものをお勧めします。変圧器を持参すれば日本のドライヤーも使用可能ですがかさばってしまいます。また、ドライヤーはフィリピンで1000円以下で買えるので、長期留学の方は特に現地調達の方が楽かもしれません。
ヘアトリートメント・オイルフィリピンの水は硬いので髪がごわつきがちです。流さないタイプのトリートメントやヘアオイルを持参すると役立ちます。
インスタントの日本食特に食にこだわりがない方や短期留学の方は必要ありませんが、寮やフィリピンの食事に飽きて日本食が恋しくなりそうな方は、カップラーメンやお茶漬け、ふりかけ、お茶などを持っていくと役立つかもしれません。ただたくさん持って行くとかさばるので、少量に留めるのがお勧めです。割高ですが現地でも購入可能です。

留学費用

フィリピンペソ

フィリピン留学は安いことで有名ですが、実際のところ、どれくらいお金がかかるのでしょうか?フィリピン・セブに1ヶ月間語学留学した場合の費用を紹介します。

学費の目安

約15万円

(授業1日8コマ、寮2人部屋滞在、4週間の場合)
フィリピン留学の場合、学校へ支払う学費の中には、授業料だけでなく、寮滞在費と生活費(食費やインターネット代、水道代、掃除・洗濯代等)も含まれています。学費は地域により若干の差があり、マニラやセブは高めですが、それでも1ヶ月の学費の平均は15万円程度です。
滞在を寮ではなくホテル滞在にしたり、寮の1人部屋にした場合は、もっと費用は上がります。逆に、寮の3人部屋にしたり、授業数を減らした場合は、もっと安く済みます。

食費・生活費の目安

約1万円

上記に記した通り、フィリピン留学の場合は学費の中に寮滞在費、食費がすべて含まれているので、生活費はほとんど掛かりません。水道光熱費は実費を支払う学校が多く、平均で月5,000円前後です。(なかには、水道光熱費の金額が固定されている学校もあります。)
その他に必要な費用としては、トイレットペーパーなどの日用品です。

通信費の目安

0円

フィリピン留学の場合は、学費の中にインターネット代が含まれていることがほとんどです。1ヶ月程度の留学であれば、LINEやFacebookで事足りるので、追加の通信費は必要ありません。フィリピンで携帯電話を持つ場合は、別途携帯電話代金が必要になります。その場合は、プリペイド式のもの利用すると、チャージ金額以上は使用することができないので安心です。

娯楽・交際費の目安

4~5万円

フィリピンの物価は日本の3分の1ほどなので、時々外食したりアクティビティに参加する程度であれば、月5万円もあれば十分なようです。勉強だけに打ち込み、ほとんど外出しない場合は、2万円程度でも足りるかもしれません。

交通費の目安

約1万円

学校内、もしくは学校のすぐ近くに寮がある場合がほとんどなので、通学に必要な交通費は0円です。授業以外で外に出掛ける場合、フィリピンでの移動はタクシーが主な交通手段となります。近距離であれば片道200円程度で済みます。外出の際にいつもタクシーを利用しても、1ヶ月なら1万円あれば大丈夫でしょう。

保険代の目安

6,500~2万円

海外旅行傷害保険の加入は必須ではありませんが、留学生活をより安心なものにするために、渡航前に加入することをお勧めします。留学中は普段の生活とは違い体調を崩しやすいものです。保険に加入しておけば、医療費を心配することなくすぐに受診することができます。病気以外にも、海外滞在中によくある携行品の盗難を補償することもできます。プランによっては、飛行機の遅延により発生した宿泊費、ロストバッゲージ等も補償できます。
料金は保険会社、プランによって異なります。料金だけでなく、補償内容もしっかりと確認してから加入しましょう。また、クレジットカード付帯の保険は、留学費用をそのカードで支払った場合にのみ適用などの条件があるので注意しましょう。

航空券代の目安

3~7万円(往復)

留学時期や航空券購入時期、航空会社により料金は大きく変わります。できるだけ早めに計画を立てて、早めに航空券の予約をすることが安く購入できるコツです。

ビザ費用の目安

約15,000円

フィリピンでの滞在期間が30日以内の場合は、取得するのはSSPのみです。SSPは学校が代行で行い、申請料+手数料の相場は6,000ペソ(14,000~15,000円)前後です。
もし、4週間の留学終了後にフィリピンにもう少し滞在したい場合は、観光ビザの申請が必要です。料金を支払えば手続きを代行してくれる学校も多いようです(7,000円前後)。

フィリピン到着後にやること

フィリピンの電車の写真です

フィリピン留学では、手続き関係は学校が代行・補助をしてくれ、日常に必要なことに関しても初日のオリエンテーションで説明してくれる場合がほとんどです。それでも、手続きに漏れがないかチェックし、自分自身でも把握しておきましょう。

短期留学(~3ヶ月)の場合

学校への行き方

学校外の寮やコンドミニアムに滞在する場合は、学校までの行き方を確認しておきましょう。学校内の寮に滞在する場合も、何階に教室があるのか、食事の時間等を確認しておきましょう。

両替

フィリピンでは留学生が銀行口座を開設することはほぼできません。留学してすぐに必要なお金(SSRやビザ申請費用、教科書代、お小遣いなど)は現金で持ち込み、両替しましょう。

日用品を揃える

フィリピンでは、寮を含め、トイレットペーパーが備え付けられていないところがほとんどです。現地で購入しましょう。その他、タオルやシャンプーなど、日本から持って来なかった場合も購入しましょう。

SSP申請

学校が代行してくれることがほとんどですが、きちんと手続きをしてくれるのか確認しましょう。

観光ビザ(9A)の申請・延長(滞在が30日を超える場合)

学校が代行してくれることがほとんどですが、きちんと手続きをしてくれるのか確認しましょう。

中長期留学(3~6ヶ月)の場合

上記の短期留学の場合に加えて、下記のことが必要です。

観光ビザの延長

観光ビザの延長が必要になります。

ACR I-Card申請(滞在が60日以上の場合)

観光ビザの延長手続きを行う時に同時に行うのが一般的です。学校スタッフ同行のもと移民局へ行き手続きを行います。

携帯電話

短期留学であればLINEやFacebookを駆使して、携帯電話なしでも、それほど不便は感じない人が多いようです。3ヶ月以上留学する場合は、携帯電話があると便利です。現地で携帯電話本体を購入する他に、日本で購入したSIMフリー携帯を使う方法もあります。

在留届

海外に3ヶ月以上滞在する場合は、日本大使館もしくは領事館に在留届を提出することが義務付けられています。3ヶ月以上滞在する予定の場合は、フィリピンでの住所や連絡先が決まったら速やかに在留届を提出しましょう。直接大使館へ出向いての提出もできますが、インターネットで在留届を提出できるシステム『ORRnet』を利用するのが便利です。ORRnetで在留届を提出した方は、帰国の際も同じくORRnetよりインターネット経由で帰国届を提出することができます。
18歳以上の方で、海外にいる間も国政選挙に投票したい場合は、合せて在外選挙人名簿登録申請書も提出しましょう。
ORRnet:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/
在外選挙人名簿登録:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/abroad.html

長期留学(6~12ヶ月)の場合

上記の短期留学、中長期留学の場合に加えて、下記のことが必要になります。

観光ビザの延長

観光ビザの延長が必要になります。

ECC

フィリピンに6ヶ月以上滞在した場合は、出国時にECCが必要です。帰国の1ヶ月~1週間前に移民局にて申請しましょう。

奨学金をもらう

「お金がないから留学はムリ!」と諦めてしまうのは早いです。グローバル人材の育成を目指して、海外留学を様々な団体が後押ししています。

自分が通う学校の奨学金制度

学生の場合は、まずは自分が通う大学で留学への奨学金制度がないか確認してみましょう。

地方地自体の奨学金制度

住んでいる地域で個人の海外留学支援を行っていないか探してみましょう。市役所などの他に、地域にある国際交流団体などが留学支援を行っている場合もあります。

トビタテ!留学JAPAN

トビタテ!留学JAPANは、文部科学省が2014年から行っている留学支援プロジェクトです。高校生と第二種奨学金に掲げる家計基準を満たす大学生を主な対象としていますが、家計基準を超える大学生も、第4期から全体の1割程度支援しています。

⇒関連記事

日本学生支援機構(JASSO)

JASSOが運営している海外留学支援サイトには、奨学金についてまとめたページがあります。なかには、フィリピン留学の奨学金情報もあるので、一度目を通してみましょう。

フィリピン留学の体験談をチェック

海辺の写真です

実際にフィリピン留学をした人の体験談の一部を紹介します。体験談の全文、他の体験談は留学コミュニティサイト『アブログ』で閲覧可能です。体験談を参考にしながら、自分の留学をイメージしてみましょう。
留学コミュニティサイト『アブログ』・フィリピンの口コミ

先生がフレンドリーで話す授業が全く苦でない。また先生を選べるため自分に合った授業、先生を選択できる学校だった。ただフィリピンは英語が第二言語なためかこちらに気を遣ってか、ネイティブほど喋りのスピードは速くなく初心者向けかもしれない。

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まとめ

調べれば調べるほどたくさんの選択肢がみえてくる、それがフィリピン留学です。随時、情報を追加して行きますので、是非、定期的にチェックしてっください。

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THE RYUGAKU [ザ・留学] 編集部です。留学コニュニティサイト『アブログ』も運営しています。

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