魚を放流?小鳥を逃す?タイのお寺で体験できる「タンブン」とは?

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タイにいるとよく聞く「ทำบุญ(タンブン)」という言葉。タンブンとは「功徳を積む」という意味のタイ語であり、さまざまな方法でタンブンをすることができます。前回タイの寺院で基本となる参拝方法を紹介しましたが、今回はタイの寺院でできる「魚を放流する」というタンブンについて紹介します。

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命のある生き物を自由にするタンブン

川沿いに位置するようなお寺では、魚に餌を与えたり川に放流することができます。もしくは籠に小鳥を入れて一羽◯バーツなどと書かれているのを見たことがあるかもしれません。これらは日本語で「魚を逃す」ことを意味する「ปล่อยปลา(プロイプラー)」、もしくは日本語で「鳥を逃す」ことを意味する「ปล่อยนก(プロイノック)」と言われ「生き物を自由にする」という意味のタンブンになります。

タンブンは逃す生き物によって意味が異なる

このとき、それぞれの生き物により意味があるのでそれを説明したいと思います。これらの魚は水槽やバケツに入れて一匹単位で売られているので、好きなものを好きな数だけ選んでバケツに入れてもらいます。

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ウナギ

ウナギはタイ語で「ปลาไหล(プラー・ライ)」です。主に仕事運や金運に効果があります。ウナギは細長い身体で滑りがあって掴みにくく滑っていく様子から、物事が滞ることなくスムーズに行くという意味を持つと言われます。

ティラピア

ティラピアはタイ語で「ปลานิล(プラー・ニン)」です。日本でも生息している淡水魚のティラピアはタイでも食用にされていますが、お寺では逃してタンブンすることもできます。このティラピアを逃すと威厳がや力を持つ存在になれると言われます。そして日々の生活も安定して送れるようになるとも言われます。

ナマズ

ナマズはタイ語で「ปลาดุก(プラー・ドゥック)」です。ナマズは太古から地震を起こす主などとも言われ、パワーの象徴になります。このナマズを逃すことによってライバルとなる相手や、自分蹴落そうとする相手に邪魔されることなく、悠々と自分の道を進めると言われています。

亀はタイ語で「เต่า(タオ)」です。亀は万年と日本でも言われる様にタイでも亀は長寿の意味があります。健康に不安があったり病気などに不安がある人は、亀の様に長生きできる様にと願って逃すと良いと言われます。

巻貝

巻貝はタイ語で「หอยขม(ホイ・コム)」です。日本では見かけないのですが直訳すると「苦い貝」と言われる黒い色をした巻貝です。その名の通り逃すことによって今の苦い思いや悪い思いを断ち切ることができるといいます。失恋など苦い別れをした人は逃すと良いかもしれません。

蛙はタイ語で「กบ(ゴップ)」です。日本でも「無事に帰る」などと言われ縁起が良い意味の蛙ですが、タイでは蛙を逃すことによって健康運が上昇し、日常で頭を悩ませる様な物事が消えると言われています。

小鳥

小鳥はタイ語で「นก(ノック)」です。空を自由に飛べる象徴である鳥にはやはり籠は似合いません。大空へ逃すことによって良い未来に進んで行くと言う意味があります。一羽より複数逃す方がタンブンにはより良い意味があります。

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タンブンの注意点

タンブンには一つだけ注意点があります。もしも生き物を逃した後に自分の願いが叶った場合、今後その生き物を口にしない様にと伝えられています。例えば、ウナギを逃してから仕事がスムーズでトントン拍子に進んだという場合は、それはウナギを逃した功徳が自分に返ってきたと考えられるので、食べるのを止めるようにという訳です。

あくまで言い伝えなので人によっては止めない人もいるようですが、やはり逃した生き物を口にするというのは何となく罪悪感ある人もいるかもしれません。

まとめ

この様にそれぞれの生き物にさまざまな意味があるので、タイの人々はそのとき、どんなことで悩んでいるのかにより、逃す生き物を選んでいるのです。留学生の皆さまもタイのお寺で鳥や魚を見かけたらこういったタンブンもトライしてみてはいかがでしょうか?

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Namyam
Namyam

タイ在住。タイの南部からバンコクに引っ越してきました。お寺巡りとプラクルアン集めが趣味。休暇はタイの南の島でシュノーケリングするのがお決まりの過ごし方。