語学と音楽の共通点から見る!語学学習(会話)のコツとは?
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語学学習、とりわけ外国語での会話と音楽を演奏することには多くの共通点があります。そのことを理解すると、たとえ音楽を演奏しない方でも語学学習に対する捉え方が変わるかも?ここでは「第二言語学習」を研究し、実際に五ヶ国語を話す筆者が、ちょっと変わった外国語学習のコツを教えます!
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語学学習と音楽を演奏することの共通点とは?
筆者は語学と音楽を演奏することには共通点があると考えています。
例えば、何か楽器を始めようと思ったとき、そもそも、その音楽自体がどんな音楽が分からなければリズムやテンポなども分からない(=その言語を聞いたことがなければ、発音などが分からない)のでその音楽をまずは聴いてみる。そして演奏(会話)に挑戦してみる。
よりスキルを向上させるためには、譜面を読めるようにする(=外国語のアルファベットを読めるようにする)そこから練習を重ね、そしていつか弾けるようになる。
もちろん、楽譜だけを見て音楽が頭に浮かぶ(=文字をスラスラ読める)方もいますが、素人だとそうもいきません。そこで、その音楽(言語)のインプットを多くして、まずは耳に入れて慣れていく、ということが必要です。
そして、間違えても会話(演奏)をしていくうちに、だんだん慣れていきます。
このように語学学習と音楽を演奏することには共通する部分があります。
多言語話者と音楽奏者も同じこと?
また、ヨーロッパ圏に行くと複数の言語ができる人がたくさんいますが、これは音楽で例えるならピアノだけでなくギターやドラムなどさまざまな楽器演奏をこなすマルチプレイヤーの人に似ています。
例えばギターができる人が、ある程度近いタイプの弦楽器であるベースも上手く弾けるのは、語学に当てはめると、ローマ字表記でラテン系の言語、例えばフランス語の勉強をした後にスペイン語やイタリア語を勉強すると、かなり楽に勉強できるのに似ています。
ただし、ギターがある程度できても、ドラムやピアノなど、全く異なるタイプの楽器を演奏するためには、一から覚える必要があります。これは文字が違う言語、例えばロシア語やアラビア語を勉強しようとすると、又一から勉強しないといけないのに似ています。
それでも「音楽を奏でること(外国語学習)」という点においては既に理解しているので、多少は早く習得できるのでしょう。
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語学に関する技能は「書く・読む・話す・聞く」と複雑化している
このように考えると語学学習ということがなんとなく分かるようになりませんか?
言語学習でも会話に特化した話ですが、学校で勉強する英語は学問として勉強を始めるため「読む・書く」ことから始めます。そうすると、音楽と同じようには勉強ができなくなります。
実際は練習が必要な「技能」である語学学習が、他の学校の科目と一緒で「学問」になってしまっているのです。だからと言って第一言語と同じように0から始めてしまうと、大人として知識がある分文法などを知りたくなるようです。
まとめ
以上、語学と音楽の共通点と、語学学習(会話)のコツについてご紹介しました。
筆者は大学院で「第二言語学習」を専門としており、語学学習経験や研究を元に「どうしたら語学ができるようになるのか」ということを、今までにない例でご紹介してみました。
今回ご紹介した例は筆者の独断と偏見による語学学習に関する論なので、必ずしも当てはまらないかもしれません。しかし、実際に「弾く・奏でる」ということは「話す・聞く」と同じようなことで、この技能に関してはインプットや練習が必要ということをお伝えしたかったのです。
もちろん個人差もありますが、結局はその言語に触れている量が大切で、毎日少しずつでも慣れていくことが言語習得につながって来るのです。
どれくらい勉強すれば外国語をマスターできるの?語学力の向上と学習時間の関係性、多言語話者「マルチリンガル」を目指すには?多言語を学習するコツとよくある質問、使わないと忘れる?外国語の学習と学習言語のレベル維持などでも外国語学習に関してご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
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この記事を書いた人
12歳からフランス、イギリス、イタリアに留学し、語学留学、大学留学、大学院留学、と様々な留学を経験。ロンドンの語学学校に務めた後、現在はフランスの大学院で語学学習についての博士論文を書いています。
http://ameblo.jp/vindalsace/