身体から1.7mの寄生虫が!海外生活で食中毒・寄生虫を防ぐ10の方法

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先日、アメリカにて男性の体から1.7mもの巨大な寄生虫がお尻から出てきて、直接自分で引き抜き九死に一生を得るというショッキングなニュースが話題になりました。食品や飲み水の衛生管理が徹底されている日本と比べると、まだまだ食中毒や寄生虫のリスクが高い国も沢山あります。ここでは、海外で寄生虫を体内に取り込んでしまったり、食中毒で苦しんだりすることがないように自分でもできる対処法を紹介していきます。

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ショック!体内から1.7メートルのサナダ虫が!!

サナダ虫のイラスト
2014 Agent-Bunny-Boy.

2018年の1月、アメリカ・カリフォルニア州にて、男性の体から5フィート6インチ(約1.7m)のTapeworm(サナダ虫)が見つかり、ショッキングなニュースとして、大きく取り上げられました。

彼はお寿司が大好きで、毎日お寿司を食べていたらしく、特に生のサーモンは好んで食べていたそうです。

彼の場合、血の混じったひどい下痢に襲われ、自分でお尻から出てきたTapewormを引き抜き、すぐさま救急病院に駆け込んだそうです。後の投薬治療で全ての寄生虫を体内から取り除くことができたため、後に笑い話で済まされましたが、寄生虫は重症化すると貧血や急性心不全を引き起こして死にもつながるとても危険なものです。

近年は、人間の脳にまで到達する寄生虫も発見され、日常生活で自ら気を付ける必要があります。日本は昔から魚を生で食べてきた国であり、寿司職人や生魚を料理するお店は適切な訓練を受けていることがほとんどですが、海外の場合はまだ見習の方が練習で作ったものが出されるということも多々あります。

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アメリカでも生のレタスからO157が検出!

レタスの写真

さらに、2018年1月、アメリカでは生のレタスからO157が見つかり、少なくとも58人の人が感染しました。このような例からも、肉・魚だけでなく、生食は野菜でさえリスクがあるということを生食に常日頃から慣れている日本人は特に注意すべきでしょう。

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食中毒・寄生虫を防ぐ10の方法

10のサイン

それでは、海外生活において、どのようにして食中毒や寄生虫のリスクを減らすことができるのでしょうか。実際に気をつけるべきポイントについてご紹介していきます。

1.生食を避ける(加熱して食べる)

刺身

生の肉・魚介類に寄生する寄生虫は70°C以上で1分以上加熱すると死滅します。つまり、沸騰したお湯で3分ほど煮込むと確実に寄生虫も死滅し、有害なバクテリア類も死滅するので、鍋物や全ての食材をよく炒めている炒飯などは、海外のレストランで食べるなら理想的な食事と言えます。

魚介類

カキや魚介類によるノロウイルスはアメリカでも感染者が年々増えていますが、ノロウイルスも加熱によって感染性を失うため、市販で購入した魚介類はよく加熱して食べましょう。

日本食レストランでよく見かけるサバ、イワシ、カツオ、サケ、サンマ、アジ、タラ、イカの内臓表面にはアニサキス幼虫が寄生しやすく、鮮度が落ちた魚には身のほうにアニサキス幼虫が移動します。さらに、厄介なことにこのアニサキス幼虫はワサビ・お酢・醤油といった程度の殺菌力では死にません。

切り刻むと死ぬことから、たたきや薄くスライスしたお刺身のほうが目視もできて安全だと言えますが、やはりベストなのは何でも加熱して食べることです。

肉類

牛・豚・鳥・鹿の内臓にも食中毒の原因となる細菌(大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクターなど)が付着しやすいため、肉類も信頼できるレストランなどの場所でない限り、レアなどで食べるのはやめてよく焼いて食べることです。

肉も魚も内臓・レバーに寄生虫・細菌が集まりやすいので、そういったものが好きな方は海外では控えるようにした方が無難でしょう。

野菜

近年の酵素ブームで生野菜を積極的に食べる方がいらっしゃいますが、なるべく軽くでもいいのでさっと沸騰したお湯で茹でるなどするだけで、食中毒を防ぐことができます。

レタスやキャベツなど日本では生でも安全だと思われている野菜でさえO157(英語ではE.coli)などの恐ろしい大腸菌がいることがあるので、少なくともよく洗ってから食べましょう。

「洗うと栄養素が流れる」というテレビなどの情報から、野菜をあまり洗わない方も最近はいらっしゃるようですが、食中毒になる方が多少の栄養を逃すよりもっと怖いことではないでしょうか?

2.生水に気を付ける

水道水

日本では水道水がおいしい地域もあり、国が厳しい基準で衛生管理をしているため、水道水を飲んでお腹を壊すということはあまり聞きませんが、海外では、留学生がミネラルウォーターを買うお金を節約するために水道水を飲んでいて、お腹を下したり体調を崩したという話をよく聞きます。

水の衛生管理が行き届いていない国の場合、レストランで出された水、もしくはその国の水道水で洗った生野菜や果物は避けるようにしましょう。以前、筆者は「水が綺麗」と言われているフィジー島へ行った際、現地で多くの留学生が水道水でお腹を壊しているということを耳にしたくらいです。

筆者は現在アメリカ・カリフォルニア州に住んでいますが、こちらでは水道水も飲むことができ、比較的おいしいと言われていますが、フッ素も添加されており雑菌が入っていることもあるため、浄水器を通した水を飲んでいます。

携帯用浄水器がおすすめ

また、近年は持ち歩きで雑菌・塩素・フッ素を除去できる浄水器付きの水筒も、インターネットもしくは大手電機店のトラベルコーナーなど手軽に購入できるので、渡航前に購入しておくのもおすすめです。

 
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自宅だと浄水器がなくでも100°C以上で5分加熱するだけで、大半の雑菌は死滅し、食中毒のリスクを抑えられます。しかし、出掛け先ではそういったことをわざわざお願いできない場合もあるので、浄水器付き水筒をおすすめいたします。

また、食事中にたくさんお水を飲むことも胃液を薄め、胃液が食材を消化する時に滅菌もしてくれる能力を弱めてしまうので、夏場の食事中の水の飲み過ぎにも注意しましょう。

3.お酢・レモン・白ワインを活用する

レモン

微生物学米国協会(The American Society of Microbiology)の記事によると、白ワインに含まれるリンゴ酸や消石酸は、さまざまな大腸菌やサルモネラ菌だけでなく、O157(E.coli)までに殺菌力を示すと言われています。

フランスでは昔から生ガキにはレモンをかけて、白ワインと食すというのが習慣になっていますが、それには酸の力で食中毒を防ぐという、昔ながらの知恵も含まれているようです。

日本でもお寿司屋さんが酢飯を作ったり、サバをお酢でしめたり、刺身にスライスしたレモンを添えたりするのには食べ物を腐りにくくするという目的があり、その高い殺菌能力は科学的にも実証されています。

実際、筆者も夏場にはクエン酸やお酢をほんの少量お米を炊くときに入れて炊飯したご飯をお弁当に入れていますが、本当に悪くなることがなくおすすめです。酢飯の菌の増殖が通常のご飯より格段に遅いのは、酢の殺菌力によるものだそうです。

お酢では寄生虫は殺せないですし、食事に白ワインを合わせたからと言って、加熱調理と比べると確実に食中毒が防げるわけではないですが、そこはBetter than nothing!酸による殺菌力の活用をしないよりはした方が良いので、ぜひ活用してみてください。なお、赤ワインは白ワインより有機酸が少ないため、効果は少し低いですが白ワイン同様殺菌力があります。

本記事の最後に、お寿司屋さんも活用しているお酢スプレーの作り方をご紹介しますので、合わせて参考にしてみてください。

4.温かい料理は常に温かく!冷たい料理は常に冷たく!

鍋

ここでいう「温かい料理」とは目安として65°C以上、「冷たい料理」は目安として10°C以下で食べるようにしましょう。細菌は基本的に高温多湿を好みます。ダニやカビも同様です。細菌類は、気温20°C以上になると活発になり、気温25°C以上、湿度70%以上で一気に増殖します。

発酵食品を作る人はご存知だと思いますが、人肌程度の温度はヨーグルトの発酵にも適した温度ですが、同時に雑菌が一番繁殖しやすい温度だとも言えます。

例を挙げると、カレーは作ってから放置して温度が30°Cから37°Cくらいに下がってきたときに菌が一気に増殖します。そのため、食材は加熱したら温かいうちに食べるか、しばらく食べないなら冷凍庫にすぐ入れて、食べる時に電子レンジで温めなおしてから食べるのが安全策だと言えます。

温めるのがめんどうだからと、作ってからしばらく放置してあったものをそのまま口に入れるというのが一番危険です。特に、それが生魚のお寿司やダニがたくさん付着した動物性たんぱく質(唐揚げ・豚肉の炒め物など人間が食べておいしいものはダニや細菌も好むそうです。)だったら、食中毒やダニによる食品アレルギーのリスクは高まるでしょう。

5.よく見て食べる。もしくは薄く切ってもらう。

パスタを食べる子供

筆者の姉は小さい頃、キャベツに付いていた青虫を気付かずに食べたと母が言っていましたが、まだそれが青虫だったから、咀嚼により殺せて人体に害がなかったと言えます。もし、それが魚に寄生する幼虫アニサキスだったら、彼女は大変な腹痛に苦しめられていたかもしれません。

生魚、特にサケ・サバ・アジ・イカなどに多いと言われるアニサキス幼虫はプロの寿司職人が目視すればすぐ気が付くそうですが、実際幅0.5mmで全長2cm〜の細い糸状の寄生虫のため、魚の白い部分と一体化していたら素人なら気付かずに食べてしまうでしょう。

筆者もサンフランシスコでお寿司屋さんに行くことがありますが、なるべくアルバイトじゃなく熟練した日本人の板前に握ってもらったり、お刺身を頼むときは薄くスライスしてほしいと頼んだり、たたきにしてもらったりします。そして、食べる前に自分でも目視して何か不自然な点がないか確認します。

食べきれずにお持ち帰りしたときは、刺身は生で食べずフライパンで焼いて醤油で食べてしまいます。そこまでするのが面倒だという方は、アメリカのお寿司屋さんでは「Not Raw menu(生じゃないメニュー)」が大抵どこでもあり、アボカド、エビフライ、ウナギのかば焼きなどを組み合わせた巻き寿司や、野菜を使ったベジタリアン寿司などもあるので、そちらを注文したらいいかもしれません。

しかし、そこはやっぱり日本人。どうしても生魚が食べたくなったときは最低限食べる前に目視し、よく噛んで食べることをおすすめします。

参考までに、ここではアメリカのお寿司屋さんで注文のときに使える英語表現をご紹介しておきます。

Can you cut the sashimi into thin slices for me, please?
お刺身を薄くスライスしてもらえないでしょうか。

Please chop the fish into small cubes.
その魚サイコロ状に切り刻んで下さい。(Pleaseを付けて丁寧に頼むと、料理人の方もきっと快く要望に応えてくれるでしょう)

6.作り置き、持ち帰りしない

中華料理のテイクアウト

食べ物を無駄にしたくないから持ち帰ったり、作る手間を省きたいから大量に作り置きしたいという気持ちはわかりますが、海外生活で病院に行くのは何かと大変なので、リスクを避ける、自ら食中毒を避けることが最優先事項です。

レストランで何か残しても、お持ち帰りは控えましょう。また、家でも食べ残しが長い間放置してあったら、加熱しても死なない菌(ウェルシュ菌)もしくは取り除けないダニなどが大量に付着しているケースもあるので、もったいないと思っても思い切って全部捨てましょう。

食品が悪くなっているかもしれない、後でお腹が痛くなるかもしれないと不安を抱えながら食べるようなものは捨てて、新鮮なものを口にする方がずっと気分もいいはずです。どうしても、好物でお持ち帰りしたいと言う時は、なるべく早く、そして加熱してから食べましょう。

7.海外では生卵を食べない

生卵

筆者がアメリカに住み始めた頃、よくアメリカ人の方から、どうして日本人は生卵を食べても病気にならないの?サルモネラ菌に対する免疫が強いの?と言ったことを良く聞かれました。

調べてみたところ、日本の卵は、出荷前に次亜塩素酸ナトリウムか、それに相当するもので殺菌することが食品衛生法で決められています。決して日本人の免疫が強いわけではなく、国が生でも食べて大丈夫なように食品衛生法で卵の殻のサルモネラ菌の除去を定めているおかげでした。

アメリカでは、産み落とされて、殺菌されずに卵をパックしているため、殻にサルモネラ菌がいるということは充分あり得ます。そのためお菓子作りをしているときに、クッキーやケーキの生地を子供が舐めようとするとすごくきつく叱るお母様もいらっしゃいます。これは、子供が生卵によって食中毒にならないためかもしれません。

鶉卵や他の卵も同様で、必ず卵は加熱して食べて下さい。75°Cで1分、65°Cで5分でサルモネラ菌は死滅すると言われているので、茹で卵や卵焼きならまず安全でしょう。

日本ではよく卵かけご飯を食べていたからとか、新鮮な卵だから大丈夫とか言って、同じことを海外でするのは辞めましょう。サルモネラ菌は産み落とされるときに卵の殻にすでに付着しているものなので、オーガニックだとか新鮮だからといった理由は無関係です。

8.手指・調理器具・食材とにかく何でもよく洗うことを心掛ける

手を洗う人

もし生の肉や魚・卵の殻を触って、菌が付着した手で食事をしたり、他の食品に触ってしまったりしたら、どんなに食べ物に気を使っていても意味がありません。同様に犬や猫も寄生虫を外でもらって来やすいので、動物を抱っこしながら食事したりするのは辞めましょう。

手指を石鹸で綺麗に洗う、調理器具、特にスポンジ・キッチンフロスは細菌の宝庫なので定期的に加熱、もしくは漂白剤に浸すなどして殺菌し、汚い布巾などをテーブルに置かないようにしましょう。お酢スプレーやアルコールスプレーでこまめにテーブルを拭くことも大切です。

また、全ての食材を使う前によく洗いましょう。野菜や米はよく洗うことで、細菌や小さな虫も大半取り除けますが農薬も洗い流すことができるのでよくこすって洗う、もしくはクエン酸水に浸しておくのもおすすめです。

お米は海外で無洗米を購入しても、出荷中や販売中にダニや目に見えないほどの小さな虫の卵などが付いていることもないとは言えないので、筆者は、お米は何度も研いでから炊くようにしています。そうすると安全なだけでなく、つやも出て、ピカピカの綺麗なお米が炊けるのでおすすめです。

生のサラダを作るときは、野菜は流水でよく洗いましょう。水が安全でない国にお住まいの方は残念ですがサラダは諦めて、蒸し野菜・野菜スープなど加熱して食べるのが無難でしょう。

高温の蒸気は食材をふっくら蒸し上げるだけでなく、食材に含まれる悪い雑菌も取り除いてくれます。筆者は何でも蒸せるように、日本から簡易式の蒸し器を持参しました。

 
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9.冷凍によって菌の繁殖を抑える。もしくは、一度超低温冷凍された食材を購入する

冷凍庫
Serene Vannoy

一般的にアメリカの家庭用冷蔵庫は、最低気温がマイナス5°Cで、多くの人はだいたい0°Cに設定しています。冷凍すると雑菌や寄生虫が死ぬと思っている人も多いようですが、家庭用冷蔵庫はそのような目的のために作られておらず(鮮度を保つのが本来の目的です)、冷凍殺菌はプロ用の冷凍庫を使わないと不可能です。

実際、生魚に寄生するアニサキスはマイナス20°C以下で48時間以上冷凍することで死滅します。しかしながら、家庭用冷蔵庫での冷凍はバクテリアや寄生虫の活動を休眠させることができます。よって、魚も冷凍しておけば、内臓から身に寄生虫が移行することを避けられますが、解凍後は速やかに内臓を切り落として捨てる必要があります。

テイクアウトしたお弁当や作ったカレーなども、冷凍しておいて電子レンジで解凍する方が菌の増殖を防げます。冷蔵庫だと低温でも生きていられる菌が増殖する恐れがあるためです。

動物性たんぱく質を含む粉類(お好み焼き粉・粒状中華だし・パンケーキミックスなど)もジップロックなどの密封容器に入れて冷凍保存がおすすめです。輪ゴムを巻いて常温保存、さらに賞味期限切れみたいなものは論外です。

アメリカでは、パンケーキに含まれたダニによるアナフィラキシーショックで呼吸困難・下痢・嘔吐・蕁麻疹などを発症する人が出て、一時期パンケーキシンドロームと騒がれたことがありますが、日本でもお好み焼き粉で発症した事例があります。粉類に侵入するダニの怖いところは、いくら加熱してもダニアレルゲンを取り除けないことです。冷凍庫になるべく粉類・だしパックは保存しましょう。

また、冷凍庫で浄水した水で氷を作っている方は、塩素を除去した氷も菌が繁殖しやすいため、最低三日以内に使い切るようにしましょう。キッチン共有学生寮・冷蔵庫付きの貸し物件などの場合は、冷凍庫の製氷機内が雑菌・カビの宝庫のこともあるので使わない方が無難でしょう。

10.免疫力が落ちないように心がける

ベッドで寝る女性

子供や妊婦、高齢者などが風邪をひきやすかったり、食中毒に感染しやすかったりするのは免疫力が通常の成人に比べ低いためです。寄生虫に感染して、深刻なまでに症状が悪化してしまった方の例を見ても、免疫力が弱っているときに、にたまたま新鮮でない刺身を食べてしまったというようなケースがあります。

普段から、ストレスや疲れを溜め過ぎず、毎晩しっかり睡眠を取り、栄養バランスの取れた食事を心掛けて、免疫力を落とさないように気を付けましょう。日本だと歩いて行ける距離に病院があり、体調が悪くても看病してくれる家族が側にいて、症状からすぐに原因を突き止め、早期治療も受けられることが多いですが、海外だと自分の状況をすぐに事細かく英語で説明できないかもしれませんし、病院にすぐ行けるとも限りません。

免疫力がある程度高ければ、万が一食中毒になっても深刻な事態を避けられます。基礎体温の低下や腸内環境の悪化も免疫力低下に深い関係があります。寒い国にいる方は、お腹を冷やさないように服装やカイロ(Handwarmer)などで工夫しましょう。

おまけ:食中毒対策!お酢スプレー作り方

お寿司屋さんも活用しているお酢スプレーの作り方を紹介しておきます。作り方は簡単で、水・穀物酢または米酢を1:1で混ぜるだけです。肌が弱い方は2:1の割合でもいいですが殺菌力は弱まります。

お酢スプレーはキッチン周りを掃除したり、まな板、スポンジ、調理器具に吹きかけたりすることで、手軽に色んなものを殺菌できるだけでなく、お酢なので漂白剤のように人体に害がないため安心して使えます。

もし、海外でなかなかアジア系スーパーに行くことができず、お酢が手に入らない場合は、リンゴ酢(アップルサイダービネガーという名で売られています)もしくはクエン酸(Citric Acid)で代用可能です。

クエン酸ならパウダー状なので、日本の薬局で買ったものを手軽に海外に持って行けるし、掃除や入浴剤にも使えるので便利です。アメリカでは、台所用漂白剤は「Kitchen Bleaching」としてスーパーに売っていて除菌には効果的ですが、匂いがきついのと、触ると手も荒れるのでお酢の活用は本当におすすめです。

 
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まとめ

以上、アメリカで実際に起こった帰省中や食中毒による被害のご紹介と、食中毒・寄生虫を防ぐ10の方法をご紹介しました。普段から、食中毒や寄生虫に感染した際の症状を知っておくことや、病気の症状を説明する英語表現を勉強しておくことも緊急時には役に立つので時間があるときにチェックしてみて下さい。

それでも、もし、病院にかかることになってしまった場合、THE RYUGAKUでは病院で使える以下の外国語フレーズの記事を公開しておりますので、こちらを参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

japanesegirlaimon
japanesegirlaimon

大学卒業後、イギリス・ケンブリッジへ二年間、語学留学をしました。帰国後は外資系の会社でワインコンサルタントをしていました。その時、出張先でアメリカ人の今の旦那と出会い、26歳でカリフォルニア、サン・ホセで結婚し、移住しました。

https://www.yogacatwine.page/

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