日本では見かけない?オランダで食べられる珍しいフルーツ6選
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オランダは農業が盛んなため、その季節に応じてさまざまなフルーツがスーパーに立ち並びます。今日は日本ではあまりみかけない珍しいフルーツをご紹介します。
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1.赤すぐり
こちらは「フサスグリ」と呼ばれる果実の種類で赤以外にも白と黒があります。クロスグリは別名カシスで日本人にもリキュールとして親しまれています。
赤すぐりはヨーロッパを中心に多く収穫されており、生食用として売られていますが、ジャムやケーキのデコレーションとしても使われています。またサラダの彩りやドリンクに入れておしゃれな演出をすることもできます。
イギリスではジャムを七面鳥やラム肉に添えて一緒に食べることがありますが、筆者自身は毎朝グラノーラやミューズリーなどに入れて一緒に食べています。少し酸味があり、はちみつやヨーグルトと混ぜて食べるとプチプチした食感がとてもくせになります。
2.クランベリー
ドライクランベリーは日本のお店でも見かけるようになりましたが、こちらでは生でパック売りしています。
クランベリーの多くが酸っぱく、少しの苦味があるため、ドライにして甘さを増したり、多くがジュースにされて店頭に並びます。ビタミンCやミネラルを多く含んでおり、生のものは冷凍すれば最大9ヶ月まで保存が効くとされています。
またクランベリーソースは欧米では有名であり、特にアメリカやカナダでは11月に行われるサンクスギビング(感謝祭)でこのクランベリーソースを七面鳥にかけて食べるのが定番になっています。
3.ゴールデンベリー
ペルー原産のこのフルーツは別名「食用ホオズキ」とも呼ばれています。
秋になるとお花屋さんの店頭に並ぶオレンジ色をしたホオズキ。その中の身は丸くて食用のものは生で食べられます。最近日本ではスーパーフードの一つとして特集されているようですがまだスーパーなどでは出回っていないようです。
ゴールデンベリーはフルーツサラダの中に入れたりデザートの盛り付けで使われたりしています。健康にも良く、100gあたり53kcalしかないことからダイエットにも効果が期待できます。また腎機能を整えたり体の免疫機能を向上させる働きがあります。
味はトマトに似ていますが、甘酸っぱく少し苦味があるので筆者はジャムにしたりカップケーキに入れたりして火を通して食べています。
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4.蟠桃(バントウ)
バントウはヨーロッパでは春後半から夏にかけて収穫される桃の一種で、丸いものに比べて甘さが強いのが特徴です。この時期になるとマルシェやスーパーでも山積みになったこの平べったい桃を見ることができます。
バンドウは中国名で「平たい桃」や「ドーナッツ桃」などの名前でも知られており、皮が薄いので剥かずにそのまま切って食べることができます。熟したものはジューシーでみずみずしく、高級な桃を買って食べたような感じがします。
期間限定のフルーツなので夏のヨーロッパで見かけたらぜひ食べてみてください。
5.ザクロ
日本でも少し高級なスーパーや朝市に行けば見つけられるザクロ。写真のような果実ですが、皮の間から身だけ取り出すのは少し苦労します。
英語では「pomegranate」と呼ばれており、日本にも進出したフローズンヨーグルトのお店「Pinkberry」のアメリカではpomegranate味があり人気です。オランダではこのザクロがパックで売られています。
2ユーロ程で1パック買うことができ、朝ごはんなど時間がないときにささっと朝食にかけて彩りを添えることができちゃいます。朝ごはん以外にもサラダやマフィン、ジュースにすることで味の変化を楽しめます。
中にはプラスチックのスプーンも入っているのでとても便利です。味は多少酸っぱいですが、ヨーグルトの中に入れるとプチプチとした食感がやみつきになります。
6.ベリー類
日本でも見かけるベリー類ですが、筆者はその大きさに最初圧倒されました。全て年中スーパーで安価に買うことができるので毎日フレッシュなフルーツが食卓に並びます。
ブルーベリー
なんといってもその粒の大きさがすごいです。夏の時期になると多く収穫されるため、バケツのような容器に入って売られます。収穫したものを手をかけずにパックするため、中にはまだ小さな枝にブルーベリーがくっついているのを見つけます。洗うときに注意してみてください。
ブラックベリー
こちらもお化けブラックベリーではないかと思うほど大きいものが入っています。日本のスーパーではあまりお目にかかることができず、タルトなどに乗っているイメージが強いかもしれません。
ツヤがあって皮も柔らかく中は甘酸っぱいジューシーな果実です。ただし洋服につけると落ちるのが厄介なのでご注意を。
ラズベリー
お料理教室などに行くとフローズンフランボワーズを目にしますが、フランボワーズはフランス語での呼び名です。ブラックベリー同様に皮がとても柔らかいので強い力で持ったり床に落としてしまうと身が崩れやすくなります。
欧米ではお肉料理のソースとしてラズベリーを使用したりすることがあり、爽やかな酸味と甘さがソースの味を引き立てます。
まとめ
日本では高いイメージのフルーツもこちらでは手頃な値段で手に入ります。品質や甘さなどは日本の方が上ですが、気軽に毎日食卓に置けるという意味では筆者は嬉しいです。ぜひ試してください。
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この記事を書いた人
LA生まれの帰国子女。10年の日本生活を経て、夫の仕事でオランダへ移住。アムステルダムのお店やオランダ文化を紹介。現在オランダ語勉強中。