イギリス公的機関の留学フェア!ここでしか出会えないあの人気大学が大集結ーー英国留学フェア2016レポート

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10月22日、British Councilが主催する「英国留学フェア2016」が秋葉原UDXギャラリーで行われ、イギリスに留学経験があるインターン生が取材に行ってきました。留学フェアの様子を参加者目線でお伝えするほか、大学関係者が語るそれぞれの大学の良さも満載の記事です。イギリス留学をお考えの方はお見逃しなく。

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「英国留学フェア2016」とは!?

留学フェアエントランス

英国留学フェアBritish Councilが主催する年に2回の留学イベントで、主にイギリスの大学や大学院に留学、語学留学を考えている社会人、学生、その保護者向けが対象です。このイベントの最大の魅力は、英国の公的な国際文化交流機関であるBritish Councilによる留学フェアであるため、このイベントにしか参加しない大学があるということです。

大学だけでなく、7校のボーディングスクールも参加しているため、小中高校留学の情報も入手できます。英国留学フェア2016は、これら①参加教育機関ブースに加え、②セミナー、③カウンセリングルーム、④英国留学パートナー企業ブース、⑤その他、以上の5つの内容で開催されました。

この魅力が詰まった「英国留学フェア2016」の取材を担当したのは高校3年生の村上です。過去に3回オックスフォードのサマースクールに留学経験があります。来年から英国大学に進学希望であるため、私も一人の留学希望者として取材させていただきました。今回は特に交換留学先として人気の高い4つの大学にインタビューも行いました。このインタビューに加え、会場の雰囲気やセミナーの様子などもお伝えします。

1.初心者でもイベントを最大活用!セミナーに参加

セミナーの様子の写真です。

セミナーは13:10〜17:35の間に以下の8つが行われていました。

  1. フェア活用法・イギリスってどんな国
  2. 英国語学留学基礎セミナー
  3. 英国語学留学経験者による体験発表
  4. 英国大学・大学院留学基礎セミナー
  5. 英国大学留学経験者による体験発表
  6. 奨学金セミナー
  7. 国際機関で働くために
  8. IELTS英語運用能力評価試験の説明会

今回、私は1つ目の「フェア活用法・イギリスってどんな国」に参加しました。20分間でイギリスでの生活の様子と、当日フェアを効率よく回るコツを学べました。当日1番最初に行われるこのセミナーに参加することで、イベントをより効果的に活用できること間違いないでしょう。

ではここで、セミナーの一部で紹介されたイギリス留学の4つの魅力を紹介したいと思います。

  1. 質の高い教育
  2. 多様性
  3. 伝統と革新
  4. 欧州への好アクセス

世界中から留学生が集まってくるイギリス。その人気の理由は質の高い教育や学生サポートです。様々な国から留学生が集まるため、一緒に学ぶことで幅広い視野を持つことができます。また、イギリスはビクトリア時代からの古い建物と、近代的な建物が融合した国です。歴史を大切にしながらも最新技術・デザインも取り入れるイギリスの建築は、時代を問わず美しいものばかり!

欧州へのアクセスの良さは、私自身もイギリス留学の大きな魅力だと感じています。フランスまで電車で数時間で行けるため、そこからヨーロッパの国々を簡単に訪れることができます。多くの人が憧れるヨーロッパ一周の旅も夢ではありません。比較的時間に余裕のある学生のうちに、費用も抑えめにヨーロッパ一周を実現できる点は、とても魅力的ではないでしょうか。

2.人気大学の魅力を一言で表すと?参加教育機関ブース巡り

セミナー後は、参加教育機関ブースに来ていた4つの大学と1つのボーディングスクールの学校関係者にインタビューしました。

①リーズ大学(University of Leeds)

リーズ大学のブースの様子です。

リーズ大学は世界TOP100に入る大学として、教育と研究の質の高さを誇っています。英国で第三の都市といわれ、活気のある都市の中心にキャンパスを構えており、145の異なる国から集まった32,000人以上の学生が学んでいます。幅広い分野を学ぶことができ、コースの種類はイギリスTOPクラスです。

イギリスで指折りの古き良き図書館に加え、24時間開いているカフェ付きの新しい図書館もあり、伝統と近代性が融合したキャンパスで過ごす学生生活は魅力のかたまりです。またリーズ大学Student union(リーズ大学学生組合)はイギリス国内で最も活発に活動していることで有名。これも、リーズ大学が学生の大学満足度1位に輝いている理由です。

〈インタビュー〉

ーー リーズ大学のアピールポイントはどこですか?

ラッセルグループの一員であり、イギリス国内でTOP10に入ります。2017年の「University of the year」に選ばれ、質の高い授業や学生サポートを提供しています。また学部や科目が数多くあるので日本の学生にもとても人気です。日本の留学生は、幅広い選択肢から学びたいものに沿って、学部進学や1年間の交換留学、またはセメスターのみの留学も可能です。それだけでなく、イギリスの大学での生活が体験できると人気のサマースクールも毎年開講しています。

ーー リーズ大学にしかないプログラムはありますか?

リーズ大学はとてもユニークな授業をたくさん開講しています。また独自の研究もたくさん行っています。

ーー 学生は一クラスに何人いますか?

レクチャー(講義形式)では約200人いますが、小さなセミナーは15人から20人程度です。また学生には一人一人にチューターが付くため安心して学ぶことができます。

ーー リーズ大学の良いところを一言で表すとなんですか?

“Vibrant"
学ぶにも生活するにも遊ぶにも最高の場所だから。

リーズ大学のロゴです
名称University of Leeds(リーズ大学)
国・都市イギリス / イングランド / リーズ
学校形態大学大学院
住所Woodhouse Lane, LS2 9JT リーズ
電話番号+44 113 343 1751
公式サイトhttp://www.leeds.ac.uk/
口コミサイトhttps://ablogg.jp/school/11518/

②ニューカッスル大学(Newcastle University)

ニューカッスル大学のブースの様子です。

ニューカッスル大学はラッセルグループの一員であり、国際的に評価の高い英国の主要大学の一つです。キャンパスは歴史と革新が融合した、活気と刺激の街ニューカッスルの中心に位置し、フレンドリーな人も多いこの街は、学生の生活利便性を象徴していると言えます。

ニューカッスル大学は長い間留学生を受け入れてきた伝統があり、現在でも100を超える国から4000人以上の留学生を受け入れています。また卒業後の就職率の高さでも有名で、最近ではビジネススクールも開講しました。

〈インタビュー〉

ーー ニューカッスル大学のアピールポイントはどこですか?

ニューカッスルという街にあるということです。ニューカッスルは学生にとって最も住みやすい街の一つと言われていて、その街の中心部にキャンパスがあります。

ーー ニューカッスル大学にしかないプログラムはありますか?

地図を作ることを学べる授業があります。

ーー 学生は一クラスに何人いますか?

大きなレクチャーには200人程度、小さなセミナーは20名程度です。

ーー ニューカッスル大学の良いところを一言で表すとなんですか?

”Best place in UK”

ニューカッスル大学のロゴです
名称Newcastle University(ニューカッスル大学)
国・都市イギリス / イングランド / ニューカッスル・アポン・タイン
学校形態大学大学院
住所Newcastle University NE1 7RU Newcastle upon Tyne, Tyne and Wear, イギリス
電話番号0191 222 6000
公式サイトhttp://www.ncl.ac.uk/
口コミサイトhttps://ablogg.jp/school/8173/

③バーミンガム大学(University of Birmingham)

バーミンガム大学のブースの様子です。

バーミンガム大学は100年以上前に設立された伝統ある大学で、主要な学問分野において革新的な教育・研究を続けています。30,000人を超える学生が多様に学ぶ中、世界150か国から5000人を超える留学生が集まる国内外を問わず人気の高い大学です。

キャンパスは、大きなショッピングセンターやチョコレート工場といった建物と自然が融合した住みやすい街に位置します。バーミンガム大学では留学生もエリートの一員となり、世界をリードする専門家から学ぶことができます。実際に大学内で行われている研究は世界的な影響力も大きく、バーミンガム大学の教授は最新の理論と技術を有しています。

〈インタビュー〉

ーー バーミンガム大学はどの分野が日本人から人気ですか?

修士課程では経営学、経済学、外国語としての英語教育学です。学部課程では医学、心理学、技術工学、生物など様々です。

ーー どのように日本人は学部課程からそれらのプログラムに入ることができますか?

International foundation yearに入り、終了すると学部課程に進学できます。

ーー バーミンガム大学のアピールポイントはどこですか?

学生が生活するのに適したキャンパスです。勉強するにも遊ぶにも適していて、学部から大学院まで何年キャンパスで生活をしても飽きることはありません。またサークルの数もとても多く、施設も充実しています。キャンパス内はいつも安全です。

ーー 学生は一クラスに何人いますか?

最大人数は医学部にセミナーの約380人です。

ーー バーミンガム大学の良いところを一言で表すとなんですか?

“Employment”

バーミンガム大学のロゴです
名称University of Birmingham(バーミンガム大学)
国・都市イギリス / イングランド / バーミンガム
学校形態大学大学院
住所Edgbaston, Birmingham, West Midlands B15 2TT イギリス
電話番号0121 414 3344
公式サイトhttp://www.birmingham.ac.uk/
口コミサイトhttps://ablogg.jp/school/6232/

④エセックス大学(University of Essex)

エセックス大学のブースの様子です。

エッセクス大学は世界各国から留学生を長年受け入れてきた本当の意味での国際的な大学です。世界130を超える国から来た留学生が学ぶエセックス大学は、英国で最も多様性の豊かな大学の一つです。

3つのキャンパスは全てロンドンから1時間以内の場所にあるにも関わらず、コルチェスターの美しい緑地にあります。すべての留学生に入寮が保証されている学生寮は、学生同士の交流が活発で、フレンドリーな雰囲気のある施設として高く評価されています。

〈インタビュー〉

ーー エッセクス大学はどの分野が強い、または人気ですか?

社会科学、経済学、言語学です。

ーー エッセクス大学のアピールポイントはどこですか?

たくさんありますが、最も国際的な大学の一つであることです。

ーー エッセクス大学にはユニークなプログラムはありますか?

人権の授業があります。

ーー 学生は一クラスに何人いますか?

レベルや学部によって異なりますがセミナーでは大体15人から20人です。

ーー エッセクス大学の良いところを一言で表すとなんですか?

”Excellent”

エセックス大学のロゴです
名称University of Essex(エセックス大学)
国・都市イギリス / イングランド / コルチェスター
学校形態大学大学院
住所Wivenhoe Park, Colchester, Essex CO4 3SQ イギリス
電話番号+44 1206 873333
公式サイトhttp://www.essex.ac.uk/
口コミサイトhttps://ablogg.jp/school/6388/

⑤MPW【ボーディングスクール】

MPW
MPW

〈インタビュー〉

ーー MPWはどんな学校ですか?

MPWはプレ大学で留学生のInternational foundation yearを行ったり、Aレベル取得コースを行っています。期間は大体1〜2年で、高校を卒業した留学生が入学します。卒業後TOP20の大学に入りたい学生から人気の学校です。またMPWは様々な本を出版していることで有名です。

ーー 学生は一クラスに何人いますか?

最大で8人です。

ーー MPWのアピールポイントはどこですか?

立地です。イギリス国内に3校ありますが、例えばロンドンはサイエンスミュージアムの隣にあります。3校ともとてもアカデミックな地域にあります。

ーー MPWの良いところを一言で表すとなんですか?

”Ambition”
TOPレベルの大学に入るための道を築くからです。

⇒「International foundation year」「Aレベル」に関する記事

IFYとは!?イギリス大学進学に必要なインターナショナルファウンデーションイヤーの特徴

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3.自分にあった相談場所がある!カウンセリングルーム

カウンセリングルームには留学経験者と話せるスペース、ビザの相談ブース、IELTSの相談ブースがありました。どのセクションもあまり席数は多くないため、多少の待ち時間はありますが、実際に経験者と話す機会は多くないためとてもオススメです。

参加している経験者は、語学学校、大学、大学院など留学タイプ別で分かれているため自分にあった人から貴重な経験を聞くことができます。

4.学校だけじゃない!情報盛りだくさんのその他ブース

航空会社のブースの様子です。

その他のブースには、奨学金のJASSOや航空会社のBritish Airwaysが参加していました。これらのブースは他の機関が主催の留学フェアではあまり見かけたことがないので、British Council主催のイベントならではだと思います。

シェイクスピアの企画ブースです。

シェイクスピアの生誕400年を記念して企画もありました。クイズに参加し、正解者の中から抽選でシェイクスピアの劇を鑑賞できます。

5.主催者のコメント

イベント終了後、British Councilの方からお話を伺いました。英国留学フェアの目指すイベントの姿についてお話を伺いました。

ーー このイベントが始まった経緯を教えてください。

British Councilは、教育機会と文化交流を目的とした英国の公的な国際文化交流機関です。英国で王立憲章(Royal Charter)により非営利の公益団体(Charity)として登録され、公共機関としての独立性を有していますが、英国外務省の外務大臣には、British Councilの運営方針や業績について英国議会に報告する義務があります。

世界100以上の国と地域に190以上のオフィスを展開しており、「英国留学フェア」も多くの国で開催しています。日本では25年以上前から開催しています。

ーー このイベントの目的は何でしょうか。

英国留学に強い関心のある方、なんとなく海外留学に興味がある方など、あらゆる準備段階の方に向けて、英国留学をより身近に感じていただき、留学への第一歩を踏み出していただくことを目的として開催しております。英国の公的機関として公平で正確な情報の提供を心がけています。

今回の「英国留学フェア2016」では、英国から51校の教育機関(大学・語学学校・ボーディングスクール)の代表者が参加し、各教育機関が提供している英語コース、中学生・高校生向けの留学情報、大学進学準備コース、大学や大学院の短期・長期コースなどについて幅広く個別相談に応じました。

ーー 特に今年の留学フェアで工夫された点はありますか?

今年は「留学には興味があるけれど、どこの国に行ったらいいのか分からない」と迷っておられる方向けに、英国の魅力を歴史や文化の側面から楽しく解説するセミナーを新たに開催しました。また、毎年、英国留学経験者の体験発表や、経験者に気軽に相談ができるスペースを用意しています。

来場される方の多くが奨学金に関する情報に関心を持たれていますので、日本学生支援機構による奨学金案内のブースやセミナーも設けています。その他、英国の大学に出願する際などにスコア提出が必要となる英語運用能力試験IELTS(アイエルツ)について専門職員に相談できるブースや、ビザ(査証)について相談できるブースなどがあります。

小学生と保護者さまから社会人まで、幅広い年齢層の方々が留学に興味を持って来場されますので、様々なニーズに対応できるよう、毎年工夫を重ねています。

ーー 確かに大学生はもちろん、小さいお子さんから50代の参加者まで見受けられました。参加者人数はどのくらいになるのでしょうか?

750人以上です。

ーー すごいですね!British Council主催の留学系イベントは次回いつ開催されますか?

「英国留学フェア」は毎年秋(10月頃)に開催しています。これに加え、毎年春(3月頃)には「春の英国留学フェア」を開催しています。

春の英国留学フェア2017」は、2017年3月27日(月)British Council(東京・飯田橋)にて開催いたします。事前登録は2016年12月頃開始予定です。

その他にも、年間を通して、英国の大学やボーディングスクールなどの教育機関担当者が来日し、説明会や模擬授業を開催しています。British Councilの職員が英国留学についてわかりやすく解説する留学セミナーも定期的に開催しております。

これらのイベントのご案内や留学に関する最新情報などは英国留学ニュースレターとしてお送りしていますので、是非登録していただければと思います。イベント情報はBritish Councilの英国留学情報サイトEducation UKウェブサイトにも随時掲載しています。

まとめ

今回は参加教育機関のインタビューを中心に英国留学フェア2016をお伝えしました。実際にイギリス大学進学を考えている私がインタビューをさせていただいたため、インタビュー内容は留学を考えている皆さんには気になる情報満載の記事になったと思います。

「留学フェア」といってもたくさんありますが、British Councilの主催する英国留学フェアへの参加をお勧めします。

ライター

村上 遥(むらかみ はるか)/ 高校3年生 / アブログインターン生

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運営チーム
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THE RYUGAKU [ザ・留学] 編集部です。留学コニュニティサイト『アブログ』も運営しています。

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