Ipswich(イプスウィッチ)ってどんな街?クイーンズランド州で一番古い街、イプスウィッチ市の魅力
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毎年オーストラリアのIpswich(イプスウィッチ)市には日本から高校生が交換留学で訪れていらっしゃいます。ガイドブックには載っていないイプスウィッチ市とはどんなところなのでしょうか?
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Ipswich(イプスウィッチ)はどこにあるの?(位置)
イプスウィッチはブリスベンから西へ車で約30分、ゴールドコーストからは北西へ車で約45分のところに位置しています。ですから、日帰りでブリスベンやゴールドコーストに遊びに行ける、クィーンズランド州で一番古い街です。
気候
温暖で過ごしやすく、冬の最低気温は7℃位ですが、日中は20℃位の時も多く、夏服の人もいるほどです。12月〜2月の夏は最高気温40℃位まで暑くなるときもありますが、大抵は30℃位で、日本ほどじめじめしていないです。
湿度の関係か、筆者は日本ではアレルギー性鼻炎や喘息持ちですが、こちらではほとんど病気をしません。
歴史
イプスウィッチは西欧人が入植し150年以上の歴史があるので「クイーンズランダー」というタイプの、周りをベランダで囲んでいる木造の独特の家々を見ることができます。クイーンズランド州の州都をブリスベンと競ったことのある街です。
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環境
都会でもなく、田舎でもなく、自然との調和がとれている、というのがイプスウィッチの良さではないかと思います。家々の間に緑があるのではなく、緑の中に家々があるのです。庭や家の前の芝が植わった歩道も平均的に広々していて、環境が良いです。
大きなショッピングセンターやスーパーなどもあるので便利なわりに、渋滞もなく、駐車するスペースも十分にあり、それらはほとんど無料です。
良い学校や病院もあります。無料、有料のプールがいくつもあり、夏の暑い時でも混み合うこともありません。たくさんの充実した公園があり、東京都練馬区の姉妹都市なので、NERIMA Gardensという日本庭園もあります。
小さな動物園や、子供向けの特別のスペースを用意してある美術館、鉄道博物館、図書館など、子育てに適した環境で親子留学にもおすすめです。
自然
初めてここに来たとき、朝、鳥のさえずりで目が覚めました。日本の鳥の声とあまりに違うからです。イプスウィッチにはたくさんの鳥がいます。しっぽをピンと上に立てた、小さくてかわいい「Superb Blue Wren(ルリオーストラリアムシクイ)」や、人を馬鹿にしたような笑い声を出す「Kookaburras(笑いカワセミ)」、けたたましい声で鳴く白とピンクの「Cockatoos(大型のオウム)」、黒と白の「Magpie(かささぎ)」、赤、緑、青、オレンジなどカラフルな「Rainbow Lorikeets(ゴシキセイガイインコ)」、「Owl(ふくろう)」など、数え上げたらきりがありません。
暗くなってからたくさん空を飛んでいるのは鳥ではなくコウモリです。よく見ると翼の形が違います。
夜は星が本当にきれいに見えます。星を見ていたら、運が良ければ電線を伝っている有袋類のポッサムを見ることもできるかもしれません。
少し郊外に出れば、小型のカンガルー、ワラビーに出会えるかもしれません。大きなトカゲや無害の蛇、かわいい緑のカエルもいます。コアラが葉を食べるユーカリの木はそこここにあります。10月頃であればジャカランダの木に紫の花が満開になります。
アクティビティ
熱気球・ヘリコプター・V8スーパーカー
ちょっとお高いけれど、イプスウィッチでは、そんじょそこらで乗れないものに乗れます。熱気球やヘリコプターに乗ってイプスウィッチとその周辺を上空から見下ろしてみたり、V8スーパーカーに乗って、スピードの世界を体験してみるなんていかがですか?
スポーツ・音楽
スポーツが非常に盛んな街で、ハイキングや自転車、カヌー、ローラースケート、ゴルフ、マラソン、トランポリン、球技各種などを楽しむことができます。飛び入りで参加できるものもたくさんあります。キャンプ場もあります。
音楽も盛んで、若い人たちのためのコンクールも年2回開催されており、カントリーミュージックの大きなイベントもあります。
まとめ
イプスウィッチの人はのんびりしていて親切です。イプスウィッチにこれから留学される方や親御さんにどんなところかがわかって安心していただけたなら幸いです。
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この記事を書いた人
2人のオーストラリア生まれの娘を持つ母親です。ブリスベン近郊のイプスウィッチ市に移住して17年になります。メキシコの大学出身で、「メキシコ人」という本を出しています。それも含めた経験や知識が役立つことを祈って発信していきたいです!