今回は、筆者の娘たちが12年間通っている、クィーンズランド州にある有名私立進学校、Ipswich Girls' Grammar School（イプスウィッチ・ガールズ・グラマー・スクール）に留学するための情報を提供いたします。

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学校概要

1892年創立の由緒ある私立の学校で、中学及び高等学校のほかに付属小学校や幼稚園、保育施設も併設されている一貫教育を行っています (小学生まで男女共学、以後女子校) 。外国人受け入れ校としての認定も受けています (CRICOS provider number：00533D) 。それぞれの生徒が自信を持ち、教養を備え、進学のためや指導者としての役割を果たすため、将来のために万全の準備が整っている教育を理念として掲げています。創立以来、数多くの優秀な人材を輩出しています。課外活動も幅広く充実しています。

所在地

クィーンズランド州イプスウィッチ市の高台にあります。ブリスベンから西へ、車で1時間以内の場所に位置しています。

留学生のための ESL サポート

ESL とは、「English as a Second Language」のことで、「英語を母国語としない人のための英語」という意味です。学校には ESL の先生が留学生の英語のサポートをしてくれます。留学生の英語の力によって、どの学年 (小学校:1~6年生、中学校:7~9年生、高等学校:10~12年生) に編入するのが良いかが決められます。

中高生の留学費用 (2016年3月現在)

7年生-12年生(中高生)の留学費用は年間、27,624豪ドルとなっています。寄宿舎に入る場合、寄宿費は年間、17,696豪ドルです。そのほかの主な考慮すべき費用として、留学生保険がおよそ1636豪ドル、保証金が1500豪ドル、制服がおよそ1200豪ドル(1年目)、などが挙げられます。

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入学までの手順

外国人用入学申請書 (International Student Enrolment Application Form) に記入して、必要な書類とともに提出します。郵便、ファックス、eメールのいずれかにて、申請書と必要書類のすべて、および申請料110豪ドルをイプスウィッチ・ガールズ・グラマー・スクールに送ります (振込先は申請書に記載されています) 。学校の担当者からの連絡を待ってください。担当者が、入学手続きや学生ビザの取得について指導してくれます。学校が申請書類を評価し、提議書、または条件付き提議書を送ります。

入学金の支払いを済ませると、電子入学許可書が送信されます。これによって、学生ビザの申請をすることが可能になります。学生ビザが発行されると、オーストラリアに入国し留学を始めることができます。英語力不足のために、英語のコースを受講する条件付きの入学であった場合は、英語コースを無事終了した時点で、イプスウィッチ・ガールズ・グラマー・スクールに晴れて入学できることになります。指定の英語コースへは、寄宿生にはバスの送迎があります。

入学資格

学力は中高生の場合、主要科目のほとんどが「合格レベル」、または「C かそれ以上」となっています。「C」というのは、5段階評価で「3」に当たります。英語力は、IELTSテストの場合、どの位のスコアが必要かを下記に示します。

最低限の総合評価（学年）

5：10年生(高校1年生)
5+：11年生(高校2年生)
6：12年生(高校3年生)

これよりも低い場合は、正規に入学する前に、集中英語コースを受講する必要があります。提出書類はすべて公定翻訳により、英語になっている必要があります。一番最後に受け取った成績表を含む、2年間の成績など、必要な書類はすべて揃えて提出しなければなりません。

詳しくはIpswich Girls' Grammar Schoolの公式ホームページ、またはIpswich Girls' Grammar Schoolの兄弟校のIpswich Grammar Schoolの公式ホームページをご覧ください。

最後に

数ある教育機関の中からどこのオーストラリアの学校を選んだら良いのかとお困りの時に、この記事を参考にしていただけたら幸いです。筆者が自信を持っておススメできる学校です。