フランス語の学習でつまづく7つの壁と克服方法

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フランス語の勉強をしていると、壁にぶちあたることがたくさんあります。筆者がフランス語学習でぶつかった壁と克服方法をご紹介します。最初は通じない、覚えられないの連続ですが、コツコツあきらめないことが一番大事でしよう。

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1.発音

フランス語の発音は日本語にはない発音がたくさんあり、日本人がフランス人に近い発音をするだけでも、かなり難しいと言えます。実際に使ってみると、英語とは違いフランス語は正確に発音しないとフランス人に分かってもらえないことの方が多いです。

例えば、日本人が「リ」という音を日本語と同じように発音した場合、「米(riz)」の意味なのか、「ベット(lit)」の意味なのか、フランス人が混乱することがあります。

逆にフランス人は、もともとの発音が多いので、ほぼ完璧に日本人のような流暢な日本語を話すことができる人がたくさんいます。

発音の克服方法

一度言ってみてフランス人に分かってもらえない場合、もう一度、大きな声ではっきり言ってみるか、スペルを書いてフランス人に発音を教えてもらうの繰り返しが効果的です。

質問の意味自体が分かってもらえない場合、身振り手振り、絵に描く、英語で言ってみるなどして、フランス語でこれはなんというのかを理解してもらい、発音してもらうしかありません。

発音のトレーニングの教材があるので、それを使って耳で慣れて口で訓練の繰り返しが良いでしよう。

2.動詞の活用

日本語は主語で動詞が変わることはありませんが、フランス語は主語によって動詞が変わるので、動詞の活用形を覚えるだけでも大変です。

特に、英語のbe動詞にあたる「être」の活用のような不規則活用は、活用形を全部覚えなければいけないという苦労があります。動詞の活用が分からないと、会話がほぼ不可能です。

動詞の活用の克服方法

規則活用動詞は楽なほうですが、不規則活用動詞は何回も使って、何回も書いて覚えるの繰り返しで覚えるしか克服できません。

活用表は常に自分の手元に置いて、分からなければすぐに活用を調べる習慣をつけましよう。動詞の活用ができれば、フランス語の半分は克服したと言えるでしよう。

3.名詞ごとに付く性別の冠詞

フランス語の名詞には、女性名詞と男性名詞を冠詞で区別しなくてはなりません。フランス人は冠詞を言わず単語だけ言ってもわかりますが、冠詞がない名詞は不完全であり、男性と女性の冠詞の区別を間違うのも完璧とは言えません。

冠詞の克服方法

単語の冠詞は語尾で区別が分かることもあります。それ以外には、これは女の人のような単語、これは男の人のような単語とイメージで覚えるより仕方がありません。色や形、大きさなどを手がかりに、フィーリングでどちらの性かを区別していく訓練が効果的です。

4.数字

フランス語の数字は、とても難しいと言えます。丸暗記をして全部言えたとしても、咄嗟に数字だけ言われるとすぐに分からない、書けないということが慣れるまで続きます。

数字の克服方法

日常にある、あらゆる数字の音を聞いたら書き出すこと、もしくは頭の中でスペルをイメージするなどのトレーニングを繰り返すことでしか克服できません。レジでお金を払うときなど、フランス人は早口で数字を読み上げてしまうので、それを聞いて、咄嗟に理解することから始めてみると効果的です。

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5.比喩表現の難しさ及びフランス語にはない表現

フランス人は比喩表現がとても上手です。ところが、日本人がフランス人の比喩表現を聞いた場合、何を比喩にしているのか分からない場合がたくさんあります。

また、日本語では普通に使われている言葉が、フランス語にはない場合があります。例えば、フランス人は「金額が高い」という直接的な言い方がフランス語にはないので「もっと安い」という表現を使ったりします。

比喩表現とフランス語にはない表現の克服方法

比喩表現の意味が分からない場合、子供でもわかるような表現でフランス人に説明してもらいましよう。また、日本語にはあるのにフランス語にはない言い回しは、大抵の場合、遠回しな言い方の表現があるので、それを覚えるようにしましよう。

6.辞書で言葉を探せない

英語の辞書の場合、単語をすんなり引くことができますが、フランス語は分からない単語を引くと辞書で探せないことが多々あります。特に、動詞は変化するので、文章の中で分からないときに辞書を引くと載っておらず、活用表の本をひっぱりだして、原形から意味を辿らなければならないという手間があります。

辞書で言葉を探せないときの克服方法

一度、辞書を引いた単語に赤線を引くことで、いつも使う単語が分かります。活用が変わってる場合、付箋に全ての活用を書いて辞書に貼って置くと、次に辞書を引くときに便利です。紙の辞書だけではなく、電子辞書を引いてみると原形が載っていたりするので、併用して使うと効果的です。

7.ジョーク、方言、スラング

フランス人のジョークや方言は、歴史的背景や想像力の豊かさから出て来るので、ジョークの先にある知識が分からないと、何が面白いのか、会話そのものすら理解できません。また、ラップミュージックや若者言葉などで聴くフランス語は、スラングが多く理解不能なことが多いと言えます。

ジョーク、方言、スラングの克服方法

トリビアの本を読んだりしてフランスの文化的な背景などを知っておくと良いでしょう。それらを知っているだけでフランス語の理解度が違ってきます。知識が増えると、最初は何を意味しているのか分からないことでも、いつか急にその意味が分かったりすることがあります。

スラングは大人になってから使うのは恥ずかしい言葉も多いので、きれいな標準のフランス語を話せれば、スラングが理解できないことは気にする必要は全くありません。

まとめ

フランス語は、アジア圏の人にとって言葉のルーツが違うので学習がとても難しい言語です。流暢になるには、かなりの根気と努力がいるでしょう。ただ、もしフランス語を習得できれば、フランスの近隣諸国の言語はラテン語がルーツなので、他の言語が習得しやすくなります。

また、英語とも相性が良いので、英語と付き合わせるとフランス語を学ぶ助けになります。フランス語を身につければ、フランス語を使える国も多いので、希望を持って学びましよう。

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この記事を書いた人

sara
sara

フランスに移住して、3年半が過ぎました。海外経験が全くない・フランス語が全くできないまま、フランスに長期に住むことになりました。フランスのさまざまな文化や生活などの魅力的な情報をお届けします!

http://www.marmiton.org/

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