えっ、これもNG?イギリス人が「苦手」な料理4選

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ホームパーティなどでイギリスの方をお招きするときに「うーんどうしよう」と悩むことはありませんか?和食以外でも、意外なものが「NG」だったりするのです。今でこそ、イギリスの食事情もここ10年で変わってきたようですが、私が起こした失敗とともに、イギリスの方が「苦手」と思うものをご紹介します。

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1.アルデンテのパスタ

日本ではとても完成度の高いパスタが当たり前に食べられていたため、私もしっかりアルデンテのパスタを得意としていました。学生時代にイタリア料理屋さんでアルバイトをしたこともあり、自信満々に友人に振る舞ったところ、みんなが変な顔をするのです。しかも全く食が進まない様子。絶対に外れがないシンプルなトマト&ベーコンにしたのに!

美味しくないかしら?そう聞く私に、友人の答えは一斉に

「これ、まだゆでたりないよ。固すぎる!」
えっ、そうなの?!

イギリスで「パスタはボテボテに茹でる」が、その当時の定番だとは知りませんでした。今のように安くて美味しいイタリアンレストランが少なかった8年前のことです。

確かに、私がパスタの茹で具合を気にしていたら、「放っておけばいいわよ。」と言われた記憶があります。パスタは茹で具合で決まると信じていた私は必死で見張っていたのです。

しかも、スパゲティーを用意したのですが、みんなナイフとフォークで見事にざくざくと切り刻み、あっという間にショートパスタが出来上がっていました。

あれから8年、イギリスのイタリア料理事情も変わりましたが、未だにボテボテパスタを好む人も変わらずいるようです。また、ショートパスタしか食べないという人もいます。

2.魚の丸焼き

魚好きな友人夫妻2組をお迎えしたときのことです。お寿司も自ら進んで食べに行くほど魚好きな彼らだから、魚料理を振る舞おう!と、fisher monger(魚屋)に出向き、新鮮なsea bass(スズキ)を手に入れました。

下処理をしてレモンとローズマリーをお腹に詰めて、シンプルにオリーブオイルをかけオーブンで調理をする間も、「良い香りね、楽しみだわ!」と、みんなに言われてホッとしていたら・・・

料理をテーブルに並べた途端に、みんなの椅子が、ずずっと後ろに下がる勢いでした。ど、どうしたの?と、慌てる私に、みんなが魚を指して言いました。

「頭が、目が怖い!」

イギリスのスーパーで見る魚は、フィレなどにおろされた物ばかり、以前にテレビで子供に魚の泳いでいる絵を描いてもらったら、フィレのまま、頭もなく泳いでいる様子を描いた子供もいたほどです。しまった、と思っても後の祭り。

ちなみにスーパーで安売りされていたり、特売になっている魚は骨がうまく処理されてないとかの理由だったりします。料理番組でも「The downside was(マイナスポイントは・・・のような言い回しです。)骨があったのよ!骨が刺さったら病院送りでしょう?」と散々にいわれるのです。友人とレストランに行った際に「魚に骨がある!」と、それっきり彼女が食べれなくなってしまった場合もありました。

ちなみに一番高く売られている魚は、種類に関わらず「骨なし、皮なし」に処理されたものです。最近は、魚の種類が豊富なスーパーに行けば、丸ごとのトラウトなどもあります。

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3.卓上で焼き肉、焼き野菜

渡英したばかりで、まだ何も分からなかった頃、夫の友人達が遊びに来てくれたことがありました。日本の知り合いに卓上コンロをもらっていたため、張り切って豚バラ、皮付きの鶏肉に野菜などを用意したのですが、みんなから一斉に文句が飛んできました。

「立派なストーブ(ガスコンロ)があるのに、なんで簡易クッカーを使うの?部屋が、家具が汚れるよ!」
「熱々すぎて食べられないし、脂が服にとぶんじゃないかしら?」
「豚バラも皮付きの鶏肉も脂っこすぎてFatが怖い!」

イギリスの人にとって食卓は料理をいただく場所で、調理をする場所ではないのです。更に、料理の熱々を食べるのも苦手なイギリス人。生ぬるい以上、熱々未満ではなくてはいけないため、今では私もカリフラワーチーズ(カリフラワーをチーズソースの中で焼いたもの。イギリス人の大好物。)などグラタンのようなものを作ると、わざと時間を置いて夫の分だけ軽く冷まします。レシピにもそう書いてあるのです。

キッチンが汚れるのが嫌だから料理しないと、缶詰めのパスタや豆、レンジかオーブンで温めるだけのレディミールばかり食べている人もいるくらいですから、卓上で熱々はまさに失敗でした。

豚バラや鶏皮なども脂が多く毛嫌いする人が多いこの国では、皮なしの鶏胸肉が丸鶏よりも高いのです。私の日本の友人は豚の角煮を作ったところ、誰も手をつけてくれなかったと嘆いていました。鶏もも肉はパサパサの胸肉や、ささみに比べると、うんとお値打ちなのです。日本とは反対です。

魚に限らず「真っ裸」みたいな状態に、きちんと処理をされているものがお肉でも高く売られています。

4.すき焼きの卵

友人がテレビですき焼きを見て是非食べたいと言うので、わざわざ日系のお店で牛の薄切りにとある食材も用意しました。味付けもイギリス人が好きな甘め、万全のつもりでしたが、すき焼きを見る前に、テーブルに着いたみんなから驚きの声が・・・。

もう、今度は何だろう、何でも来いの心境の私に、

「卵が生!」
「生卵を食べたら病気になる!」

イギリスでは生卵を食べるのは推奨されていないのです。しかし私はこのとき、わざわざ日系のお店で「生食用」の卵を買ったのでした。それをいうと、

「とにかく嫌だ、食べられない。」と、みんな拒絶しました。

ポーチドエッグがあるじゃないか!と思いましたが、あれはあくまで半熟にきちんと火が通っているそうです。

まとめ

今ではイギリスの「保守的」な食事も移民のレストランが増えたり、グルメ番組がたくさん放送されている影響もあり、さまざまな世界中の食材がスーパーには並ぶようになり、筆者が渡英した当初と比べると、ものすごくフレキシブルになりました。ですが、基本的にやっぱりイギリスの人たちは「食に対してはものすごくピッキーで保守的」であることに変わりないように思います。

今回もお役に立てましたでしょうか。留学生の皆様もホームパーティなどされるときはどうぞお気をつけくださいね!皆様の留学生活を心から応援しています!

Have a lovely day!

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モモグラモ
モモグラモ

イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。