イギリス人ってどんな人?パートナーの視点から見たイギリス人の7つの特徴
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その文化と歴史から、ちょっと高貴なイメージが先行する「イギリス人」。実際のところはどうなのでしょうか?ここでは、イギリス人と3年お付き合いしている私の目から見た、イギリス人の特徴についてご紹介します。
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一応お断りしておきますが…
ここでご紹介するのは、当然ですが私の視点から見たイギリス人の印象です。一口に「イギリス人」といっても、地域も4つに分かれ、移民も多いイギリスには、本当にいろいろな人がいます。
私が受ける印象から、7つの特徴をご紹介してはいますが、もちろんこれが全員に当てはまるわけではありませんので、ぜひご承知おきを。
1.プライドが高い
イギリスの国土はアメリカと比較すると非常に小さいですが、アメリカよりも多様なアクセント(方言)があります。なぜなら、歴史的に自分の所属する階級や身分によって異なるアクセントで話してきたから。
私のパートナーは、イギリス人と話せば「だいたいこの地域の出身」で「どの程度の階級」の人なのかが分かるそうです。たいていのイギリス人は自分のアクセントにある程度誇りがあります。特に、上流階級であればあるほど「自分の所属する階級や身分」に自信を持っています。したがって、概してプライドが高い人たちです。
2.キャリア志向
そのプライドの高さに関連してか、他の欧米の国と比べるとキャリア志向の人が多いように感じます。収入やステータスは、中~上流階級のイギリス人にとっては重要な項目です。
もちろん自由主義やヒッピーな人もたくさんいますが、このくらいの年齢で結婚して、家を買って、という将来設計もわりとしっかり立てる人も多いようです。意外と真面目で、なんだかちょっと日本人みたいですね。
3.地域同士は仲が悪い?!
イギリスという日本語はイングランドを優遇したような感じがしますが、正式にはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北部アイルランドの4つの地域が連合した国です。
4つの地域とはいいましたが、当人たちは4つの国であると信じきっています。それぞれの地域の人に「君たちは同じパスポートなのに、違う国なのか?」と聞いたことがありますが、答えは揃って「YES」でした。通貨、女王、政治などは共有しているものの、あくまで4つの国の集まりであり、別々のアイデンティティを持った人々なのです。
そして、お互いにあまり仲がよくありません。一部のスコットランド人は、イングランド人を「頭がいいだけ、お金に執着している」と思っているし、逆に一部のイングランド人は、スコットランド人を「教養がなくて野蛮」だと思っています(もちろん、個人差があるので、これはあくまで一例です)。
お互いのアクセントについてジョークを飛ばし合うこともしばしば。スコットランド人を「English(イギリス人)」なんて間違えて呼んだ日には、猛烈に非難されますので、ご注意を。
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4.やっぱりお茶が好き
イギリスといえば紅茶とアフタヌーンティー。ロンドンを始めとするイギリスの都市には、アフタヌーンティーをしているラウンジやカフェがたくさんあります。もちろん、ご婦人たちも紅茶(というか紅茶を囲んだお話会)が大好きで、時間さえあればお茶会をしています。
また、イギリスの主要テレビ局であるBBCが、230,000ポンド(日本円=4400万円程度)をティーバッグに使っていたという事実がニュースになったりもするほど、イギリス人の紅茶好きは有名です(出典:Daily Mail)。でも、私のパートナーのように、稀に紅茶嫌いな人もいるようです(笑)。
5.「fussy」
私はイギリス人とお付き合いを始めてから「fussy」という単語を知りました。これは、好き嫌いが激しいという意味。「ご飯が美味しくない」というイメージのイギリスですが、私は、これは「ご飯に興味がない」ことの現れだと思っています。「ご飯に興味がない」ので、必然的に好き嫌いも多くなります。
私の彼の親戚には、肉しか食べない、パスタは嫌い、魚は焼いてもダメ、米は食べない、なんていう人はザラです。私は毎回心の中で「君たち人生損してるよ!」と思っています。
6.英国紳士?
「英国紳士(English gentlemen)」はイギリスでも概念として定着しているようです。紳士かどうかはわかりませんが、朗らか、レディーファースト、控えめな人が多いことは事実でしょう。また、意外とシャイで、場の空気を読むようなところも、日本人に少し似ているなと思います。
7.ブラックヒューモアが大好き
イギリス人はブラックヒューモアが大好きです。イギリスの文化に興味がある人は、ちょっと古いですが「Monty Python’s Flying Circus」というコメディを見てみることをおすすめします。典型的なイギリスのブラックヒューモアが満載で面白いのですが、ブラックすぎて笑えないことも(笑)。
また、「banter(=冗談の言い合い)」を笑いのネタにして場を盛り上げることを好みます。自虐的なネタや、ちょっと過激な冗談などを平気でバシバシ飛ばすので、最初は少しびっくりするかもしれません。
まとめ
今回は、パートナーの視点から見たイギリス人の特徴をまとめてみました。もちろん、ここに挙げた特徴には、人によって個人差や程度の差はあると思います。でも、少し日本人に似ていたり、意外に過激だったり、奥が深くて面白い「イギリス人」、ぜひ友達になってジョークを交わし合ってみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。