路上駐車を避けたらトラブルに巻き込まれた話 in デトロイト①<高速道路の恐怖体験>

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海外生活にはトラブルはつきものですが、長年住むことでトラブルに遭遇することも少なくなってくるものです。しかし、アメリカ在住歴17年の筆者でも先日は久々に大きなトラブルに遭遇しました。今回は、そんなトラブルのお話です。

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治安を考えビル内の駐車場に車を停めたものの…

金曜日の夜、私は友人と出歩くため、デトロイトのダウンタウンに赴きました。

デトロイトと聞くと2013年のデトロイト財政破綻や、映画「ロボコップ」のような荒廃した場所を思い起こされるかもしれませんが、最近では復興が進み、治安もそれほど悪くなく、Qlineと呼ばれる路面電車も走り始め、ちょっとしたホットプレイスになりつつあります。

私はダウンタウンに到着すると、どこに駐車をするか思案し始めました。路上駐車は非常に安いですが、実は過去にこんな光景を見て以来、路上駐車を躊躇するようになっているのです。

以前ダウンタウンと私が友人と歩いていると、公共バスが路駐の車の側面に接触、バスのドライバーはどうすることもできないことを悟ったのか、そのまま思いっきりアクセルを踏み込み逃げ去りました。接触された車の左側面のドアが外れ路上に落ちてしまい、その現場を目撃した私は友人と震え上がったのものです。

それ以来、路上駐車をできるだけ避けたい私は、安心できそうなタワー型のパーキングに駐車することが多くなりました。今回選んだのは友人と会う場所の近くのビル。ちょっと値段は高めでしたが仕方ありません。パーキングチケットには、

Weekday Open: 6 AM to 10 PM

と書いてあったので、私は10時までに帰ってくればいいと思い、そのチケットをポケットにしまい込みました。

駐車場が時間より早く閉鎖?

友人たちのと集まりがお開きになった後、私はビルに戻ってみると、様子がおかしいことに気づきました。

時間はまだ9時半なのに、鉄格子のように出口が閉ざされ、ドアも閉じております。ドアを開けてみようと思ったのですが、施錠され開けることができません。

困った私は、アメリカ人の友人に電話をし、そのパーキング場のサイトにアクセスしてもらいました。不思議なことに、サイトにはClose at 9 PM on Weekdaysと書いてあるそうで、チケットに書いてある情報と食い違います。

また、週末は休みだそうで、金曜の夜という現状況では更に困ったことになりそうです。「ピックアップしてあげようか?」という友人の優しい申し出を断り、私は自力で脱出すべく、向かいのビルのガードマンに救いを求めました。

ガードマンは最近ここで仕事を始めたそうで、よく周囲のことを知らないとのこと。しかし、できるだけ私を助けるべく、パーキング場の会社に電話をかけてくれたのですが、誰も電話には出ません。

あまり迷惑をかけるのもなんなので、おとなしくタクシーを使って帰宅することに。スマートフォンのアプリを使いタクシーを呼び出しました。

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怖すぎる!タクシー暴走運転

暴走するタクシー
aimhelix

タクシーに乗り込むと、年の功60代の運転手は私の自宅に向けて車を走らせ始めました。

私がパーキング場の件を運転手に話していると、どうも運転手の反応が鈍いようです。アメリカ人の中には外国人のアクセントを苦手とする人もいるので、そういう人なのかと思い、口数を減らすことにしました。

ところが、ここで私の心に赤信号が灯りました。この運ちゃん、なんと本物の赤信号を無視し直進。あぜんとする私に

「今日朝8時から働いているんだ、12時間以上運転しているんだよ。もう疲れて疲れて・・・」

と、デンジャラスな言い訳をし始めます。

車はそのまま高速道路に突入しましたが、インターチェンジの変更に3回失敗し、私は焦り始めました。どうも、高速道路の出口のナンバー(多くは3Aとか5Dというようになっている)が読めないようなのです。

くわえて、高速道路の運転も怪しくフラフラと不安定この上なく、私は悲鳴を上げ始めました。このままでは自宅にたどり着く前に事故死してもおかしくありません。

不本意ですが、死ぬよりはましです。高速道路のど真ん中で降ろしてもらいました

アメリカの高速道路は日本と違い、街灯も少なく、不気味なものです。私もアメリカ生活は長いですが、高速道路に一人でいたことは初めてです。急いで、代わりのタクシーを探すと代わりの車すぐに来てくれました。

今度の運転手は年の功、20代。紳士的な対応で、高速道路で一人で待っていた日本人の中年男性を不審がることもなく、私を自宅まで送り届けてくれました。

翌日の対応

翌日、パーキング場に電話をしたものの、案の定、誰も出ません。

仕方ないので、週末だけレンタカーを借り、行動することになります。思わぬ出費と時間の無駄ですが、車がないと生活ができないライフスタイルゆえに、車が利用できないことは死活問題です。

月曜の朝にレンタカーを返却し、それからタクシーで再度ダウンタウンに行き、車を取り返すしかありません。月曜の朝は会社を遅刻することになりますが、仕方ないでしょう。

次回は、レンタカーを借りて過ごした週末と、週明けにダウンタウンへ車を取りに行ったときに起こったトラブルについてお伝えします。

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  • コラム
  • 高速道路
  • アメリカ生活
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この記事を書いた人

命かげろう
命かげろう

初めまして!日本の大学を卒業した後、米国の大学院に留学し漂流し続けること10数年。今年で米国生活16年目になります。お笑い好きの40男が加齢臭を漂わしながら、ミシガン州デトロイト近郊から海外生活と留学の知恵や経験をお届けします。

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