英単語が簡単に覚えられる?語源で覚える英単語~接頭辞編~
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英語を勉強する上で、誰もが一度は単語の勉強で躓いたことがあると思います。英文のレベルが高くなれば、さらに高いレベルの語彙力が必要になります。ですが語彙は覚え始めるときりがない上に、でたらめに勉強しても覚えられる単語数に限りがあります。そんな時に単語の意味を格段に覚えやすくしてくれるのが「語源」です。まず今回は、語源学習の基礎となる接頭辞について紹介したいと思います。
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語源学習の基礎知識~接頭辞編~
接頭辞とは?
接頭辞とは、単語の先頭部分につき特定の意味を付け加える、単語の構成要素の一つです。例えば接頭辞は英語で「prefix」と言いますが、この「pre」という部分が接頭辞に該当し、単語に「前」という意味を与えます。
接頭辞で英単語が覚えられる?
接頭辞は前置詞から由来するものも多く、単語の中でも関係する前置詞の意味をその単語全体に与えます。なので接頭辞を勉強することで単語の持つ意味の「ニュアンス」が感覚的に分かるようになります。
今回紹介する接頭辞は普段から目にする英単語にも頻繁に使われているので、もしかしたら自然とニュアンスが身に付いている方も多いかもしれません。ぜひ復習も兼ねて、一緒に勉強していきましょう!
a-, an-
「a-, an-」には「not、without」という意味があります。
- apathy:無+感情→「無感動」
- anonymous:無+名前→「匿名」
- atom:+分割→「原子(昔の最小単位)」
ad-
「ad-」には「〜に向かう」という意味があります。そしてこの「ad-」は後ろに続く単語によってその語尾が変化します。
- adjust:向かう+ちょうど→「調節する」
- apart:向かう+部分→「離れて」
- annihilate:向かう+無→「絶滅させる」
circum-
「circum-」には「周辺」という意味があります。
- circumstance:周辺+立つ→「(周りの)状況」
- circumnavigate:周辺+操縦する→「周航する」
- circumfluent:周辺+流れ→「周りを流れる」
con-
「con-」には「一緒」という意味があります。
- contemporary:「同じ+時代→「現代、(対象と)同時代」
- conclude:一緒+囲む→「結論づける」
- consequence:一緒+連続→「結果」
counter-
「counter-」には「反対の」という意味があります。
- counteract:反対+行動する→「反抗する」
- counterpart:反対+部分→「(異なる状況における対象と)同じもの、相対するもの」
de-
「de-」には「down、away」という意味があります。
- degrade:下げる+評価→「(地位を)下げる」
- depress:下げる+抑える→「意気消沈させる」
- depart:離れる+部分→出発する
dis-
「dis-」には「取り除く」という意味があります。
- discover:取り除く+覆い→「発見する」
- discourage:取り除く+勇気→「やる気をなくす」
- disintegrate:取り除く+結合→「分解する、崩れる」
ex-
続いては「in-」の逆で、「ex-」には「外」という意味があります。
- expose:外+置く「人目にさらす」
- exclude:外+囲む→「除外する」
- expect:外+見る→「期待する」
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in-
「in-」は前置詞のinにもあるように「中」という意味があります。この「in-」は後ろに続く語幹の最初が「b-、m-、p-、」で始まる場合は「im-」に変化します。
- include:中+囲む→「含む」
- infuse:中+注ぐ→「吹き込む」
- inside:中+側→「内側」
また、この「in-」には「無、不」といった否定の意味もあります。
- indifferent:無+違い→「無関心(違いが無い)」
- inconvenience:不+便利→「不便」
- incomplete:不+完全→「不完全な」
inter-
「inter-」には「間」という意味があります。
- interact:間+行う→「相互に関わりあう」
- interrelationship:間+関係→「相互関係」
- international:間+国→「国際的な」
intra-
「inter-」と似ていますが、「intra-」には「内部に」という意味があります。
- intracity:内部+街→「市内の」
- intranational:内部+国→「国内の」
pre-
「pre-」には「前」という意味があります。
- predict:前+言う→「予言する」
- prefer:前+持ってくる→「好む」
- precede:前+行く→「先に起こる」
pro-
「pro-」は前方という意味での「前」を意味します。
- progress:前+進む→「前進する」
- proceed:前+進める→「始める」
- produce:前+置く→「提案する」
re-
「re-」には「再び」という意味があります。
- reassure:再び+確認する→「自信を持たせる」
- redevelop:再び+発達する→「再発展する」
- recycle:再び+回る→「再利用する」
sub-
「sub-」には「下」という意味があります。
- submarine:下+海→潜水艦」
- subconscious:下+意識→「潜在意識)」
- subscribe:下+書く→「定期購読する、署名する」
un-
「un-」には「否定」の意味があります。
- uncomfortable:否定+心地よい→「心地よくない」
- unofficial:否定+公式→「非公式」
- unconscious:否定+意識がある→「無意識」
まとめ
以上、いかがでしたか?今回紹介した接頭辞は数ある内のほんの一部にすぎません。また今回紹介した以外の意味を持つ接頭辞も存在します。しかしそれら全てを抑えなくても基本的な語源の学習はできます。上記の接頭辞は最も基本的な部類に属するものがほとんどなので、ぜひ一気に覚えてしまいましょう!
応用編となる次回は、語幹の語源を紐解きながら英単語を覚える方法を紹介します!
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この記事を書いた人
東京在住の大学3年生です。アジア中心にバックパッカーしてます。2016年7月から1年間オーストラリアに留学予定。