教科書をレンタルで節約!今アメリカで人気の教科書レンタルサービスを体験
24417
View
スポンサーリンク
学費にかかるのは授業料だけではありません。何かとかさむ教科書代の節約に有用な、教科書レンタル・サービス体験を紹介します。
スポンサーリンク
ただでさえ高騰しているアメリカの大学費用ーー卒業時に莫大なローン負債を抱えたスタートとなる学生はまれではありません。その上、教科書代も授業ごとに1冊$50、$100以上ともなれば、お財布も痛いもの。そんなアメリカ大学生のシビアな懐事情に対応すべく、大学の売店やオンライン・ショッピングウェブサイト各社では、教科書レンタルサービスを導入しています。賢く活用して、学費・生活費を節約しましょう。
大学の売店
大学の売店によっては、Textbook Rentalを導入しているところもあります。Due Date(返却締め切り)が極端にギリギリだったのと、売店の営業時間内に行って手続きしなければならないことが、夜間に通っていた私にはネックでした。
スポンサーリンク
オンライン・ウェブサイト
オンライン小売業界が隆盛なアメリカ。書籍の販売・レンタルでも在庫量・種類などで頼れるのはオンラインだったりする。教科書(新版・中古)の販売・レンタルを手がけているのは、学生ポータルサイトのCheggや大手書店チェーンBarns & Noble、オークション兼ショッピング・サイトeBay系列のHalf.comなどが挙げられます。また、米国Amazon.comも2012年8月より紙媒体の教科書レンタルサービスに参入。小売での購入価格を最大70%節約できる(参考ウェブサイト参照)ことを謳っています。
Amazon.comでのレンタル体験
筆者が教科書の調達に主に利用していたのは、Amazon.comの中古販売あるいはレンタルでした。理由は、Amazonなら他の商品のラインアップも豊富で、通常配送オーダーが送料無料となる$35/回以上購入の条件をクリアしやすく、Amazon Studentに入会すると最初1年間は2日以内配送が無料となるAmazon Prime会員得点もついてきたからです(2年目以降継続の場合は年会費が$49(※2015年5月時点))。
Amazon.comでの教科書レンタル・返却の方法はとても簡単。以下に実際の手順つきで紹介します。
①教科書を「Rent」で注文
通常の注文時と同じように、該当の教科書を検索し、「Rent」を選択してオーダーします。Amazon PrimeまたはStudentに加入していれば2日以内配送無料、それ以外の場合1回あたり$35分以上購入すれば通常(7~14日以内)配送無料。
配送の際の梱包材ダンボールは、返却時にそのまま使えるので学期中取っておくと便利。
(写真例の教科書を参照すると、1学期間のレンタルは$31.08、中古本購入だと$118~、新書購入だと$208.68もします。授業履修終了後、実際にこれらの教科書全てを見直す機会がどれだけあるでしょう。中古で売るにしても使用中のダメージなどで、購入との差額分$86.92~177.60なんて値がつくことは滅多にありません。)
②レンタル教科書を使用するにあたって
ある程度の経年劣化は仕方なく、筆者はこれまでチャージされたことはありませんが、返却時のダメージがあまりにひどいと買い取り額をチャージされる可能性もあるので気をつけて。使用中は、汚れなどをあまりつけないように、マーカーなどで線を引きたい箇所があればそのチャプターだけスキャンするなど工夫して、きれいに使うように心がけましょう。
③返却
レンタルした商品の返却期日確認等は、My Accountの"Your Order"> "Your Textbook Rentalsから行えます。
期日が迫ってくるとAmazon.comから数回リマインダーメールも届くので安心です。
ウェブサイト上で該当商品の「Return Books」をクリックすれば、返却ラベルの印刷画面にジャンプします。
※オプションとして、15日間延長(期日を過ぎた場合、自動的にチャージされる)、気に入れば買い取りを選択することもできます。
印刷したラベルから切り取った「Return Shipping Label」を梱包材に貼り付け、「Package Slip」を教科書とともに封入し、近くのUPS取扱店(かつて販売チャネルによってはPost Officeだったことも)に持っていきます。追加で送料はかかりません。
数日後、アマゾンから確認メールが届けば手続き完了です。(まず受領確認メールが届き、10営業日後に返却の最終確認メールがきます。)
いかがでしたでしょうか。もちろん専攻分野や、後々ためになるであろう教材は投資として購入する価値がありますが、限られた学費・生活費の節約一つの手段として、これらのレンタル・サービスが活用されれば幸いです。
スポンサーリンク
アメリカの人気記事
節約の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
会社員生活の傍らNY留学の夢をかなえるべく2012年に渡米。ニューヨーク市立大学バルーク校MBA修了。2017年7月よりロンドンに移住。まだまだ知らないヨーロッパのダイナミクスと魅力を発見する日々です。
https://twitter.com/Sattyshamrock