必要な書類や試験内容とは?ミシガン州で運転免許証を取得する方法
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ミシガン州で運転免許証を取得するまでの流れ(筆記試験〜路上試験)と、必要な書類などについてまとめました。
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ミシガン州で運転免許証を取得した方が良い理由
アメリカ・ミシガン州では日本の運転免許証を所持していれば運転することは可能です。しかし、日本の免許証のみだと、自分で免許証の内容を翻訳できなければならないことと、車の保険が倍近く高くなることから、1年以上の長期滞在される方はミシガン州で現地の運転免許証を取得しておいた方が良いでしょう。
運転免許取得までの流れ
免許証は筆記試験を受けた後、路上試験を受ける流れになります。
大学で留学生向けに開催される運転免許取得方法の説明会に行くと、簡単なガイドとして以下のパンフレットが渡されます。こちらには免許取得までの大まかな流れが記載されていますが、一度目を通したら筆記試験の勉強を始めることをお勧めします。
筆記試験の受け方
筆記試験は、Secretary of State Branch Office(安全科事務所)で受けます。
でも、その前に勉強したいですよね?英語の問題ですし、交通ルールも異なるので。私も実際に何をすればよいのか想像がつかなかったので、まずはSecretary of State Branch Officeに行きました。こちらで、写真のような運転ルールの載ったマニュアルと必要書類についての説明書を入手することができます。
マニュアルを一通り読み終わって大丈夫そうだな、となったらSecretary of State Branch Officeに行きましょう。
筆記試験に必要な書類
以下が必要書類になります。
Social Security Number(社会保障番号)を持っていないことを証明する書類
US Social Security Administration(社会保障局 )で取得可能。取得時に現住所に住んでいることを証明する書類とパスポートが必要になります。
I-20(入学許可書)
留学生の場合はI-20ですが、その他のビザの場合はI-94(出入国記録)などビザによって異なります。
パスポート
日本のパスポートです。
免許証
日本の免許証です。
現住所に住んでいることを証明する書類二通
アパートの契約書とアパートへ届いた封筒など。
日本の免許証を証明する書類
大学のレターヘッドに証明内容を印刷し、同じ国の教授にサインをしてもらえば大丈夫です。こちらの書類を用意すれば、筆記試験通過後に30日間の練習期間が免除され、すぐに路上試験を受けることができます。
以下写真のWaive30DAYSのスタンプがその証拠です。
費用
費用は25ドルでした。試験に受かった場合にのみ支払いとなり、無料で何度でも受けられます。
筆記試験の内容
筆記試験の内容は、文章問題で三択の中から一つ選ぶ問題が30問、標識の二択問題が10問でした。
どちらも8割以上正解でないとパスできません。片方パスできれば、二回目は残りの方のみを受験するのみでOkです。パスできなかった場合は、翌日以降に再試験可能です。
筆記試験をパスすると、筆記試験通過の証明書と運転試験用の本、そして試験場の連絡先一覧が渡されます。自分で試験場に問い合わせして試験を受けることになります。
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路上試験の受け方
筆記試験にパスしたら、路上試験を受けます。
路上試験を受けるには、筆記試験後にSecretary of State Branch Officeから配布された試験会場一覧から自分の受けたい場所に電話で連絡します。試験会場によってはネットで予約できるところもあります。
ちなみに、路上試験の試験料はミシガン州によって定められていません。すなわち、試験会社によって異なる可能性があるということです。事前に友人はいくらで受けたかを情報交換しておくとよいかもしれません。
私は、自分の家から一番近い試験場で受験しました。案内された試験場の位置を確認し電話をしたところ、会場に行かないと予約が取れないとのことでした。予約時に必要な物の説明を受けて電話は終了。まずは予約を取りに行きました。
試験日予約時に必要なもの
Valid Michigan Temporary Instruction Permit(筆記試験通過証明書)
日本の免許証の証明がなかった場合、30日間の練習期間が必要です。その際には、筆記試験通過後30日が過ぎたことを証明する書類をSecretary of State Branch Officeに取りに行き、試験場に持っていかなければなりません。
試験に使う車の有効な保険証明書、州の登録書、有効なナンバープレート
試験に使う車が法的に問題ないものを証明する書類を提出し、コピーを取られます。法的なことの確認なので、一時的に借りた友達の車でも問題ありません。
費用
私が受けた試験場は54ドルでした。筆記試験とは異なり、一度試験に落ちると再度支払いが必要です。
路上試験の内容
試験内容は、スタディガイドに載っていますので、事前に目を通しておく必要があります。試験料の支払いが済むと、受付の人から練習場を案内されます。近くの空き地にポールが並べてあり、縦列駐車を練習することができます。約10年ぶりの縦列駐車でしたので、事前にYoutubeでポイントを確認してから練習しました。
路上試験当日の大まかな流れ
試験時間になったら、試験監督に呼ばれ名前の確認が行われます。そのまま駐車場に行き、試験開始です。
試験前の車の状態確認
タイヤの空気状態、ウインカーやクラクションの作動状況の確認と、車に関する必要書類が車内にあるかの確認。
敷地内試験
ライン位置での停止、後方駐車、縦列駐車。
路上試験
一般道走行(走行中、エアコンのオンオフ、車線変更を試験官から指示されます。)、高速道走行(走行中、車線変更を指示されます。)、最後に、事故が起こりそうなときにどのような対応をとるかの質問をされます。
全部で約1時間のテストです。敷地内での試験にパスしないと路上試験には移れません。路上試験で試験官が特に見ているのは、走行中のマナー、速度制限や各標識に対する対応でした。
試験終了後コメントをもらい終了です。私はSTOPサインのときに完璧にブレーキを踏んでいなかったことを指摘された以外は問題ありませんでした。試験監督の方はとても感じの良い方で常にリラックスしてね、と声掛けしてくれました。路上試験にパスすると以下のような証明書が発行されます。
免許証発行の手続き
路上試験がパスできたら、早めに免許証発行の手続きを行いましょう。免許証発行もSecretary of State Branch Officeで行われます。
免許証発行の手続きに必要な物
- 路上試験通過証明書
- Valid Michigan Temporary Instruction Permit(筆記試験通過証明書)
- パスポート
- I-20
- 日本の免許証
- 日本の免許証を証明する書類
- Social Security Numberを持っていないことを証明する書類
つまり、筆記試験に持って行ったもの+路上試験通過証明書です。全ての書類を再びコピーされました。これらの書類確認後、仮運転免許証が発行されます。そして、本免許証用の写真を撮って手続き終了です。本免許証は3週間以内に郵送で届きます。
最後に
書類の準備には手間と時間がかかりますが、筆記試験受験〜路上試験合格までスムーズにいけば2〜3日で仮免許取得可能です。米国の免許証も日本と同様、IDとして使えますので、留学生活に慣れてきたころにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
現在、アメリカの大学院留学中(乳幼児教育専攻)。大学時代、フロリダのGive Kids The World Villageや日本の児童養護施設、発達障害児の学習教室、家庭的保育所にてボランティアやアルバイトを経験。これらの経験から子育て支援に携わりたいと考え、8年間OLとして勤務後に大学院留学を開始。