「Good luck!」もNG?教養がある人が口にしない英語表現<後編>
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前回に引き続き、とある記事で紹介されていた「スマートな人が決して口にしないフレーズ」の残り4つを、筆者の説明も加えながらご紹介します。
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はじめに
先日お届けした「you look tired」はNG?教養がある人が口にしない英語表現<前編>は、お役にたてましたでしょうか?今回の後編では「幸運を!」よりも、より気持ちが伝わる相手へのエールの送り方などをお伝えします。
As I said before.(前にも言ったように)
誰だって時間が経てばさまざまなことを忘れてしまうものです。それを何かにつけて「前にも言ったように」と繰り返す人がいます。これを会話や返事の冒頭につけることは、あなたの考えに関心を持って話を聞こうとしている相手に対して、きつすぎる表現になりかねません。
「また言わなきゃいけないの?記憶力大丈夫?」と相手を侮辱しているような印象を与えてしまうことすらあります。その上、このような話し方をする人は「私はあなたよりも優れている」と、過剰な自意識を持った印象を周りに与えてしまうようです。
あなたが何度も同じことを繰り返し伝えているのに、相手がそれを気にしてなく、すぐに忘れてしまうと感じた場合は、苛立つのは当然です。ですが、「前にも言ったように」ではなく、どうしたら相手にその事柄に興味をもってもらえ、簡潔ながらも強く印象づけることができるか、話し方を考えてみましょう。
Good luck!(幸運を!)
これはポジティブな表現で決して失礼ではありません。ですが前回の記事に引き続き「教養ある人が話すべきフレーズではない」リストに「微妙ではあるが」と、挙げられていました。
テストや面接の前に「幸運を!」「上手くいくといいね!」と相手を励ますのは良いことに間違いはありません、ですがもっと素敵な伝え方があります。「Good luck!」は下手すると、その人物が成功するには幸運が必要だということをほのめかすことになりかねません。
そこで、代わりに「I know you have what it takes.(君には才能・能力があるよ)」という言葉をかけてみてはいかがでしょうか?
「あなたにはその試験や面接にパスするのに充分なスキルがあるんだから。」こう伝えたほうが、ただでさえ神経質になっている相手に、ただ幸運を祈るよりも勇気と自信を与えることができるかもしれません。
何人からも言われる「幸運を!」より、相手の心にはあなたの言葉が心強く残るのでは、と思います。
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It’s up to you.(あなたに任せるよ) / Whatever you want.(あなたがしたいようにすれば良いよ)
あなたがどんなに相手からの質問に無関心でも「あなたに任せるよ」もしくは「あなたがしたいようにすれば良いよ」などと答えるのは、優しいようで相手の相談に興味がないように聞こえてしまうかもしれません。
もしあなたがその質問に無関心、もしくは知識がなく答えようがなくても「あまり解らないから私だけの意見だけど、これはこの点が良いように思えるな、でももう1つの案も悪くない、君はどう思う?」など、会話に参加しましょう。
「こっちにしなよ。」と決めなくてもいいですから、相談に乗る姿勢を見せたほうが、ただ投げ出し相手に任せるより、「きちんと一緒に考えてくれてるんだな。」という印象を与えるかと思います。
Well, at least I’ve never〜(少なくとも自分は決して〜していない)
あなたがミスを犯したとします。自らのミスを認めないで、謝る前に早口で「少なくとも、私は誰かさんがしたような酷い間違いは決して犯したことがないもの。」などと、自分のことを棚にあげ、他人の過去の失敗をネタしたら皆はどう思うでしょうか。残念ですが、イギリスにはこう言って決して謝らない人も少なくないのです。
自分のミスをうやむやにし、ごまかすような発言は余計にジタバタと必死で滑稽にうつります。スマートなあなたが使うものではありません。自分のミスはきちんと認め「ごめんなさい。」そう謝罪する勇気を持ちましょう。その方がずっとその場を和ませ、問題もより早く解決することでしょう。
まとめ
いかがでしたか?前回の記事とあわせてお役に立てましたら幸いです。
皆様の留学生活を心より応援しています!
Have a lovely day!
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この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。