イギリスの「SUPPER」ってどんな意味?イギリスの上・中流階級層の伝統的な食習慣
23339
View
スポンサーリンク
1860年頃までに、イギリスの上流・中流階級は以下の通りに食事のスタイルを変えていったようです。階級により、全てを実際に食べ飲みしていたかは異なるかと思いますが、今でもSUPPERなどの言葉やスタイルはイギリスで使われています。人々は1日にどのような食事をとっていたのでしょうか?朝から晩まで、お茶のブレイクタイムも合わせて全てご紹介します!
スポンサーリンク
8:00 BREAKFAST
起床は7時、そしてたっぷり朝食を食べていたようです。まずはシリアルにミルクをかけたもの、続いてジャムかマーマレードを塗ったトースト、さらにメイン前にタルトやパイなどが出され、最後にいわゆる有名なフル・イングリッシュ・ブレックファストがメイン料理として出されたようです。朝食にはフルーツジュース、紅茶かコーヒーが添えられました。
10:00 SECOND BREAKFAST
信じられないことに2回目の朝食です。新鮮な果物、タルトなどのpastryが食べられました。
11:00 ELEVENSES
ビスケットにコーヒーなど、メインは温かな飲み物を楽しむブレイクタイムだったようです。
12:00 LUNCHEON (LUNCH)
ランチですが、伝統的にはサンドイッチなどのコールドミールであったようです。それにフルーツコーディアルなどが飲まれていたとのこと。
14:00 AFTERNOON TEA
現在の形の物ではなく、スコーンにクロテッドクリーム、ジャム、紅茶のセットが出されていたようです。現在、それらのセットはクリーム・ティーと呼ばれています。
スポンサーリンク
16:00 HIGH TEA
こちらは2時のアフターヌーン・ティーに比べて、まさにティー・パーティーさながらだったようです。サンドイッチや、キッシュなど、常温で温めずに食べれる甘くないフィンガーフードが出された後に、ビクトリア・スポンジなどのスポンジケーキが楽しまれたそうです。
17:00 TEA
またまたお茶の時間です。この際には優雅な小さなティー・カップではなく、マグカップのような大きくたっぷりのカップになみなみ注がれた紅茶、そして、軽めの温かな食事と一緒に楽しまれました。ナイフ、フォークもきちんとセットされていたようです。
20:00 DINNER
ディナーは少なくても3コース、時には5〜7またはそれ以上のコースが以下の中から出されました。
- Starter
- Soup
- Sorbet
- Fish
- Main (meat) course
- Dessert and/or cheese
- Coffee and chocolates
メインコースまでは水が飲まれ、メインではワインが楽しまれました。デザートやチーズなどには甘いデザートワインが添えられたようです。
23:00 SUPPER
パーティーや集会など、皆で集まった後の夜遅くの食事を「SUPPER」と呼んでいました。また、ディナーを昼間にとった場合の軽めの夕食として、7〜8時頃にサパーを食す習慣もあったようです。それぞれお気に入りのものを食べたようですが、パイやロースト、hotpotなどシチューや煮込み料理がメインだったと言われています。ビスケットとホットチョコレートを好む人々もいたそうです。
最後に
そして、ようやく11:30に就寝、これが上流・中流階級の1日の食事の流れであったようですよ。時代によっては1日に2度の食事をとるのみだった時もあるようです、またご紹介しますね。
皆様の留学生活を心より応援しています。Have a lovely day!
スポンサーリンク
イギリスの人気記事
文化の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。