乾杯だけじゃない?イギリスで頻繁に使われる単語「Cheers」。ネイティブらしい使い方をマスターしよう!
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これを聞くと「イギリスに帰ってきた!」と、筆者が旅行から帰るたびに思える、とてもイギリスらしい表現の一つを今回もご紹介します。「ありがとう」、「さよなら」、その他の代わりに使える便利な言葉です。
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「cheers」はイギリスで頻繁に使われる英単語のひとつ
イギリスらしい英語表現として以前「イギリスでネイティブらしく表現するのに欠かせない単語「Lovely」使い方をシーンごとに覚えちゃおう。」で「lovely」と言う単語をご紹介しましたが、今日紹介する「cheers」も負けないくらい頻繁に使われます。
日本の教科書などから額面通りの英語を学んできた筆者は最初イギリスの表現にとても戸惑い、こちらの友人達にイギリスらしい英語って何?と何度か尋ねてみましたが、「lovely」、「mate」、「cheers」は様々な解答のなかに必ず共通してランクインしておりました。
ケンブリッジのオンライン辞書には、「cheersはイギリスでインフォーマルなありがとうとしてよく使用される。」とあります。ですが、実際にイギリスに長くすんでいると一言では説明できない温かみ、親しみがこの言葉に込められてると感じます。
「cheers」はイギリスで頻繁に使われる英単語のひとつ
イギリスではパブからも様々な文化が生まれてきました。元々はお酒を酌み交わしながらお互いの健康や幸運を願う意味合いで使われてきたのが今の「cheers」のオリジナルだとも言われています。
「Thank you」、「thanks」その次にさらにカジュアルなのが「cheers」と言う人もあれば、「いや、フォーマルでない場に限るけれどイギリス人に使う場合はThank you等よりも、もっとも親しみや尊敬を込めた表現に聞こえるね。」などと言う人もいます。
「Thank you very much.」素晴らしい表現ですが、親しい間柄の友人同士の簡単なありがとう!として使うには、少しよそよそしい場合もあります。もちろん階級社会の名残が強いイギリスですから、きちんとした教科書どおりの英語を使う方が良い場合もありますので、すべてに当てはまると言うわけではありません。
ちなみに、両方が混ざった、「Cheers, thanks a lot.」も非常にイギリスではメジャーな言い回しです。
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「cheers」の使用例
それではどのように使われるのか、例をあげてご紹介します。
友人同士での会話で使用する場合
ハウスメイトが鍵を忘れたあなたに出掛けに一声、「鍵!忘れてるぞ!」と渡してくれた時、
Cheers, pal!
友達がお土産を買ってきてくれてすごく嬉しい時、
Oh, gosh, cheers, thanks a lot!
電話で友人と待ち合わせ場所などを確認した後に、
All right mate. See you later, cheers.(電話を切る際の挨拶がわり)
知らない人との会話で使用する場合
その他には誰か知らない人でも、人が何か親切にしてくれた時にも軽く感謝を表すのに使います。
電車に乗る際に「先にどうぞ」と勧めてもらったら、
Cheers.
先に通過した人がドアを開けて待ってくれていたら、
Cheers.
買い物をしてお店を出るときも、
Cheers.
パブで使用する場合
パブで注文をしようとカウンターで順番を待っている夫が、
After you, mate.(お先にどうぞ)
と、誰かに声をかけ、
Cheers, mate.(ありがとう)
と、どちらも知らない間柄なのに何だか親しみを感じる会話が生まれるのに遭遇したことが数えきれなくあります。
友人がパブでビールを買ってきてくれたら 、
Cheers, mate.(実際に乾杯をするわけではありません。ありがとうの意味です。)
パブでスタッフにドリンクをもらい「Thank you.」お釣りを続けてもらう際に、
Lovely! Cheers.
友人の誕生日にはビールのイラストに、
Cheers on your birthday!
と書かれたカードを送ることも。
そして、もちろん本来の「乾杯!」にも使います。
パブで仲間同士でグラスをあげながら、
Cheers! your good health!
その他の使い方
他の使い方としては、遅くまで一緒に仕事をした同僚と別れる際にも、
Bye.
Cheers. See you tomorrow.
など、別れ際の挨拶に使われたりもします。
Cheersと言われて返答する場合
さて、上でご紹介してきたように感謝を表す表現として「Cheers」を使った場合、イギリス人の返答は大抵が、
Thats all right, (mate,luv)
No worries.
No problem.
と、答えます。言葉と同じくらい素敵な笑顔が返ってくるだけの時もありますが、きちんと伝わっています。 このように、イギリスで暮らしていると毎日のようにこの言葉を聞くのです。
まとめ
さて、いかがでしたか。イギリス流の「Cheers」の使い方、お楽しみいただけましたか?イギリスから様々な留学に役立つ情報、生活の知恵やイギリスらしい英語などを今後もお届けしますね。
皆様の留学生活を心から応援しています!
Cheers, have a lovely day!
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この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。