【留学前に知っておきたい】シアトルってどんな都市?〜問題編〜

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「エメラルド・シティ」と称される通り、シアトルは都会的な喧騒のすぐそこに山や湾、湖が広がる美しい都市です。とても暮らしやすく、日本人学生の留学先としても断然おすすめです。ただ、美点ばかりを見て渡航されるとその後のギャップに悩まされると思いますので、良い点・問題点、両方挙げてみたいと思います。まずは問題点からです。完全なる独断ですが、お付き合いくださいませ。

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問題点1.「物価が高い」

Money
Images Money

現在シアトルでは、深刻な家賃高が続いています。アマゾンなどのドットコム産業がどっと興隆したせいで、2015年の家賃は2009年のそれと比較して3割も上がりました。暮らせない人が増えたからか、路上生活者も多々目にします(ただ、こざっぱりとした防寒服を着ている人が多いので、深刻に困窮しているかは謎)。都心部に単身用のアパートを借りようと思ったら、$1500ほどするのではないでしょうか。留学で来られる際、住居の選択肢はホームステイやハウスシェア、ルームシェアなどになるかと思いますが、その家賃相場も上がっていることと思います。ニューヨークやサンフランシスコと比較すればまだマシですが、家賃は今後も上がり続ける見込みとのことです。

住居費に加え、光熱費も高いです。電気・ガス・水道代で1ヶ月$200ほど。住居によっては、これにゴミ処理代が$20くらいかかります。外食費も高いと感じます。ファストフード店でお気軽ランチをするにも一人$10程度はかかりますし、友人と素敵なカフェでランチをするなら$20、ディナーは$40、お酒が付けばもっと、といったところでしょうか(あくまで個人的感覚)。長期の留学になれば車も必要で、ガソリン代、自動車税、駐車場費などがかかります。ワシントン州ではこれらが他州より高めな印象です。

《参考リンク》
Seattle Magazine(英語)

問題点2.「渋滞がひどい」

渋滞
Jeff Wilcox

家賃高騰・土地不足により、必然的に人々は郊外へと流れます。ただオフィスや学校は依然都心部にあるので、通勤・帰宅ラッシュが大変なことになります。普段は30分で行ける道のりに1時間以上かかることもざらです。基本的に移動手段はバスか車。渋滞が続くと到着時刻が読めません。授業に遅刻しないよう、かなり余裕を持って出発する必要があります。

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問題点3.「歴史がない」

「ない」とは言いすぎですが、ただでさえ歴史の浅いアメリカでも特に新しい町であるシアトルには、歴史的文化の薫りが漂っていない気がします。試しに「シアトルって何が有名?」と考えてみましたが、スターバックス1号店、音楽(ジミ・ヘンドリックスとかニルヴァーナとか)、スペースニードル、シーホークス(アメフトチーム)など、全部1960年代以降に作られたものなんですよね。ローカルも大好きな“歴史ある”パイク・プレイス・マーケットでさえ、創業は1907年です。ニューヨークのブロードウェイが1770年頃から認知されつつあったことを考えると、随分新しく感じます。

博物館へ行くと、それがよくわかります。「シアトルの歴史」として紹介されているのはネイティブ・アメリカンの装飾品。それももちろんこの土地の文化ですが、いわゆるアメリカ国家が作られてきた過程が見当たらないのです。他の地域の博物館へ行けば、アメリカ独立戦争や南北戦争、奴隷制度、ゴールドラッシュなどの歴史を示す展示物がありますよね。アメリカの歴史的文化に触れたい、と思って留学される方にはちょっぴり物足りないかもしれません。

ネイティブ・アメリカン

ネイティブ・アメリカンの歴史だって、もちろん興味深いのですけれどね。「シアトル」という都市の名前は、この土地を統治していた先住民の「シアトル酋長」が由来です。

問題点4.「雨ばっかり」

雨イメージ
Seattle Municipal Archives

特筆するまでもないかもしれませんが、シアトルは本当に雨が多いです。「イギリスは食事がまずい」とか「フランス人は英語を話さない」といったステレオタイプは大抵が大げさに語られるものですが、「シアトルは雨が多い」との前評判は事実そのままでした。ニューヨーク州のバッファローと並んでアメリカで天気が残念な都市ランキング第1位の不名誉にあずかっているほどです。
ただ、夏(7月、8月)は快晴が続き、湿度も低くとても過ごしやすい季節です。鬱々とした天気が苦手な方は、夏季だけの短期留学という手もあるかもしれません。

最後に

なんだか気分が落ち込んできましたが、ご安心ください。シアトルにはこれらの問題点を補って余りあるほどの魅力があります。次回はシアトルが留学におすすめである理由をお伝えします。

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この記事を書いた人

美紗子
美紗子

日本の大学で英語学を学びながら、語学留学でロンドン、国際インターンシップでドネツク(ウクライナ)へ。その他旅に明け暮れて、次第に旅するように暮らしたいと思うように。大学卒業後は日本の出版社に5年半勤め、現在は配偶者とシアトル在住。

https://note.mu/misakot