実在したトランスポーター!セブの交通機関とタクシー事情と私のとんでも体験
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セブでは交通手段として、面白い乗り物が色々あります。今回は、セブの乗り物の紹介とタクシーについてお話をしたいと思います。
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セブの代表的な乗り物
まずはセブの代表的な乗り物をご紹介します。
トライシクル
(↑何人、乗ってるんでしょう?)
トライシクルは、主にセブ空港があるマクタン島内で走ってます。セブ市内では車に占領されて走るスペースがないのです。セブでも郊外であれば走ってます。サイドカーをイメージ頂けたら良いと思います。バイクではなく自転車の場合もあります。
ジプニー
セブ市内でローカルの利用率が一番高いのがジプニーです。走るルートが決まっている乗り合いバスです。いつもぎゅうぎゅうに混んでいます。
タクシー
セブ市内では、ジプニーよりも危険度が少なく、車内にクーラーが効いている点から利用者もかなり多いです。なんと車種の約9割はトヨタです。白色のタクシーと黄色のエアポート・タクシーがあります。
タクシー運転手のアタリとハズレ
タクシーでは、アタリハズレがあります。それは運次第。乗ってみないと分からない。
◎アタリ
良い運転手は陽気で明るいです。やたら話好きな運転手もいます。「セブではこんな事に気をつけなよ」と助言をくれる、心優しい運転手さんもいました。
×ハズレ
ムスッとして一言もしゃべらない。移動距離が短いと、かなり荒っぽい運転をする。やたらガンガン音楽が流れている車内。運転手がどう見てもドラッグやってそうな不気味さがある場合は最悪です。
白いタクシーと黄色いタクシー
初めてセブに観光で来た方で、「黄色いタクシーに乗ってボラれた!」「80ペソスタートのタクシーだった!騙された!」など仰る人がよくいます。ちなみに、よく見かける白いタクシーは初乗り40ペソ(100円ちょっと)です。
たまにホテルの玄関で黄色いタクシーを見かけますが、それはエアポート・タクシーです。実はエアポート・タクシーは白いタクシーよりも安全性が高いです。
セブでは、マクタン島のリゾートエリアからセブ市内にタクシー移動する場合、通常のメーター料金ではなく、ほぼ交渉となります。その理由は、戻る時に客を拾うのが困難だからです。
エアポート・タクシーは、セブ空港(マクタン島)に通常は待機しています。よって、セブ島市内に向かう可能性もある訳です。その為、最初から料金設定が高め(初乗り80ペソ)なのです。メーターの速度もターボ級にアップします。しかし、このエアポート・タクシーの運転手はエリートなのです。エアポートと提携しているタクシーなので、観光客相手に変な態度は取れません。ライセンス取得も白いタクシーより難しいのです。
フィリピンは安全を金で買う国です。身の安全を考えれば、黄色いタクシーはラッキーなのです。私のカミサンは安全のため、セブ市内のスーパーから帰る時、タクシー乗り場で黄色いタクシーを捜します。ちなみに、セブ市内では黄色いタクシーはマクタン行きのお客さんを探しているので、ちょっと離れた場所に止まってます。
私たちはセブ市内に住んでいるのですが、カミサンが「マクタンまでは行かないけど、50ペソ多めに払うから乗せてよ」と交渉します。今までの経験上、95%の確率で乗れます。私たちを降ろしたら、空港に行かずにセブ市内の元の場所にまた戻るんだと思いますがね。
実在したトランスポーター
ご近所のフィリピン人から「うちの子供がコンソラッションという街で、ファッションショーに出演するからビデオに撮ってよ!」とお願いされた事がありました。私は「そりゃすごい!もちろんOKだよ」と快諾しました。
ファッションショーの当日、例によってカミサンの支度がゆっくり。今日はご近所さんから任務を請け負っているので、のんびりフィリピン・タイムではまずい。しかし、カミサンはと言えば入念なお化粧に余念がない。
なんとか急かして、やっとこさタクシーに乗り込みました。すると案の定、セブ名物の交通渋滞。万事休すです。タクシーの運転手は知らん顔です。のん気にラジオから流れる音楽に合わせて鼻歌を歌ってます。
私は運転手に事情を話しました。「実は30分後にはコンソラッションに着かないとまずい状況なんだよ、何とかならないかなぁ」と言うと、運転手「早く言いなよ!わかったぜ、ベイビー!」(※実際には「ベイビー」は言ってません。)
「わかった」と言ったところで、渋滞ではどうしようもありません。・・・すると、運転手は対向車線にいきなり飛び出したのです。
(↑まさに、こんな状況)
交通ルール無視
確かに渋滞しているのは進行方向のみ。今のところ対向車線を走る車はない・・・いや、来ます。対向車線から車が。しかし、運転手は慌てずクラクションを鳴らして元の車線に割り込みます。これが2度続きました。
カミサンは声も出ない放心状態。次第に対向車も少しづつ増えてきました。もう正面衝突はなさそう。そう思った瞬間、なんと今度は右の車輪が歩道に乗り上がりました。車体は少し斜めってる状態です。「冗談だろ!おいおい」です。
フィリピンでは、アメリカと同じ右側走行なのですが、左がダメなら右です。信じられない事に、右側の車輪を歩道に乗り上げたままで進んでます。人間、こんな状況化になるとどうなるか?笑っちゃうんです。もう、こうなりゃ「行けぇ~」です。
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セブのタクシー運転手の腕は一流
セブ市内のドライバーは車線変更をよく行います。中には車線がはっきり見えず、何車線の道路か分からない場合もあります。信号無視して横断する歩行者もかなり多いです。
「いつも安全な道ばかり走っていると運転の注意力が低下する」という話を聞いた事があります。フィリピンでは何が飛び出してくるか分からない道路状況。バイクもかなり無茶な運転をしてます。そうなると運転に対する注意力も必然的にアップする訳です。
フィリピンのタクシーに初めて乗車した時に感じたのは「運転技術が高い」です。というより技術がないとセブ市内では運転できません。
セブでは運転しない方がいい
日本で運転免許を取得している人は、セブでもフィリピンの運転免許証を取得できます。LTO(陸運局)に、運転免許証、パスポートコピー、免許証の翻訳を持参して、カンタンな健康診断とドラッグテストを行うだけです。
しかし、日本での運転とはかなり勝手が違います。車購入資金やガゾリン代等を、タクシー代に充てた方が身のためです。右側走行に慣れるのにも時間がかかります。ローカルの歩行者は、自由にどんどん道路を横断します。運転中は、かなりの注意力と技術が必要とされます。
人身事故でも起こせば大変です。フィリピンでは人身事故で補償される自動車保険の最高額は30万円ほどです。交通事故の罰則も厳しく、刑務所行きになる可能性も。相手が重症の場合は、長期に莫大な治療費がかかる事態になります。
セブのレンタカーは運転手付き
セブで一日観光してみたい。でもタクシーだと、どんな運転手かわからないのでチョット不安。そんな方にはレンタカーがお勧めです。セブのレンタカーは全て運転手付きです。
日系の安心で健全な経営をしているレンタカー屋さんを紹介しておきます。
エイエスレンタカー
日本語の対応可。ネット上で運転手の紹介欄もあり、自己紹介文と写真を見て運転手を指名できます。
http://asrentacar.m78.com/
最後に
果たして私たち一行は時間内に到着できたのか?と言うと、無事に時間内に到着しました。地域の子供を対象にしたファッションショーでした。ジェイソン・ステイサムばりの運転をしてくれたドライバーには、50ペソ多めに支払いました。
セブでの生活を検討されている方は、車の運転だけはローカルのプロに任せた方がいいです。せっかくの楽しく明るい南国ライフも、一回の事故で人生が真っ暗になります。
※なお上記のタクシー乗車談はノンフィックションで本当にあった話です。
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この記事を書いた人
日本の大学を卒業後に、フランス、イギリス、アメリカを渡り歩き、気がつけばセブで生活をしている50代半ばのオッサンです。酒とビリヤードを愛する男。セブでは、日本人よりフィリピン人のほうが友達は多いです。ちょい悪オヤジになりきれない、か弱いオヤジ。今までの経験を通して、私らしい情報発信ができれば幸いです。