タイにあるさまざまな交通手段と乗り物13選

2021

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Akinori YAMADA

日本と違い電車や地下鉄以外にも独自な交通手段があるタイ。ここではその交通手段の種類とそれぞれの特徴を説明したいと思います。

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タイにはどんな乗り物の種類がある?

発展途上のタイでは電車は大通りに沿った線しかありません。その為多くの人は自家用車やバイクで通ったり、バスやバイクタクシー、徒歩などを組み合わせての移動になるのが現状になります。バンコク市内の電車や地下鉄というのは「渋滞に巻き込まれず移動できる手段」という意味合いが強く、日本のようにどこでも駅から徒歩で行けるとは限りません。

とはいえ、旅行者や留学生であれば自家用車を持つこともできないので、さまざまな交通手段を、時と場合によって使い分ける必要があります。

バンコク市内にある乗り物

1.BTSスカイトレイン

BTS
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バンコク市内を走る高架電車のBTSスカイトレイン。2016年現在はスクンビット通りに沿ってバンナーまで行く「スクンビットライン」とシーロム〜ラプラオ方面を走行する「シーロムライン」があります。比較的順調に延長工事を進めていて、バンナー方面(スワンナプーム空港がある東側)とバンケー方面(チャオプラヤー川を越えた西側)は着実に進んでいます。

将来はチェンワッタナー方面(バンコクの北側で政府の機関が多いエリア)のような郊外にもどんどん延長していく為、運賃の値上げもかなりハイペース。デメリットとしては遅延や故障が度々あること。その場合でも日本のように遅延証明書は発行されないので、写真やニュースなどを証拠に遅刻したことを証明しなければなりません。

2.MRT(地下鉄)

バンコク市内を走る唯一の地下鉄がMRT。こちらは次の電車が来るまでの時間が表示されたり、遅刻や故障も殆ど無い為BTSより使いやすい印象です。2016年現在はバンスー(ラプラオ中心街の少し先)から、ラチャダーピセーク通り〜アソーク〜シーロムまで通って鉄道駅のあるフアランポーン迄行くことができます。

フアランポーンはチャイナタウンや王宮周辺、サイアムエリアに通じる為かなり渋滞する地域です。以前からチャイナタウンエリアに向けて延長工事をしていますが、土地の問題が解決せず工事が行き詰まってしまったみたいです。現在は狭い道路が工事中でさらに渋滞してしまっています。運賃も当初よりは上がったものの、さほど大幅な値上がりはありません。

3.エアポートリンク

通称はARLと書かれていますが、殆どの人がエアポートリンクと呼ぶのが一般的。バンコクの戦争記念塔近くのパヤータイからスタートし、ラマ9世通りに沿ってラームカムヘン大学のあるバンガピエリア〜スワンナプーム空港まで運行しています。利用エリアや用途が限られている為に乗客も本数も少なく、電車自体にあまり手入れが行き届いていないのが現状。

4.バス

バス
David McKelvey

とにかく安くて何処にでも行けるのがタイのバス。タイ人の多くがバスを交通手段として利用しています。しかし走行路線は非常に複雑で、予め調べておかないと目的地までたどり着くのが困難になります。なおかつ通じるのがタイ語のみなので、外国人の場合知らない土地に行くのは難しく、迷ってしまった場合はどうしようもなくなります。

その為どうしてもお金を節約したくて、なおかつ大通りを真っ直ぐ走る様な簡単な路線であれば、利用するのも一つの手です。

5.タクシー

タクシー
Matthew Klein

タイのタクシーの初乗り運賃は日本に比べて安く、2〜3人で移動する場合はタクシーで割り勘する方が電車より安く済むこともあります。ただし距離以外に停止時間で運賃が加算されるので、渋滞に合った場合は割高になります。

加えて渋滞する時間やエリアは乗車拒否される可能性も高いです。そもそもタイではタクシーの質は良いとは言えず、親切な運転手に当たることもあれば、犯罪行為に及ぶ運転手まで実にさまざま。乗車後に家族などに「〇〇からタクシー乗ったから」などと運転手に聞こえるようにアピールしたり、登録番号を控えたりして安全対策をする人もいます。

実際タイでは支払い時の際にごねる運転手がいれば、証拠に動画を撮影してFacebookで拡散する人もいます。悪質なタクシーはメーターも改造していますし、途中で身の危険を感じた場合に備えて、すぐ降りれるようにしておくべきとも言えます。

6.バイクタクシー

バイクタクシー
drburtoni

交通渋滞が酷く、狭いソイ(タイ語で小路を意味します)が多いバンコクで大活躍なのがバイクタクシー。タイ人は「ウィン・モーターサイ」と呼んでいます。こちらは個人が各々の登録されたバイクで走っているので、やはり運転手の質もさまざま。

静かなソイでは、昼間からお酒を飲んでいる運転手もいれば、黙々と乗客を稼いでいる運転手もいたりします。ソイの各地点に乗り場があり、持ち場が分かれています。基本自分の持ち場以外で乗客を拾わないので、流しのバイクは止まってもらえない場合もあります。

ソイ内であれば料金の目安が決まっていますが、交渉次第では中距離を走ることもあります。乗車時にすり抜けで身体の一部が車に当たったり、ヘルメットが無かったりなど、危険な場合もあります。天候さえ良ければ渋滞の多いバンコクで最速の交通手段となるので、寝坊してバイクタクシーで職場まで直接向かう人も多くいます。

7.ミニバス(乗り合いワゴン)

ロットゥー
Children's Organization of Southeast Asia

タイで長距離を走るのが「ロットゥー」と呼ばれるミニバス。いわゆるワゴン車なのですが距離の割には料金も安くさまざまな場所まで行くため、バスに続いてメインの交通手段になっています。デパートの前やBTS・MRTの終点駅など、さまざまな場所から発車しています。

特にバンコクでミニバスのハブになる場所が戦争記念塔があるBTSのビクトリーモニュメント駅(タイ人はアヌサワリーと呼びます)です。ロットゥーは乗客が集まり次第発車するので、15〜20分程度の待ち時間がある場合もあります。

問題点はタクシー同様に運転手の良し悪しの幅が大きいこと。ボロボロの車両もあれば新品でゴテゴテに装飾された車両もあります。運転手によっては車両点検を怠って、重大な事故を起こしニュースになることもしばしば。また悪質な場合だと乗客全員がグルで、犯罪行為が発生するケースもあるので、夜間や女性一人での利用はタクシー同様に勧められていません。

8.トゥクトゥク

トゥクトゥク

タイの乗り物の代名詞にもなっている三輪バイクのトゥクトゥク。バンコクの高級コンドミニアムでは、居住者専用に近隣までの無料送迎があり、そこにコンドミニアム所持のトゥクトゥクが使用されています。

メリットはバイク同様に小回りが利くので、荷物が多くても乗れて渋滞を抜けられること。しかしオープンな作りなので暑い・埃が酷い、交渉制で金額設定が難しく割高、タイ人相手でも吹っかける場合があるなどのデメリットは多々あります。

加えて観光客相手だと、悪質な店に無理矢理案内したりというトラブルも頻繁です。それでもどうしても急いでいたり、観光として割り切って乗れるならトゥクトゥクという交通手段も悪くは無いでしょう。

9.大型ソンテウ(乗り合いピックアップ)

ソンテウ
Ian Fuller

タイでは人気のピックアップトラック。日本の各メーカーもアジア専用に競ってこのピックアップトラックを販売しています。用途に合わせてカスタマイズされ、ソンテウと呼ばれる乗り合いピックアップにされている車もあります。

荷台の部分がトゥクトゥクのように屋根のみのオープンな造りになっており、大人で約10人弱座れます。タイの地方でよく見かけますが、バンコクでは一部の道路を一定のルートで走っています。

乗る際は手を挙げて止め、降りる際はブザーを押して降りてから料金を払います。距離によって料金が決まっていますが、普段利用しない人には料金感覚が分からないのと、場合によってはギュウギュウに詰め込まれて乗るので少し危険。

10.ミニソンテウ(乗り合い軽トラ)

ミニソンテウ
Ian Fuller

タイには「ソイ」と呼ばれる小路が無数に存在し、ソイの距離も大きさもさまざまなため、ソイ内を走る専用の車があります。簡単に言えば、軽トラの荷台を改造して長椅子を付けた乗り物で、ソンテウのミニバージョン。ソイの入り口に待機しており、料金は基本的に一律価格で、乗客は乗る際に行き先を告げておくか、ブザーを押して好きな場所で降ります。主に抜け道になるような小さなソイ内しか走らない為、エリアによっては利用する機会が無い乗り物と言えます。

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バンコク郊外に行く場合

11.鉄道列車

鉄道
Genlab Frank

タイでは鉄道はまだまだ現役で北から南まで長距離を縦断しており、東北部までのタイ全土を走っています。時間はかかりますが料金が安いので、のんびり行きたい人には最適です。列車の等級によって快適度が違うのと、衛生的・安全面で問題があるので寝台車等は、タイで旅行慣れしていない人にはお勧めできません。

12.高速バスまたはツアーバス

高速バス
Ian Fuller

こちらは鉄道以上にタイ全土を網羅している大型バス。旅行会社が独自で管理しているバスもあるので、それぞれの車両やサービスの質はさまざま。飛行機より安く列車よりは速いですが、長距離バスでは盗難が多いのも実状です。トランクルームに人が隠れていて、走行中に中を開けて物色したりする悪質な旅行会社もあるので、列車同様に盗難対策をしっかりしておかなければなりません。

13.サムロー

サムロー
Macau Trishaw

田舎に行くとある人力三輪自転車。当然人力なのでスピードも早くはありませんし、吹きざらしで暑さも加わります。今や田舎でも少ない乗り物なので、見かける機会も少ないかもしれません。

まとめ

さまざまな乗り物が存在するタイですが、全体的に見ればまだ交通事情が良いとは言えないのが現状です。しかし慣れてしまえば目的地まで上手く乗り継ぐコツも掴めてきます。留学生の皆さまもさまざまな交通手段を知ってタイの交通事情に詳しくなってみてはどうでしょうか?

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この記事を書いた人

Namyam
Namyam

タイ在住。タイの南部からバンコクに引っ越してきました。お寺巡りとプラクルアン集めが趣味。休暇はタイの南の島でシュノーケリングするのがお決まりの過ごし方。