イギリス長期旅行計画中の人必見!ビジタービザの申請とポイント

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イギリスは、世界でも指折りの「入国審査が超!厳しい国」です。それを知らずに、何も用意せずに訪問して入国拒否される日本人が続出しています。そんなときに事前に取得しておくと安心なのが、「ビジタービザ」。ここでは、その申請とポイントについてご紹介します。

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こんな人は特に注意!入国拒否を避けるために

イギリスの入国審査は、とにかく「厳しい」の一言。私はデンマークでワーホリ中、当初から交際していたイギリス人パートナーに会いに半年間に3~4回ほどイギリスに入国しましたが、最後の2回はほぼ尋問状態でした。

イギリスでは不法移民が後を絶たず、これらの移民が国民保険を利用していることが問題になっています。そのため、十分な資金がなかったり、頻繁に入国したりして、「イギリスに居着く可能性がある」と判断されると、即入国拒否になってしまいます。

特に注意が必要な人

  • バックパッカー(服装などもチェックされている可能性あり)
  • 帰りの航空券のない人
  • イギリスを1年間に複数回など、頻繁に訪問している人
  • 友人宅などに長期滞在する人
  • 過去にどこかの国で入国拒否された記録がある人・犯罪歴のある人(この場合はビジタービザ必須)

ビジタービザの詳細

日本人は、観光目的での半年以内の滞在であれば、本来ビザは必要ありません。しかし、これはあくまで純粋な「観光」に限定されます。

例えば滞在日数を「3ヶ月」とした場合、「観光なのになぜ3ヶ月も必要なんだ?どこに行って何をする?」と質問攻めに遭う可能性があります。また、先ほど挙げた特徴に当てはまる場合、入国拒否される可能性が否定できません。こんなときに取得するべきなのが「ビジタービザ」です。

正式名称:Standard Visitor Visa(旧:General Visitor Visa)
申請費用:85ポンド(2015年7月現在)
所要時間:約3週間前後

*現在の所要時間は、GOV.UKのVisa processing timesのページで調べることができます。
*最新の情報は、GOV.UKのStandard Visitor visa確認してください。

ビジタービザ取得のメリット

ビジタービザを取得すると、「エントリー・クリアランス」となるため、入国審査がほぼ免除されます。ビザ取得のプロセスが、入国審査に代わるものだからです。したがって、入国拒否を心配することなく安心して渡英できます。

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ビジタービザ申請のプロセス

ビジタービザ申請のプロセスは、以下の通りです。

  • オンラインで申請書を作成・提出(アカウント作成ページ
  • ビザセンターでのアポイントメントを予約
  • ビザセンターで指紋認証、写真撮影、必要・追加書類を提出
  • 審査後、ビザの発行

*必要書類、申請方法、ルールなどは法改正などにより頻繁に変更されます。最新情報はGOV.UKのウェブサイトで確認して下さい。

追加書類には何を準備したらいいの?

必要書類(パスポート、顔写真、印刷した申請書など)の他に、「サポーティング・ドキュメント」と呼ばれる追加書類を提出できます。これによって、「私はちゃんとした人だから、不法滞在したりしませんよ!」という自己アピールをし、審査をスムーズにできます。

最も重要なのは「母国に帰らなくてはならない要素があること」「長期間の滞在をまかなえるだけの収入があること」の2つを示すことです。

彼の実家を5ヶ月訪問する際に提出した追加書類一覧

  • 過去10年分のパスポート
  • 現在滞在中のカナダのビザ
  • 日本の銀行の英文残高証明書
  • カナダの銀行の残高証明書
  • 会社に発行してもらった雇用証明書(雇用開始日、労働時間、給料、ポジションなどを明記)
  • 過去6か月分の給与明細書
  • イギリス滞在後、日本の会社での契約があることを記した雇用契約書
  • 彼のパスポートのコピー
  • 彼のイギリス・カナダの銀行の残高証明書
  • 彼からの招待レター
  • 彼の父親からのレター(滞在場所を証明)

まとめ

イギリスのビジタービザ申請は、手間も費用もかかり、かなり面倒なプロセスであることは間違いありません。でも、入国拒否の心配をせずにイギリスに中~長期間滞在したい人、過去にイギリスの入国審査で嫌な思いをしたことがある人には、ビジタービザの事前申請を検討することをお勧めします。

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この記事を書いた人

eplm
eplm

Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。

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