オランダ生活5年目で振り返る!オランダに来てすぐの頃の反省点
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筆者は今年でオランダに移住し5年目の節目を迎えることができました。そこで、今回はこれまでのオランダ生活を振り返ってみて、オランダに来てすぐの頃の筆者の反省点についてご紹介します。今だからこそ笑えるようなものから、オランダに来て気付いた新しい発見など、個人的な経験を元にお伝えします。
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ついつい「ごめんなさい」と言ってしまう
オランダに来てすぐの頃、新しい環境の中でオランダ語も十分にできなかった私は必要以上に臆病になり、いつしか「Sorry」つまり「ごめんない」が口癖になってしまい、悪いことをしたわけでもないのに、何かしてもらったり、何か言われただけで、ついSorryと言っていました。学校でも問題を間違えるとSorryといってしまい、先生からSorryと言わなくていいのよと言われるほどでした。
今思うと「ありがとう」という感謝の言葉を伝える場面でSorryと言っていたことが反省であり自分自身の気持ちも無意識に下げていたのです。ちなみにオランダ語でごめんなさいも英語と同じでSorryなので使いやすいというのもあったのかもしれません・・・。
現在では本当に必要なときはSorryと伝えますが、何かしてもらったときなどは「ありがとう」の意味の「Dank je wel(ダンキュウェル)」を使っています。丁寧な言い方の場合「Dank u wel(ダンクウウェル)」となります。
その他、オランダ語の挨拶についてはちゃんとオランダ語で挨拶できる?覚えておきたいオランダ語の単語とフレーズ16選を参照ください。
会話の声が小さすぎた
オランダに来て初めて知ったのですが、日本人の会話と比較したときに、オランダ人の会話は声が大きいです。初めてパートナーの実家へ行ったとき、両親の会話を聞いて喧嘩しているかと思ったほどでした。
オランダ生活に馴染んで来た頃、オランダ語で会話をしたいと思い学校で習ったオランダ語を使って話してみたところ、よく話した後に「何といったの?」と言われていました。
その度に私のオランダ語の発音が悪かったのかなと落ち込んでいたのですが、話し声の小ささを指摘されました。私の声は小さいので自分では大きい声と思うくらいで丁度良いことが分かり、話す声の大きさを意識しただけでも相手に何を言っているか伝わるようになりました。
もちろん単語の発音や文法も大切ですが、声の大きさはオランダ語を話す上で非常に重要な要素のひとつなのです。
仕事を探すときに何でもいいと伝えていた
オランダに来てから仕事についても考えるようになり先生や友達からも何をしたいの?という質問を聞かれることが多くなりました。
オランダでは勉強した内容と仕事が一致していることが多く、例えば私のパートナー会計の勉強をして現在会社の会計をしています。
転職する人もいますがひとつの仕事を長く続ける人も多いです。特に驚いたのが会社内での移動がほぼないことです。会計をしている場合10年以上同じ職場でも会計だけをし、営業やマーケティングなども同じだそうです。
その中で「なんでもいい」という業種・職種を選ばない答えはアドバイスも受けることが難しく、場合によっては選んでないのはなぜ?と相手に驚かれてしまいます。難しながら途中から、接客や清掃などの仕事はできるかもしれないという回答に変えました。
主に接客業や清掃の仕事を選んだ理由としてはオランダ語が十分ではない中で、英語を使えることと、これらの業種はオランダ国内において外国人が仕事をしている割合が多いことを知ったからです。実際清掃の仕事を始めたとき、同僚のほとんどは外国人で、中にはオランダ語を話せない人もいました。
既に決められた仕事や分野を持っている人はそのまま進んで行くことをおすすめしますが、仕事以外の目的でオランダに住む場合、現地での仕事探しは難しいです。
正直仕事ができればなんでもいいと言いたくなるのですが、少しでも幅を狭めることで見つかりやすさもあると感じました。
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自転車のルールや乗り方がわかっていなかった
自転車については驚きが多く、オランダに来て当初は乗ることさえ大変でしたが、今では懐かしい思い出です。
オランダといえば自転車というほど自転車大国であり自転車の専用道路もあります。私は自転車に乗れましたが、徒歩、バス、電車の生活で10年以上自転車に乗っていませんでした。
オランダで初めて自転車に乗って出かけたときのことです。自転車専用道路は基本的にスピードが早く、一方で車や歩行者のことも考えながら乗る必要があり、あまりの難しさに結局外出を断念しました。
その他にも、日本と車線が反対だったり、車と自転車の車線ルールが同じなのに、自転車道路の場合、片方の車線で向かいからも自転車が来る場合と車線が分かれていて自転車を乗る必要がある場合があり、逆走をしてしまうと危険となる場所が多く、どちらの車線が私が行きたい方向なのかを確認する必要があったり、いきなり自転車道路がなくなったりなど、日本と同じ感覚で自転車に乗ると痛い目にあいます。
そこで、まずは家の前のスペースで自転車を乗る練習をし、徐々に慣れて行くことに。今では通学や通勤、街へ行くときも1人で自転車に乗れるようになりましたが自転車が乗りやすいからこそ知らないといけないルールがあり学ぶのが大変でした。
ちなみに、私の通っている学校では自転車の練習ができるようになっています。私は日本で子供の頃に自転車に乗る練習をしましたが、国によって乗れない人も多いことから、このような配慮があるのでしょう。
自分で答えを選択してこなかった
先述した「ついつい「ごめんなさい」と言ってしまう」や「仕事を探すときに何でもいいと伝えていた」と通じるところがありますが、オランダに来てすぐの頃、食べたいもの、行きたい場所、仕事、オランダ語学習など、自分で選択せず他人に任せているところが多かったです。相手から質問されてもすぐに「あなたは?」と聞き返していました。
オランダに住んで感じることはそれぞれの選択を大切にすることです。もちろん話し合って決める場合、最終的な選択は1つになるかもしれません。しかしそこまでの過程で出てくる選択肢の量は問わないと感じました。
食べたいものや行きたい場所にしても相手と違うという理由から評価されることや嫌われることは個人的な経験ですがとても少ないです。パートナーとの話し合いでも私の意見も聞いてくれますし、むしろ意見として答えを言わないことを「僕は君に聞いてるんだよ」と言われます。
自分の答えが相手と違うことでの不安や恐れがあった私にとって、最初は難しさもありましたが現在は自分の選択を大切にできるようになりました。
まとめ
今回はオランダ生活5年目で振り返る、オランダに来てすぐの反省点をご紹介しましたが。日本では問題がないことでもオランダに住んでいるからこそ起き気づけた反省だと思っています。
ここに書かれている内容は私個人の経験から起きたことなので、もちろんすべての人に当てはまることではありませんが、私の経験が少しでもオランダ留学やオランダ滞在のお役に立てれば幸いです。
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この記事を書いた人
はじめまして。現在オランダ人の彼と彼の家族とオランダに住んでいます。趣味は読書、映画鑑賞です。オランダ語と英語を学んでいます。記事を通してオランダのことを多くの方に伝えられたらと思っています。宜しくお願いします。
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