【弁護士に聞く】留学エージェントを使う?それとも自己手配?留学エージェントの実態を探る

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留学に興味を持った時、留学エージェントを利用するのがよいのか自分で手配をするのがよいのかと迷う人はたくさんいることでしょう。留学エージェントを使った場合は、学校の紹介から手続きまですべてをやってくれて楽で安心なイメージがありますが、そう安易に留学エージェントにすべてを委ねてしまうのは、危険なこともあるようです。この度、知り合いの弁護士に留学エージェントの実態を取材することができたので、その内容を紹介します。

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留学エージェントの役割

そもそも、留学エージェントの役割とは、一体どのようなものなのでしょうか?まずは、改めてその役割を見直してみます。

各エージェントにより若干の差はありますが、ほとんどの留学エージェントで共通して行っているサービス内容は下記の4つです。

  1. 留学希望者に対してカウンセリングを行い、留学先・語学学校の紹介をする
  2. 留学希望者に代わって語学学校との契約締結
  3. 留学代金の支払い代行
  4. ビザ代行、宿泊先や航空券の手配

上記の通り、留学エージェントの主な業務は、留学に関わる契約の仲介を行うことです。その他に、事前の英会話レッスンや、渡航後の現地サポートを提供している留学エージェントも数多くあります。

留学エージェント利用に向いている人

これらのサービスを統合すると、
「留学に興味があるけど、何から始めたらいいのか分からない」
「忙しくて、自分で手続きしている時間がない」
「初めての留学なので、渡航後のことが心配」
という人に、留学エージェントの利用が向いていると言えます。

留学エージェントを利用する場合は、渡航前後のサポート等様々なサービスが付随してくることが多いため、自分で手配するよりも割高になることを念頭に置いておく必要があります。

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留学エージェントを使うリスク

留学は「自分で手続き」が当たり前?JASSOも推奨!自分の留学は自分で作る』の記事でも書きましたが、筆者個人の意見としては、留学は自己手配すべきだと考えています。それでも、人にはそれぞれ事情や考えがありますから、留学エージェントの利用を完全否定する訳ではありません。

ただ、留学エージェントを利用する場合は、自己手配する手間が省ける一方で、それなりのリスクが伴うことを知っておく必要があります。

留学エージェントの内情に詳しい弁護士に話を伺ったところ、留学業界の裏側には“グレー”な部分があるようです。それは、「支払い」に関してです。

留学エージェントの学費の支払いシステム

留学エージェントを利用する場合、ほとんどの留学希望者は、留学の数ヶ月から場合によっては数年前に留学エージェントと契約を交わし、留学手配を進めてもらいます。この契約時に、学校の授業料や滞在費の全額または一部を留学エージェントに支払います。

利用者は、自分が留学エージェントに支払ったお金は、すぐに学校へ支払われると思いますよね?でも、実はそうではないのです。弁護士の調査によると、留学エージェントの中には、留学予定者から受け取ったお金を、すぐに学校へは支払わずに、他の用途に充てている留学エージェントが存在します。

世の中の契約事には「支払期日」がありますが、当然、語学学校にもあります。語学学校では、授業料・滞在費の支払い期日は入学日の4~6週間前に定めているところが多いようです。

つまり、留学予定者が半年前に留学エージェントと契約をして学校の授業料を支払ったとしても、留学エージェントは、学校の支払い期日までに学校に代金を支払えばよいということになります。

そのため、経営が上手く行っていない留学エージェントや悪質な留学エージェントは、すぐには学校への支払いは行わず、営業費や会社運営費等に充てます。学校への支払い期日が迫ってきたら、ちょうどその時期に契約をした他の留学予定者から支払われたお金を学校に支払うのです。

なぜ留学エージェントが倒産するのか

言ってみれば自転車操業状態で、常にお金が安定して入って来なければ、語学学校への支払いを確実に行うことはできません。震災やテロによる留学希望者の激減、提携会社の倒産・営業不振などで収入の歯車が狂ってしまったら、語学学校への支払いはすぐに滞ってしまいます。

こうなると、留学予定者は、留学エージェントを通して学校の授業料を納めたにも関わらず、留学エージェントから学校への支払いが行われていないために、留学できなくなってしまいます。

実際に、このような経営を行っていた留学エージェントが突然倒産し、留学できなくなった人が1000人以上に上ったケースも過去にはあります。これに関しては、別記事で詳しく報告しようと思います。

留学エージェントのリスクを避けるには?

利用した留学エージェントが倒産してしまったら、留学できないばかりか、支払ったお金も戻ってきません。そのようなリスクを回避するためには、次の解決策があります。

インターネットの口コミ等で、事前に留学エージェントをリサーチする

良心的な留学エージェントほどポジティブな口コミが多く、経営方法が怪しい留学エージェントほどネガティブな口コミが目立ちます。

留学エージェントを使っても、留学代金は自分で学校に支払う

留学エージェントを利用したら、学校代金はすべて留学エージェント経由で支払わなくてはならないと思い込みがちですが、留学エージェントのメインの役割である留学契約の仲介は、あくまで語学学校と契約を締結するまでで、留学料金の支払代行はオプションに過ぎません。留学申込者が自分で学校に代金を支払うことは、何ら問題ありません。

自己手配をする

留学エージェントを利用するよりも、手間と時間が掛かりますが、エージェント倒産のリスクは避けることができ、得るものも大きいです。自分で探して調べて「行きたい!」と思った留学先だからこそ、「留学先ではこんなことがしたい」と留学へのモチベーションが上がります。自分で決めた留学だからこそ、渡航後に現地で思うようにいかないことがあっても「絶対に乗り越えてみせる!」と思えるのではないでしょうか。何かを乗り越えた経験は、必ず留学後に活かされます。

留学エージェントに留学先を決めてもらい、手続きもしてもらい、渡航後に何かあった時は現地サポートに頼るのでは、留学を通して乗り越えるものは非常に少ないでしょう。

最後に

留学エージェントのリサーチに時間を掛けるのならば、その時間を語学学校のリサーチに充てた方が有益だと、私は考えます。留学エージェントを使うか自己手配するかを迷っている人は、この記事の内容を参考にして上で、決断してください。

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CooL
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訪問国数44ヶ国、現在スペイン在住。留学・語学学習・海外生活の知識が深まる情報を海外からお届け。