【弁護士に聞く】留学エージェントのトラブル7~トラブルに巻き込まれない為の10ヶ条

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留学業界に詳しい弁護士への取材を通して、過去6回に渡って、留学エージェントのトラブルの実例を紹介してきました。今回は、『弁護士に聞く』シリーズの締めくくりとして、留学希望者がエージェントを利用する場合、どのような点に気を付けるべきかをまとめます。

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【1】一括資料請求に要注意。エージェントから電話が来ることも

現在、日本には様々な留学に関するオンラインサービスがありますが、その一つが『一括請求』と呼ばれるものです。留学の希望を入力し、複数の留学エージェントへ一括で資料や見積もり請求をするサービスです。

インターネットから気軽に請求できるので利用しやすいサービスですが、一方で、多くの留学希望者が一括請求のシステムをよく理解せずにサービスを利用しているようです。

利用者の中には、メールや郵送で資料や見積もりが送られてくるだけだと思っている人も多いようですが、実際には複数の留学エージェントから営業の電話が掛かって来ることが多いです。

エージェント側の目的は、電話で詳しい希望を聞いて留学プランを立て、さらに詳しく説明するために、利用者にエージェントのオフィスまで来てもらうことです。

電話が来ることなど予期していなかった利用者にとっては急に複数の留学エージェントから電話が来てびっくりするでしょうが、エージェントが営業活動を行うことは悪いことではありません。

ここで問題なのは、「エージェントから電話が来て、誘われるがままにオフィスに行って、留学プランを決める」という流れが流動的だということです。

次の項目にも繋がりますが、エージェントを通して留学しようと決めたなら、エージェントについて事前にリサーチし、自分でどのエージェントを利用するか決めるべきです。

【2】事前に留学エージェントをリサーチする

インターネットの口コミ等で、エージェントをリサーチしましょう。良心的な留学エージェントほどポジティブな口コミが多く、経営方法が怪しい留学エージェントほどネガティブな口コミが目立ちます。

【3】自分がイメージしている留学、受けたいサービスを明確にすること

漠然と留学したいというだけでは、 エージェント任せの留学プラン・契約内容となってしまい、後のトラブルの原因になりかねません。自分がなぜ留学したのか、留学して何をしたいのか、留学を帰国後にどう活かしたいのか等を明確にし、必要としているサービス、提供してほしいサービスは何かということを具体化しておくことが重要です。

【4】契約する前に、複数の事業者を比較検討すること

例えば家電製品を購入する時、複数の店・メーカーの商品を比較して購入する人は多いと思います。留学も同様で、安易な契約は避け、サービス内容、料金体系などについて複数の事業者を比較検討することをお勧めします。

【5】事前に契約書(約款)を必ず読むこと

契約に当たっては、事前に契約書を入手し、必ず読んでください。契約内容に含まれるサービスは何か、料金体系はどうなっているのか、解約料などをきちんとチェックし、契約内容を理解した上で契約しましょう。
こちらから言わなければ契約書を出してくれない、よく読む時間を与えずに同意の署名を促すエージェントは要注意です。

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【6】契約はよく考えて慎重に ― クーリング・オフの適用はない ―

「留学等斡旋サービス」はクーリング・オフの適用がありません。「とりあえず契約をしてから考える」ということは、後日、解約トラブル等に発展することもあります。契約をする前に、本当にその留学プラン・サービス内容で良いのか、じっくり考えましょう。契約を急がせるエージェントもありますが、流されず冷静に対応してください。

【7】エージェントを使っても、留学代金は自分で学校に支払う

留学エージェントを利用したら、学校代金はすべて留学エージェント経由で支払わなくてはならないと思い込みがちですが、留学エージェントのメインの役割である留学契約の仲介は、あくまで語学学校と契約を締結するまでで、留学料金の支払代行はオプションに過ぎません。

自分がエージェントに支払った学校の授業料等が確実に学校に支払われるのか不安な場合は、「学校代金は自分で学校に支払いたい」とエージェントに申し出ましょう。

【8】エージェント利用者自身も留学に関する知識を持つこと

留学は目に見えない商品です。車や家電製品のように、契約前に手に取って確認することができません。それ故に、広告やパンフレット、カウンセリングだけでは、留学エージェントが意図していたことが利用者に伝わらず、後にトラブルに繋がることがあります。

留学は一人一人違うものです。すべての人が、留学広告にあるような体験ができるとは限りません。例え100人の留学生が同じプログラムに参加しても、そこには100通りの留学プラン・体験談があるのです。

それを踏まえた上で、エージェント利用者自身も、「ホームステイとはどんなものか、語学学校とはどんなところか、アクティビティとは何か、留学に必要な手続きは何か」といった留学に関する知識を持ち、留学に関する広告内容を鵜呑みしないようにしましょう。

「もし自分がこのプログラムに参加したら、どんな留学生活が送れるだろう?どんな努力をしようか?そのために、今何をすべきか?」と自分でイメージし考えることが大切です。

【9】それでもトラブルになってしまったら、消費生活センター等に相談すること

トラブルになったら、まずは最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。

【10】自己手配をする

留学エージェントのトラブルに巻き込まれない最善策はこれです。今までの記事の中でも何度も述べてきましたが、自分ですべての手続きを行うことは、留学エージェントを利用するよりも手間と時間が掛かりますが、エージェント倒産のリスクは避けることができ、得るものも大きいです。

自分で調べて「行きたい!」と思った留学先だからこそ、「留学先ではこんなことがしたい」と留学へのモチベーションが上がります。自分で決めた留学だからこそ、渡航後に現地で思うようにいかないことがあっても「絶対に乗り越えてみせる!」と思えるのではないでしょうか。何かを乗り越えた経験は、必ず留学後に活かされます。

最後に

繰り返しになりますが、「自分の留学は自分で作る!」これに尽きます。エージェントを利用する場合でも、自己手配する場合でも、自分でしっかり考えて、自分らしい留学を実現してください。

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CooL
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訪問国数44ヶ国、現在スペイン在住。留学・語学学習・海外生活の知識が深まる情報を海外からお届け。