意外とスペイン料理店がない?イタリアで食べられる外国料理・食べられない外国料理
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実は食事に関して保守的なイタリア人。「イタリア料理しかまず食べない!」という方も多いですが、若者を中心に外国料理に興味関心を持つ人も増えてきました。ここではそんなイタリアで比較的簡単に食べられる外国料理、食べられない外国料理の数々をご紹介します。
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旅行者も必見!街でよく見る外国料理7選
View this post on InstagramI Quattro Commensaliさん(@iquattrocommensali)がシェアした投稿 - 2018年 7月月11日午後12時05分PDT
1.日本食(Cucina giapponese)
日本食(特に寿司)はイタリア人に最も馴染みのある外国料理のひとつです。寿司屋はショッピングモールのフードコートや空港にまであり、スーパーでも気軽に購入できます。
逆にラーメン、カレーライス、うどん、そばといった日本食はまだまだ浸透していません。
2.中華(Cucina Cinese)
フカヒレや北京ダックといった本格的な高級中華を食べるのは至難の業ですが、中国人が営む中華レストランはたくさんあり、飲茶(春巻き・焼売)やチャーハン、ビーフン、おかゆなどの大衆的なメニューは一通り食べることができ、スーパーの惣菜コーナーや冷凍食品コーナーでは春雨や餃子、春巻きといったメニューを食べることもできます。
どれも日本人の口に合うことがほとんどですが、スーパーで売れ残っている惣菜は古くなっている場合も多いのでご注意を!
3.トルコ料理(Cucina turca)
トルコ料理というより、ほぼケバブ店なのですが、イタリアではとにかくケバブ店が多く、街中ではおおよそ5分に1回は目にします。片手で食べることができて2〜5ユーロほどで、お腹いっぱいになるのが魅力。
現地イタリア人もよく食べるため、大抵どの店で食べてもハズレなしです。
4.アメリカ料理(Cucina americana)
「アメリカ料理店」と銘打って経営している店は少ないですがステーキやハンバーガーといったメニューは定番で、特にアメリカのエンターテイメント(ドラマや音楽)に触れる機会の多い若者から支持を得ています。
まだまだ数は少ないですが最近では日本のようにパンケーキやポップコーン、ドーナツなどを扱う専門店も出てきました。
なお、フライドポテト専門店も人気ですが、こちらはベルギー料理(もしくはオランダ料理)として紹介されることがほとんどです。
5.フランス料理(Cucina francese)
「フランス料理専門店」と銘打っている店はほとんど見かけませんが、フランス料理風のものを扱う店は多く、特にフランス国境付近の都市などでは、ご当地料理にフレンチのエッセンスが加わったものを多くみかけます。
そもそもイタリア料理とフランス料理は似ている部分も多いため、イタリア料理店へ行ってもフランス料理風の皿が出されることも多いです。
6.タイ料理(Cucina thailandese)
辛い物が苦手な人が多いイタリア人ですが、ときどきタイ料理店を目にします。ココナッツミルクやタイ米はスーパーで売られていることもしばしば。
ただし、フォーやジャンバラヤといった料理も「タイ料理」として扱われていることが多いため、レストランで食べる際は入店前にメニューをチェックし、お目当てのメニューがあるかどうか確認しておくと安心です。
7.インド料理(cucina indiana)
インド料理店もタイ料理店のように周辺諸国の料理も含めて「インド料理店」としていることが多いですが、ナンやカレーといったものを食べることができます。イタリア人は辛い物が苦手な人が多いため、激辛レシピを期待してしまうと肩透かしを食らってしまうかもしれません。
また、日本では「インド料理=カレー」のイメージが強いですが、イタリアのインド料理はメニューが多岐にわたっているため、カレー屋さんのイメージを持って入店すると、知らないメニューがてんこもりで、面食らってしまうケースも少なくありません。
手作りにチャレンジ!スーパーでよく見る外国料理
ギリシャ料理(Cucina greca)
歴史を紐解けば、かつてはギリシャに支配されていた地域も少なくないイタリア。そのため、ギリシャ料理はオリーブオイルやチーズなどの食材をふんだんに使ったメニューが多く、ギリシャ料理は口に合うものが多いようで、特に「フェタチーズ」「ギリシャヨーグルト」といったメニューは家で日常的に食べる人も多いです。
レストランもそこまで数は多くないもののギリシャ料理店はどんな街でも1〜2軒は見かけます。
ドイツ料理(Cucina tedesca)
ドイツ料理レストランは少ないですが、ソーセージなどの定番アイテムはスーパーでも簡単に手に入り、ドイツから輸入されたものがそのまま売られています。また、冬のクリスマスマーケットではイタリアでもドイツ料理を気軽に楽しむことができるのでおすすめです。
プリッツェルやアップルシュトゥーデルなどは絶品です。
メキシコ料理(Cucina messicana)
メキシコ料理店はほとんど見かけませんが、スーパーに行くとタコスキット、サルサソース、チリビーンズなどは売られています。イタリア人は辛い物が苦手な人が多いため、あまりレストランのニーズがないのかもしれません。
スイス料理(Cucina svizzera)
スイス料理店はほとんど見かけませんが、スーパーではチーズフォンデュキットやスイス国旗の書かれた乳製品は簡単に手に入ります。
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番外編:ほとんど見かけない外国料理
View this post on InstagramGalbi Romaさん(@galbiroma)がシェアした投稿 - 2018年 6月月28日午前10時01分PDT
ロシア料理(Cucina russa)
イタリアへの観光客も多く、ロシア語併記の看板が多く並ぶ都市もあるほどのロシアですが、日本で比較的人気のあるピロシキやボルシチといったメニューですら、まず見かけません。
韓国料理(Cucina coreana)
ローマやミラノなどの大都市に行けば1〜2軒は韓国料理店があるものの、基本的にはかなりレア!2006年にトリノで冬季オリンピックを行った際は、イタリア中で韓国食材が不足し、関係者は手配に相当苦労したのだとか。
最近はイタリアを訪れる韓国人が増えてきたので、今後変わってくるかもしれません。
スペイン料理(Cucina spagnola)
イタリアから近く、言葉も大変よく似ているスペインですが、意外にもスペイン料理店はあまり多くありません。イタリア人はニンニクが苦手な人が多いため、スペイン料理(韓国料理も)はあまりニーズがないのかもしれません。
ブラジル料理(Cucina brasiliana)
サッカー大国として共通点も多く、ブラジルからの移籍選手も多く活躍するイタリアですが、ブラジル料理はシュラスコ店をごくたまに見かけるのみで、ほとんど目にする機会はありません。
イギリス料理(Cucina britannica)
パブや紅茶専門店といった形でイギリス料理を扱う店はときどき見かけますが、イギリス料理はほとんど見かけません。いずれも着席してゆっくり食べる、というより、カウンター席中心の営業スタイルであることが多いです。
まとめ
イタリアで食べるイタリア料理はほっぺたが落ちそうになるほど美味しいですが、たまには別の国の料理を食べたくなるときもあるもの!今回冒頭でご紹介した外国料理の数々は、イタリアの中都市以上で比較的簡単にお店を探すことができますので、是非チェックしてみてください。
日本語OK!イタリア・ミラノでおすすめの日本食レストラン6選とイタリア・トリノで本当におすすめの日本食店6選では、それぞれの街でおすすめの日本食店をご紹介しています。合わせてチェックしてみて下さい。
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この記事を書いた人
アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,