翻訳のコツ!ブロック単位で文構造を理解するテクニック《中~上級》

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私は現在カナダで翻訳者として働いています。留学経験もあるため経歴柄、英語の勉強法についてアドバイスをよく求められます。今回は英語の読解・翻訳スピードを上げるためのコツ、練習方法を紹介します。

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私は大学時代にアメリカに留学をしました。その後、外資系企業で数年働き、現在はカナダで翻訳者として働いています。今回は翻訳者の観点から「文構造を素早く把握して翻訳するテクニック」をお教えします。

効率のよい英語の読解の勉強法は…?

経歴柄、英語を勉強している方から「どうしたら早く英語を読めるようになるの?」「どうやって英語の読解の勉強をしたらいいの?」という質問をよく受けます。

正直、これほど難しい質問はないです。人それぞれ自分にあった学習方法は異なるため、私にとって最適な勉強法が世間一般の人に効率的な方法であるとは限らないからです。それでも "英語の読解・翻訳スピードを上げるため" であれば、いくつかコツはあります。

時間を決めて多読

読解のスピードを上げるために「多読」が必要です。興味のある話題に関するニュースやコラム、ウェブページなど何でもよいので、通学電車の中で15分間など時間を決めて、毎日ある程度の量の文章を読みます。

だいたいの内容を把握して、第三者に自分の言葉で概要を説明できる程度でOKです。私は高校生頃から今まで「多読」をずっと続けています。

「ブロック単位」での文構造の把握

「多読」の中でスピードを上げていくためには、英文を「ブロック単位」で把握することが1つのポイントです。

文がどこで切れていて(主部、述部など)、どこからが修飾部分で、どこからが理由の説明で、など文の構造を理解するスピードが上がれば、必然的に読解のスピードも向上します。特に1文が長くなればなるほど「ブロック単位」で把握ができるかどうかが重要になります。

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「自分の言葉」での翻訳と「実務的」な翻訳

「自分の言葉」で翻訳することと、それを一般に理解してもらえるように「実務的」に翻訳することには、大きな差があります。理解した英文を、きちんとした日本語の文章に組み立てるのには、それ相応の日本語力も必要になるからです。

よい翻訳をするには、普段から英語と日本語の文法に気を使い、良文と悪文を見分けられる能力を養うことが大切です。

翻訳の例《上級編》

例えば、このような文があったとします。

(例文)A need exists for other methods for determining the level of a drug that can be performed in a clinician's office where the treatment for an individual patient can be adjusted in a timely manner.

以下のように文の切れ目と修飾部分を認識します。

(文処理の例)A need exists /for other methods /for determining the level of a drug <that can be performed /in a clinician's office <where the treatment for an individual patient /can be adjusted/in a timely manner>>.

この状態で、頭から文を処理します。

(文処理の訳例)必要性が存在する/他の方法に対する/薬物のレベルを決定するための<(方法は)実施されることができる/医師の診療所で<(診療所は)個々の患者に対する治療/調節されることができる/適時な方法で>。

自分で理解する必要しかないときは、この状態で十分です。頭の中で文を組み立てる必要はありません。ちなみに、きちんとした文章に訳す必要がある場合は、この上で翻訳します。

(訳例)個々の患者に対する治療が適時な方法で調節されることができる、医師の診療所で実行されることができる、薬物のレベルを決定するための他の方法に対する必要性が存在する。

まとめ

インターネット上にある情報の80%は英語で書かれていると言われています。たくさんの「生」教材にすぐアクセスできる時代です。読解スピードで悩んでいる方は、市販の勉強本を買いあさる前に、通勤・通学の15分の電車で、まずは1つ英語の記事を読んでみてはいかがでしょうか。

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eplm
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Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。