あわや落第寸前!フランスの大学院生活で経験したあり得ないハプニング5選

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海外の大学は日本の大学に比べて入学するのが簡単だけど卒業するのが難しいと言われています。これは語学力や試験の難易度、成績などが主な理由ですが、実はそれ以外にもびっくりするようなハプニングに見舞われ、落第することもあるのです。ここでは、実際にフランスの大学院修士課程に在籍し、そのとき実際に起こったハプニングをいくつかご紹介していきます。

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年度の始まりは授業の教室を探すのに苦労する

年の最初の問題は教室探しです。学部ごとに建物が分かれているのですが、授業は空いている教室で行われるので、一概に自分の学部内で行われるとは限りません。そのため、ひとつの授業の後、次の授業の教室まで10分以上歩くことも。

また、建物の数も多いので、その建物を探すのにも一苦労することがあります。

単位を取るのが簡単だと言われていた科目が実はそうではなかった

周りの学生に「簡単な科目だから」と、土曜の朝8時からの授業を取っていたのですが、この試験が4択の試験で、フランス語が分からない私には逆に難しい試験でした。そのため、試験に落ちてしまい、追試の日程を聞きに行くと「この科目は追試のない科目だから。」と一蹴されてしまいました。

どうやら、フランス人学生の間では「土曜の朝一で辛いが、4択試験なので簡単に単位の取れる科目」だったようです。逆に外国人の私にとっては専門用語の単語が難しく、さらに「追試がない」という情報がなかったので、余計に苦労することになってしまいました。

試験終了後に「追試を行わない」発表が出る

個人的には全ての試験に合格し問題なかったのですが、試験が全て終了した後、その横に張られた他学部の告知が「今年は全科目追試をしません」というものでした。恐らくこのせいで落第が決定した学生も少なくなかったのではないでしょうか。

もちろん、試験は合格するものとして受けますが、中には「追試があるから」と思っている学生もいるので、このようなお知らせは事前に教えて欲しいところです。

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学期の中盤で研修が必須であることを知らされる

これは知り合いの例ですが、2学期になってから、実はその学科は研修が必須で、研修をしないと単位がもらえないと言われ、慌てて研修先を探すということがあったそうです。

1学期の初めに教えてくれていれば、そこから研修先を探すこともできますが、すっかり周知することを忘れた先生が、2学期の途中でそのような重要なことを伝えたりするので、慌てることもあります。

特に外国人学生であれば、研修先探しにも苦労するので、早めに教えてもらいたいところです。知り合いは無事に研修先を見つけていましたが、フランス国内でなくて、マルタに2ヶ月ほど行ってしましました。

修士論文口答試験の日程を前倒しされる

修士論文の提出後、数名の教授と学生1人で行う口答試験があるのですが、そのときに起こった出来事です。

論文を提出後、口答試験のため論文に目を通して準備をしていると、教授から突然電話がかかってきました。「今教室で待っているんだけれど、口答試験はどうしたの?」とのこと。

私のカレンダーには口答試験予定はその次の日になっており、教授にその旨伝えると「あら!明日だったね!」とのこと。教授の勘違いで1日早く教室で待機していたそう。そして「わざわざ学校に来ちゃったから、今から学校来られる?」と言われ、慌てて大学に行き、修士論文口答試験を行いました。

この口答試験は修士課程修了にとても重要な試験で、学生もかなり緊張します。パワーポイントを使ったりして口答で10分ほど修士論文について発表する場で、その後教授からの厳しい質問が飛び交うものなのですが、私の場合はこんなとんでもない始まりでした。

ですが、そんなお陰で逆に緊張もなく、無事に終了することができました。

まとめ

以上、フランスの大学院で実際に起こったハプニングをご紹介しました。1歩間違えれば落第が決まるような、そんなアクシデントやハプニング、急な変更が起こるのがフランスの大学です。

留学は頭の良さだけではなく、びっくりするようなハプニングでも「ま、いいか」「仕方ない」と思える強い心の持ち主でいられることも重要な要素です。何か起こったときに冷静に対処できるよう準備をしておきましょう。

まさかのストライキ!フランスの日本関連イベントで起こった事件では、日本関連のイベントでストライキが起こったときのことをレポートしています。このように日常生活でもさまざまなハプニングが続出するのか海外生活です。参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

Coquelicot
Coquelicot

12歳からフランス、イギリス、イタリアに留学し、語学留学、大学留学、大学院留学、と様々な留学を経験。ロンドンの語学学校に務めた後、現在はフランスの大学院で語学学習についての博士論文を書いています。

http://ameblo.jp/vindalsace/

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