ウンチおじさんとは?スペイン・カタルーニャ地方の面白いクリスマスの風習
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スペイン・バルセロナを含むカタルーニャ地方には「Caga Tio(カガティオ)」直訳すると「ウンチおじさん」を意味する人形がクリスマスを祝う際に登場します。ここでは、そんな独特のクリスマス文化をご紹介します。
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カタルーニャ地方のクリスマスに欠かせない「Caga Tio(カガティオ)」とは?
スペイン・カタルーニャ地方のクリスマスには「Caga Tio(カガティオ)」と呼ばれる丸太をモチーフにしたキャラクターが欠かせません。もしかしたらバルセロナに来たことのある方は一度は目にしたことがあるかもしれません。
このカガティオですが、訳すると「ウンチおじさん」を意味します。
なぜこのキャラクターが欠かせないかというと、カタルーニャ地方には、自然連鎖の恩恵に感謝する風習があります。大地から食物をいただき、それを自然の肥料のウンチとして大地に返すことで、翌年もさらなる五穀の実りを願うというものです。
そのため「Cagar:ウンチをする」という言葉を用いた「Caga Tio」や「Caganer(カガネル)」という人形がクリスマスの時期になると街中でよく見られます。
直訳すると排便人形!「Caganer(カガネル)」とは?
こちらがカガネルです。カガネルは訳すると「排便人形」を意味します。なかなか強烈なネーミングですね。そんなカガネルですが、世界中のキャラクターや、ハリウッド俳優の人形まであります。なかなかお土産には難しいかもしれませんが、街中を色々と探してみるのは楽しいでしょう。
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カガティオと子どもたち
さて、このカガティオを用いて、どうするのでしょう。カタルーニャ地方の子どもたちは、一風変わった方法でクリスマスを祝います。
カガティオはクリスマスマーケットなどで簡単に手に入るので、それにまず布を被せます。そしてカガティオの下に親たちがお菓子やおもちゃなどを隠し、特有の歌を歌いながら子どもがお尻に当たる部分を棒で叩くのです。すると、布の下にあるお菓子やおもちゃがもらえます。
日本では枕元に靴下を置いて寝るという習慣があるように、国が変わればお菓子やおもちゃがもらえる方法もだいぶ異なってくるのですね。youtubeで「Caga Tio」で検索すると多くの動画を観ることができます。
まとめ
いかがでしたか?スペイン・カタルーニャ地方のクリスマスについてまとめてみました。日本ではカップルのためのクリスマスですが、こちらは家族のためのクリスマスなので、各家庭でパーティが行われます。
また、クリスマスは年明けまで続き、1月6日が「REYES MAGOS」という「三賢人の日」で、これはキリストの生誕を祝うため東方より三賢人が駆けつけた逸話が由来しています。これにちなんで、前日1月5日の夜には、三賢人を乗せた山車の一大パレードも市内で行われます。
ぜひクリスマス、年末年始と機会があれば、バルセロナにも来てみてはいかがでしょうか。
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ワーホリ申請が開始されたことを機に、勤めていた会社を辞め、バルセロナへワーホリビザで入国。日本との違いや、現地で得た情報をお届けします!