スペインの小学校「コンセルタード」教育事情

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スペインの小学校には「公立」「私立」、そして国が補助する実質学費が無料の私立校「コンセルタード」があります。現在筆者の娘がコンセルタードに通っており、学校生活も3ヶ月が経過し、日本と違うスペインの教育事情が見えてきたのでご紹介いたします。

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コンセルタードとは?

以前の記事「スペインで学費が無料の小学校「コンセルタード(concertado)」入学体験記」にてご紹介しているとおり、国が補助する実質学費が無料の私立校「コンセルタード」となります。

教育スタイルは昭和の学校

現在の日本では体罰に当たる「廊下に立っていなさい!」は、スペインでは未だに健在です。授業にまじめに参加しない生徒は教室から追放されますが、生徒は窓から教室に戻ろうとしても、先生は入室を許可しません(公立の学校ではないので、この方式が許されるのかもしれません)。

あまりに素行が悪いと、数日間の停学制度もあり、停学中の生徒もよくいるそうです。

小学生でも留年

同じクラスでも、必ずしも同じ年とは限らないスペインのコンセルタード。なんと小学生にして留年している生徒がいて、それも珍しいことではないとのこと。留年していて、かつ他の生徒よりレベルの低い生徒は違う教材を与えられているそうです。

生活態度が悪い子は遠足に行けない

今回の遠足は学校から歩いて20分のピカソ美術館。前回のインターナショナルスクールのグラナダにバスで行く、というのに比べればとてもお気軽な遠足ですが、もはや参加を禁止されている生徒が2人も確定しているそうです。ちなみに、参加できない生徒は違うクラスで一日勉強するとのこと。

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掃除の時間がない

日本の学校のテレビを見た担任の先生が「日本では家庭でも掃除ができるように、学校で掃除の時間があるんですって!」と授業中に娘に日本の学校のプレゼンをさせたそうです。スペインの学校では、掃除の時間は存在せず、しつけ的な事は家庭に任せているので、学校の素行が悪い生徒は家庭に戻すと言う姿勢のようです。

教科書は使いまわし

前回のインターナショナルスクールでは教科書代だけで5万円以上かかったので、怯えていた筆者ですが、コンセルタードでは教科書は学校が所有していて、何度も繰り返し使っています。数が足りないときは新たに購入するので、しばらく教科書が届かない生徒やいたずら書きがたくさんある教科書など、どんな状況にあるかは運次第。

それでも無料なのは親にとってはありがたいです。

バイリンガル校と書いてあるものの英語レベルは低め?

娘の通う学校はバイリンガル校となっていますが、実際の英語レベルは日本の公立学校よりちょっと上程度です。英語が堪能な筆者の娘に先生が助けを求めることもしばしば。筆者が見ても、不自然な英語の問題が目につきます。

どんなに英語が得意でも、スペイン語を英語に訳す、という課題が多いので、スペイン語がまだまだの娘は問題文の理解に苦しんでいるようです。スペイン語より英語を身に着けさせたい場合は、インターナショナルスクールがおすすめです。

まとめ

スペイン語の勉強などしたこともなく、スペインで暮らして一年の娘が、学校でやっていけるか心配していた筆者ですが、日本の学校を経験していると「優等生」扱いしてもらえるので、何かと気にかけてもらえるようです。

言葉の問題より、生活態度がちゃんとしていれば道が開けるスペインの学校事情でした。

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bruja
bruja

スペインに親子留学をしたのがきっかけで、移住することに。1年近くいるのに、適当なスペイン語しか話せていません。それでも、スペインのいい加減なお国柄を最大限に利用して、楽しく自分らしく暮らしています。