中華系タイ人が多いバンコク!タイの旧正月の過ごし方
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タイには華人と呼ばれる中華系タイ人が多く存在し中国の料理や習慣など様々な物がタイの文化と混合されています。毎年のチャイニーズニューイヤーと言われる旧正月はタイでも大きなイベントに入ります。この旧正月に中華系タイ人がどの様に過ごすのか紹介したいと思います。
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様々な人種が混合しているタイ
タイは縦に長い大陸で様々な国と繋がっている為に、一言でタイ人と言っても多種多様な人種が存在しています。南部にはマレー系、東北部ではカンボジア系、さらにバンコク内でもインド系や中華系など様々な人種があります。
そしてタイでは戸籍が日本の様に血縁(家族)では無く、家(住所)に登録される仕組みになっています。その為どこかへ引っ越したり結婚しても、属する元の家を変える人はあまりいません。その為か、旧正月のような人種ごとのイベントなども、あまり廃れることなく続く様です。
中華系タイ人の旧正月とは?
チャイニーズニューイヤーはタイ語で「เทศกาลตรุษจีน(テーサカーットゥトジーン)」と呼ばれ、1月〜2月の間いずれかの日に3日間ありますが、毎年日程が変わります。そしてその3日間は 「วันจ่าย(ワン・ヂャイ)」買い物の日、「วันไหว้ (ワン・ワイ)」お参りの日、「วันเที่ยว(ワン・ティアオ)」遊ぶ日と、それぞれにすることが決まっています。
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旧正月は一週間前から準備が始まる
まずは、毎年の旧正月が来る約一週間には家の大掃除を済ませます。日本と同じく、新年の日に掃除をするのは良くないと言われています。そして、初日のワン・ジャイ(買い物の日)は、次の日にお参りする為の鶏や豚、果物や中国のお菓子など様々な食材に加え、鞄や服などの衣類や日用品も購入します。
ワン・ジャイは全てを買い出しに行く日です。そして2日目のワン・ワイ(お参りの日)には、それらの物を使って祭壇にお供えしたり、寺院で神様にお参りをしたりします。このワン・ワイの日は食事も前日に購入した物を使い、比較的静かに家で過ごすことが多いです。
そして最終日のワン・ティアオ(遊ぶ日)は、その名の通り遊ぶ為の日。家族や子供を連れて外へ出かける日です。その前の2日間は最悪仕事が入っていても構いませんが、ワン・ティアオの日は休日として仕事をしない様にします。華人の人で、自分のお店や会社を持っている人達は、この3日間は閉めています。彼らの中で旧正月のワン・ティアオの日に仕事をしてしまうと、その一年間は疲労や苦労が多い年になると信じられているからです。
日本のお正月に似た部分もある?
そして、この旧正月の間は、常に良い言葉や事柄について話す様に心がけます。そうすれば、その良い事柄が本当の出来事になってやって来ると言われているからです。
そして旧正月に欠かせない果物が日本の鏡餅と同じくミカンです。ミカンの木は華人が好んで育てますが、実を付けるのが難しい木です。上手く実が付いていく様になれば、その家には金銭や幸運がやってくる様になると言われます。
そして日本同様にお年玉があり、赤いお年玉袋にお金を入れてそれを子供達に配ります。この様に掃除をして買い出しに行ったり、子供達を連れて遊びに連れて出て、お年玉を配ったりと大人にとっては忙しいのが旧正月。しかし華人の家では、新年の始まりとしては欠かせないイベントでバンコクのチャイナタウンでも旧正月前から人々が多く訪れる様になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?留学生の皆さまもこの時期になったら一緒に旧正月のお祝いを体験してみてはどうでしょうか?
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この記事を書いた人
タイ在住。タイの南部からバンコクに引っ越してきました。お寺巡りとプラクルアン集めが趣味。休暇はタイの南の島でシュノーケリングするのがお決まりの過ごし方。