婚約者ビザの取得は長い道のり!アメリカのフィアンセビザ取得エピソード
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皆さんは「フィアンセビザ」を聞いたことがあるでしょうか?これは外国人と結婚する場合に、観光ではなく結婚を前提で相手の国へ入ることができるビザです。筆者は約2年の遠距離恋愛後、このフィアンセビザ(K-1ビザ)を取得してアメリカへ引っ越しました。しかし、このフィアンセビザは取得が本当に大変でした・・・。そこで、これからフィアンセビザを取る予定のある方や興味のある方に、フィアンセビザ取得の体験談をお話しします。
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大量の書類の処理
国際遠距離恋愛を続けていたアメリカ人の彼と結婚の話が進み、フィアンセビザ(K-1ビザ)を取得して結婚しよう!と決めた当時、「一体何からやったらいいのか・・・」と二人で悩みました。
ビザ取得のために大量の書類を提出する必要があることは分かっていたのですが、お恥ずかしい話、貯金が少なかった私たちは弁護士に依頼して書類作成を代行してもらうことができませんでした。
必要な書類を調べる
そこで筆者はアメリカのフィアンセビザを取得した人たちのブログを片っ端から読みまくり、取得までどんなステップになるのか、何の書類が必要になるのか、どのくらいの時間がかかるのか、などを全て紙に書き出してまとめました。
情報を調べる際、USCISというアメリカの移民局のHPもとても参考になりました。必要な書類が全てダウンロードできるのです。
二人で協力して書類を準備
筆者の場合、付き合っていた彼が日本を訪れていた際に必要な書類を全て二人で記入しました。やはり直接会ってお互い助け合いながら処理をしていくととてもスムーズに終えることができます。
弁護士に依頼すると安心感があり、二人の作業負担も軽減されますが、その分お金がかかってしまいます・・・。フィアンセビザはカップルで協力していけば自分たちだけでも取得できるビザです。取得の道のりを越えることで、絆も深まっていくと思います。
提出書類の中には二人が直接会って恋愛をした「証拠」の提出も求められます。私たちは写真やラブレター、友達から私たちが付き合っている旨を記載した手紙とサインを用意しました。これからフィアンセビザを取得する方は、証拠として使えそうなものは捨てずにとっておいてください。
引っ越しの準備
一度書類を提出すると、次のステップへ進むまでに4ヶ月~10ヶ月程かかります。この間が最も苦しい時期なのです・・・。二人の関係を試されているようにも思いました。というのも、次の書類が届くまでは相手に会いに行かない方が良いのです。お互いじっとしていることが要求されます。
そこで、筆者はこの何もできない時期を有効に使おうと学校に通ってこれから使えそうな資格を取得したり、英語を勉強したり、家族や友達と旅行に行ったりしました。
また、アメリカへの引っ越しに向けて、部屋を大掃除し、荷造りを始めました。思い出の品々を片づけている時は、本当に日本を離れるのか・・・としんみりしてしまいました。
先ほども言った通り、次のステップに進むまで非常に長く感じます。また、待ちの期間はカップルによって違います。3ヶ月で届いたという人も1年以上待ったいう人もいました。この間はお互いメールや電話で毎日連絡を取ったりしながら、良い信頼関係を続けていくと良いと思います。
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アメリカへ引っ越す
ようやく次のステップの書類が家に届くと、ここからまた忙しくなります。かなりの量の書類を処理しないとならないからです。
犯罪証明書発行や指定の病院での健康診断等を終えると、いよいよアメリカ大使館でのビザ面接です。これが終わると、今度はあっという間に大使館からビザが貼られたパスポートが送られてきます。ビザを受け取った時は思わず感動してしまいました。
筆者はビザが届いてから約3週間後には日本を出国しました。普通の旅行とは違うので、空港で寂しくなり、家族の前で涙してしまったことを未だに覚えています。
入国後は90日以内に結婚
出国の際の注意点ですが、フィアンセビザ関連の書類は、預け荷物に入れずに必ず機内に持ち込んでください!また、フィアンセビザは入国後90日以内に結婚するルールがあります。のんびりしているとあっという間に90日以上が経ち、結婚できなくなってしまうので要注意。
結婚した後はグリーンカードを申請する必要があるので、しばらくは書類作成の作業が続くことになります。
最後に
全ての書類はコピーを取り、証拠として持っておくことを強くオススメします。本当に長い道のりですが、新しい生活が待っていることを励みにどうぞ頑張って乗り越えてくださいね!
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この記事を書いた人
学生時代は英語大嫌い!いつも追試組・・・。そんな私が英語力ゼロで海外に一人旅をしたことをきっかけにバックパーカーとして旅を続けることになり、現在縁があってハワイ在住。今まで見てきたことや感じたことを、少々辛口で共有していきたいと思います。