ダウンタウンに子鹿?自然溢れるバンクーバーならではの珍ニュース
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2015年7月半ば、バンクーバー市民がちょっとビックリするような珍しい出来事がありました。ここでは、そのニュースの詳細とその後についてご紹介します。
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どこから来たの?!ダウンタウンに子鹿が登場!
2015年7月半ばのある朝、バンクーバーのダウンタウンのど真ん中に突然「子鹿」が登場しました(※)。子鹿はHowe StreetとNelson Streetで最初に目撃され、その後、飲食店や衣料品店などが軒を連ねるGranville Streetへと移動。バスなどを含む多くの車両が、しばしの間立ち往生する事態となりました。ショッピングに飽きた(?)子鹿は、その日のうちに高級高層マンションが立ち並ぶYaletown、その後さらに北のEnglish Bay近くまで移動したと報道されています。
TwitterやInstagramなどのSNSには、子鹿を見かけた人たちによるたくさんの写真が投稿されました。自然溢れるバンクーバーですが、ダウンタウンのど真ん中に鹿が登場するのには、さすがの市民たちも「びっくり!」の一言。
バンクーバーの環境庁も「どうすることもできないので、子鹿が自然にダウンタウンから離れるのを待つ」と発表し、「危険なので子鹿に近づかないように」と声をかけました。鹿はその後姿を消し、一旦事態は収束しました。
※参照:A deer spotted running around downtown Vancouver
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スタンレーパークにお引っ越し?
バンクーバーの情報サイトVancity Buzzによる(※)と、7月下旬以降、この子鹿がスタンレーパークで頻繁に目撃されるようになったとのこと。どうやらこの子鹿、スタンレーパークにお引っ越ししたようなのです。記事には、スタンレーパークの外周の「Seawall」で魚釣りをする人の隣に、子鹿の姿がばっちり写った写真が公開されています。
スタンレーパークの担当者によると、子鹿はノースバンクーバー方面から海を泳いで(!)バンクーバーに渡ってきたのではないかのこと。それもそのはず、バンクーバーのダウンタウンは周囲をほぼ完全に海で囲まれていて、大型の野生動物が多く生息する山や森が多くある北とは橋でしか行き来できないのです。事実、同日に鹿が海を泳ぐ姿がとらえられたビデオも報道されています。
同時に、人々がこの子鹿に餌を与えていることが問題に。スタンレーパークの担当者は、「子鹿は、既に人から餌をもらえると気づいてしまっている。人に慣れると野生に戻れなくなる危険があるので、決して餌を与えないように。」と呼びかけています。
※参照:Downtown Vancouver's famous deer now living in Stanley Park
まとめ
まだまだどうなるのか、今後の行方が気になる「ダウンタウンの子鹿」。自然溢れるバンクーバーだからこそ(?)の珍しい話題は、今後も注目の話題となること間違いなしです。
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この記事を書いた人
Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。