歌が上手い人は英語も上手い?これって都市伝説?

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Roger

音楽の成績が良かった人は、英語の習得も早いという説があります。それは本当なのか?その疑問に関して徹底検証していきたいと思います。また、それが本当であれば、それを生かした勉強法も見つかりそうです。

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やたら発音だけ上手い同級生

私は大学でフランス語を勉強していたのですが、ネイティブっぽい綺麗な発音で喋る同級生がいました。彼の成績は決して良い方ではありません。しかし、簡単な文章を喋らせれば完璧なのです。

彼曰く、「フランス人が喋っているのを、マネして喋っているだけだよ」とのこと。それができれば苦労はしないのである。フランス語には、英語にも日本語にもない鼻にぬけて発音する鼻母音というのがあります。私には、それがどうも上手くできなかったのです。

ある日、バンド活動をしていた彼から「よかったら、見に来てよ!女の子もいっぱい来るからさ」とライブチケットを半ば強引に購入させられました。「女の子」というキーワードに敏感な私は不純な動機を持って、いざ会場へ。

バンドのギタリストぐらいに思っていたら、彼はボーカルでした。しかも、文句無く上手い。曲はコピーばかりだったのですが、英語の曲もカバーしていました。歌も上手い。英語も上手い。英語の発音も完璧です。悔しいことにルックスもいい。

「くちぉ~、天は彼に二物を与えている。いや、カッコいいから三物だ!」と思いながら家路につきました。

音楽と語学の共通点

現在、フィリピンのセブで生活している私ですが、たまにカラオケに行きます。私自身は歌は下手くそです。私のカラオケ経験に基づく統計上の話ですが、カラオケが上手い日本人は英語の発音が良い傾向にあるように感じます。やはり、何かしら音楽と語学の共通点があるように思えてなりません。

歌のレッスンも語学の発音も、耳から聞こえた音を脳で処理して口で再現する能力を必要とされます。歌を覚えるのも、英語を覚えるのも反復作業である点も似てますね。

アメリカの大学の研究結果

米イリノイ州ノースウェスタン大学のNina Kraus(ニーナ・クラウス)教授による研究結果がありました。彼女は音楽と脳との関係を研究している大学教授(※1)です。メトロノームを用いて、100人以上のティーンエイジャーを対象に実験を実施。(※2)

その結果、「音への反応が良い人は、音波と調和する脳波を持ち合わせている」ことが判明。さらに「音楽のレッスンを受けることで、音から言語を読み取ったり解釈する能力がアップするだろう」とも結論づけてます。

Nina教授による音楽と脳に関する講義風景

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日本でも音楽と語学の関係性を研究している学者がいました。長崎外国語大学の川島浩勝教授です。趣味である弦楽器の演奏技術の習得過程と語学習得の過程に共通点を感じ、研究しているそうです。

確かに、英語に関しては日本語と違い言葉自体に、抑揚、リズム感があります。音楽を始めることで、絶対音感が身につき、微妙な発音の英語を聞き取る能力、いわゆるヒアリング能力が鍛えられるという図式みたいです。

参考サイト
※1 Nina教授の研究に関する記述
※2 リズム感が良い人は外国語の習得が早いと判明:米研究結果

美空ひばりさんの英語

美空ひばりさんは英語は喋れないが、彼女が歌った英語の曲もあります。上手いんです、彼女の英語。やはり、天才歌手であるが上、耳から聞いた音を再現する能力(耳コピー)の能力が高かったのでしょう。

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聞く能力と口から再現する能力は別

世界的に有名なマエストロの小澤征爾さん。海外生活も長い。音楽にも精通している、言わずと知れた大音学家です。さぞや流暢な英語かと思いきや、彼が喋る英語は決して上手いといえない。

聞く能力が高い人は絶対音感というものが存在する。しかし、自らの口で再現する能力は別物であるみたい。一流の歌手の方々は、その両方が備わっているという事ではないだろうか。

そう考えると、歌が上手い人は英語の耳コピー能力も高いと言えそうです。山下達郎さん、竹内まりあさん、平井堅さん、久保田利伸さんらも英語の発音のよさには定評がありますね。

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発音が良い”だけ”ではハッタリにしかならない

私はフランスのギャラリーで3年間勤務した後、ロンドンのギャラリーに転職しました。同僚の英国人とパブで酒を飲んでいた時、ある日本人が我々の会話に割り込んできました。どうやら語学留学に来たばかりの学生らしい。彼が私の同僚に英語で自己紹介を始めました。

彼の自己紹介を聞いた同僚は「彼の英語は綺麗だよ。ケン(私)よりもずっといいよ」と私に言いました。確かに綺麗な完璧に近い発音だったのです。

その後、私の同僚が「彼は英語が話せる」と思ったのか、「どうだい、こっちの暮らしには慣れたかい?こっちで女性に不自由してないかい?」とちょっと早口で冗談まじりに質問したのです。すると、その学生は私を見て「すみません、彼はなんて言ったんですか?」とな・・・・・ん?

「君、ペラペラじゃないの?」って私が言うと、「ペラペラだったら、わざわざ英国まで勉強に来てませんよぉ」とのこと。おっしゃる通り。発音が上手いばっかりに誤解を受けることもありそうです。

英語に慣れるためのオススメ洋楽4選

洋楽を聴いたり覚えるのは、机の上でコツコツ一人で反復して英語を読み上げるよりも、楽しく勉強できるのは確かです。ヒヤリングや発音上達における効果はあるみたいです。

息抜きも兼ねて、一曲ずつ洋楽を覚えるのもいいかもしれません。一曲マスターしたらカラオケで歌ってみる。上手く歌える様になったら、新しい曲にチャレンジです。

そこで、私がお勧めする洋楽をご紹介しておきます。(★が多いほど難易度アップ)

女性向け

・ABBA(★I have a dream / ★★SOS / ★★Dancing Queen)
・カーペンターズ(★sing / ★Yesterday once more / ★★Top of the world)

男性向け

・ビートルズ(★Yesterday / ★Let it be / ★★All my loving / ★★★Help)
・ビリージョエル(★★Just the way you are / ★★Honesty / ★★★The longest time)

ABBA(アバ)はスウェーデンのグループですが、逆にネイティブでない分、英語を丁寧に歌ってます。カーペンターズは綺麗な英語で歌いやすい曲が多いです。ビートルズも、わかりやすい英語でわかりやすいメロディが多い。ビリー・ジョエルは私が個人的にお勧めです。私は最初、彼の歌から覚え始めましたから。

男性は男性の歌がいいと思います。音域が男女では違うので同性の歌手の方が歌い易いです。上記にはありませんが、男女共にお勧めなのが「You've got a friend」です。男女のバージョンがあります。

英語圏の友人ができた際に「I'll sing this song for you」と言ってこの曲を歌い出せば、かなり喜ばれます。サビの「winter, spring~」では合唱になる可能性大です。最後の繰り返す「You've got a friend」を「I've got a friend」に変えて握手もしくはハグをすれば、友人は大感激です。

You've got a friend 女性版

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You've got a friend 男性版

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ちなみに、100曲ほど憶えれば、日常会話にも十分に役立つという説もあります。

まとめ

歌が上手い方へ

持って生まれた才能をお持ちです。頑張って勉強すれば、ネイティブに近づけるかと思います。ハッタリで終わらないためにも文法、単語力をしっかりアップして頑張ってください。

私と同じ音痴の方へ

字幕界の大御所、戸田奈津子さんの英語の発音はけっして綺麗ではありません。しかし、来日する大物ハリウッドスターと堂々と会話されてます。大事なのは、そこです。臆せずに外国人と話しましょう。大切なのは発音だけではありません。しかし、一部には歌は下手だけど、発音が良い人もいらっしゃいます。

時には洋楽にもチャレンジしましょう。私も英語の曲でカラオケ、頑張ってます。私が最初にマスターしたのは上記のお勧めにもある「Just the way you are」です。今はCold Playの「Viva la vida」に挑戦中です。タガログ語の曲にも挑戦してます。

年のせいか物覚えが悪くて大変です。家内には「ボケ防止にいいかもね」と言われてます。

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ケン
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日本の大学を卒業後に、フランス、イギリス、アメリカを渡り歩き、気がつけばセブで生活をしている50代半ばのオッサンです。酒とビリヤードを愛する男。セブでは、日本人よりフィリピン人のほうが友達は多いです。ちょい悪オヤジになりきれない、か弱いオヤジ。今までの経験を通して、私らしい情報発信ができれば幸いです。