【初心者向け】オーバーラッピング3つの効果とやり方・英語教材の選び方
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英語を勉強しているけど、リスニングが伸び悩んでいる...正直どの学習法がいいのかわからない!そんな人におすすめのオーバーラッピングを紹介します。
リスニングに効果があるのか、スピーキング力アップにも期待ができるのかといった疑問からやり方、メリット・デメリットまでお伝えします。
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- ペンギンちゃん
と、悩んでいませんか?
結論から言うと、リスニングやスピーキングを伸ばすならオーバーラッピングがおすすめです。
本記事では、英語学習で悩んでいる人におすすめしたいオーバーラッピングについてまとめています。
本記事でわかること
- オーバーラッピングのやり方
- 効果・メリット・デメリット
- 教材の選び方
オーバーラッピングとは
オーバーラッピングとは、文章を見ながら音声と同じスピードで音読する英語学習のメソッドのひとつです。
簡単に言うと聞く・読む・話すを同時に行うよ
キリン先輩
そのため、英語の4技能のうち3つの「リスニング」「リーディング」「スピーキング」が鍛えられます。特にリスニングに効果があると言われています。
音声とスクリプトがある教材であればすぐに始められ、ネイティブの発音や会話のリズム、速さに慣れる練習ができます。
- ペンギンちゃん
オーバーラッピングはどうやってやるの?
文章を見ながら音声と同時に発音します。オーバーラッピングの詳しいやり方については後ほど紹介します。
まずはやる前に知ってほしい「オーバーラッピングが向いている人」や「効果・メリット・デメリット」を解説します。
英語中上級者が感じた英語力の伸び悩みやその解決法について知りたい方はコチラもあわせて読んでみてください!
オーバーラッピングはこんな人におすすめ!
オーバーラッピングはリスニングの練習方法の中でも初心者向けです。
ただし、知らない言葉は聞き取れないため、最低限の文法や単語の意味を理解している必要があります。
文法や単語に自信がない人は基礎を勉強してからリスニングに取り組むのをおすすめします。
特に下記のような人に向いているよ!
キリン先輩
ネイティブの会話についていけない
話す速度がゆっくりだと聞き取れるのに、ネイティブスピーカーのスピードだと途端に理解できなくなる。
TOEICのリスニングの点数が低い
リーディングは点数が取れるのにリスニングは点数が低く、過去問を解いても点数が上がらない。音声の速さについていけない。
話すスピードが遅い
言いたいことは出てくるが、いざ話そうとすると発音を意識しすぎて話すスピードが遅くなる。
文章がスラスラ読めない
英文を読むときに単語ごとに区切ってしまいスラスラ読めない。
オーバーラッピングでどんな効果が得られる?
オーバーラッピングはリスニングとスピーキングに効果が期待でき、読解力のリーディングも鍛えられます。
聞く、話す、読むを同時に鍛えられるオーバーラッピングの具体的な効果を3つ紹介します。
効果1:英語特有の音に慣れる
英語に限らず、日本語でも棒読みで会話することはないと思います。
文章の強弱や語尾が上がったり下がったりする場所がわかると、より聞き取りやすくなります。
特に英語特有の単語と単語を繋げて発音するリンキングなどを目視でも確認できるのは、オーバーラッピングの良い点です。
例)put on→プトン
プット オンとは発音しないよキリン先輩
効果2:発音と会話のリズムがわかる
音声と同時に発話することで比較でき、ズレている部分を確認できます。
発音と会話のリズムが身につくと伝わりやすくなり、スピーキングも向上します
また、同じスピードで話すことで徐々に慣れ、口が回るようになります。
効果3:長文が読めるようになる
英語はチャンクと呼ばれる2〜8語からなるカタマリで区切って会話します。
文章を見ながら行うオーバーラッピングでは、どの位置で区切っているか理解しやすいです。
区切りの位置がわかれば文法の理解が深まり、長文が読みやすくなります。
読解力であるリーディングの向上も期待できます。
例)”I have known him for a long time.”は
”I have known ~”と”for a long time”の2つのカタマリからできているよキリン先輩
チャンクについてもっと詳しく知りたい人は「知らないと損!チャンクリーディング3つの効果とやり方」をご覧ください!
オーバーラッピングの具体的なやり方
- ペンギンちゃん
すぐに始められるの?
オーバーラッピングのやり方は比較的簡単で、今すぐにでも始められます。
やり方と効果を得られるコツを紹介します。
ステップ1:自分のレベルに合った教材を用意する
YouTubeやPodcastなどを利用して無料で学習することも可能ですが、長文や専門的すぎる内容のものは避けましょう。まずは内容が理解できる教材がおすすめです。
ステップ2:知らない言葉がないかチェックする
意味がわからない単語や表現があると効果が半減するので、始める前にチェックして内容を理解しましょう。
ステップ3:文章を見ながら音声と同時に発音する
発音や会話のリズムを身につけるためには声に出しましょう。
追い越したり、遅れたりせず、音声と同じスピードにすることが重要です。
ステップ4:何度も繰り返し練習する
文量や内容の難しさにもよりますが、スピードや会話のリズム・発音にズレがなくなるまで繰り返しましょう。
文章を見なくてもできそうな場合は、音声を聞いた後に発話するリピーティングや文章を見ずに音声を追いかけるシャドーイングもおすすめです。
効果を得るのに大事なのは反復練習だよ
キリン先輩
現在のレベルがわからない人はVERSANTを受けてみるのもおすすめ!
キリン先輩
オンラインで受講できるので、TOEICより気軽に自分のレベルを把握できます。
特にスピーキングに特化しており、グローバル人材の指標のひとつとして多くの企業や教育機関が採用しています。
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オーバーラッピングの教材の選び方
オーバーラッピングは音声が聞けて、文章全体が見られるものであればどれでもできます。
ただし、より効果を得るためには選び方に4つの注意点があります。
選び方1:難しすぎる内容は控える
難しい内容や長文だとついていけず、挫折してしまいます。
オーバーラッピングは文法を鍛える学習方法ではないので、初めは内容が理解でき、少し簡単に感じる教材がおすすめです。
選び方2:英語を使うシーンを明確にする
TOEICのリスニングの点数を上げるなら過去問を、仕事で使用するなら実際の業務に近いビジネス英語の教材を利用しましょう。
実戦で聞き取りができるようになるために、より近い内容の教材がおすすめです。
選び方3:映画・ドラマを使用するのは避ける
字幕表示ができる映画やドラマもオーバーラッピングできるように思いますが、文章全体が表示されないのと切り替えが遅い場合があるのでおすすめしません。
選び方4:無料コンテンツは発音に注意する
YouTubeなどの無料コンテンツは一般人も含めてさまざまな人が発信しているため、発音や会話のリズム、スピードは人それぞれです。
中には地域特有の訛りがあったりするので、利用する場合は注意しましょう。
オーバーラッピングのメリット
オーバーラッピングのメリットは2つあります!
メリット1:初心者向けで取り組みやすい
リスニング力を鍛える練習方法としてリピーティングとシャドーイングもありますが、難易度が低いオーバーラッピングは初心者向けのメソッドです。
文章を見ずに練習するリピーティングとシャドーイングに比べて、見ながら発話するオーバーラッピングは取り組みやすいです。
メリット2:スピーキング・リーディングも鍛えられる
リスニング力アップの練習方法として着目されていますが、スピーキングとリーディングも向上します。
オーバーラッピングは聞くだけでなく、「読む」「話す」の練習もできるので口の回りがよくなったり、文章の区切りを理解できたりします。
オーバーラッピングのデメリット
メリットもあればデメリットもあります。両方を知ったうえでオーバーラッピングを試してみてください。
デメリット1:専門の教材がない
シャドーイングのように認知度が高いものは特化した教材が多いですが、オーバーラッピング専門の教材はほとんどありません。
そのため、自分に合った内容のものを探す必要があります。
どれがいいのか迷ったら、英語レベルに合った音声付きの教材を使用し、オーバーラッピングに慣れるのがおすすめです。
デメリット2:1度では効果を感じない
オーバーラッピングに限らず英語学習のすべてに言えることですが、効果を感じるまで時間がかかります。
スポーツや楽器と同じで英語も反復練習して上達します。音声とのズレが少なくなるまで繰り返すことが大切です。
【まとめ】リスニングを伸ばすには
リスニングは聞き流すだけでは上達しません。
そして、中学英語の文法や単語の知識は最低限必要です。仕事で使うなら丁寧な表現や専門用語を覚えましょう。
英語力ではリスニングやスピーキングに目がいきがちですが、その2つを伸ばすにはリーディングといった他の技能ができてこそです。
知らない言葉は日本語でも聞き取るのは難しいです。基礎の知識を身につけ、自分のレベルに合った練習方法を取り入れることで確実にリスニングは伸びます。
オーバーラッピングで期待できる効果
- 英語の音に慣れてリスニングが向上
- 発音と会話のリズムに口が慣れてスピーキング向上
- 文章の区切りが分かるようになりリーディングが向上
- ペンギンちゃん
TOEICの勉強もただ過去問を解くのではなく、オーバーラッピングを取り入れることでリスニングが向上するんでね!
英語力を伸ばす方法のひとつとして、今回紹介したオーバーラッピングの情報が役立つと嬉しいです。
オーバーラッピングでは物足りないと感じたら難易度が高い、リピーティングやシャドーイングに挑戦するのもおすすめです。
また、スピーキングのおすすめ教材については「スピーキングが伸びる教材とは?おすすめ英語教材4選と選び方を解説」を参考してみてください!
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・リスニングや発音の練習方法がわからない!
・1対1だと聞き取れるのに複数人になると会話についていけない...
・オーバーラッピングって効果あるの?