イタリアの年末年始に食べるゲン担ぎグルメ5選

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日本でも年越し蕎麦やお餅といった年越し~新年にかけて食べる、ゲン担ぎグルメがありますが、イタリアにも似たようなものがあります。一体どんなものなのでしょうか?代表的なものを5つご紹介します。

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レンズ豆(Lenticchie・レンティッキエ)

イタリアでは豆は、マメに働く・・・ではなく、生命の象徴であるとされています。また、硬貨の形に似ていることから、金運アップを願って食べることもしばしば。新年は特に好んで食べられますが、レンズ豆は毎日の食卓でも美味しくいただける庶民の味方。

伊クノールからは、インスタントスープ(粉末・缶)でレンズ豆シリーズが発売されていますので、気になる方は是非お試しあれ。

豚肉(Maiale・マイアーレ)

国民のほとんどがキリスト教徒の国、イタリア。もちろん豚肉はいにしえより、人々にとって欠かせない食料源でした。貯金箱のモチーフに豚が多いのも、豚は繁殖が容易な上、鳴き声以外全部食べられる、転じて、豊かさの象徴である点に由来するのだとか。

新年はこの豚肉を使ったソーセージを食べるのがお約束で、「Zampone(ザンポーネ)」「Cotechino(コテキーノ)」という巨大ソーセージが有名です。エミリア=ロマーニャ州郷土料理のため、現地に行くと一年中レストランで食べることができますが、新年は特に多くの人がこの2つを食べて、一年の幸せを願います。

米(Riso・リーゾ)

結婚式でおなじみのライスシャワーは、キリスト教の大切なイベントのひとつ。お米はキリスト教では縁起物として広く受け入れられており、お祝いごとの際は決まって登場します。

1粒のお米から何百、何千ものお米が誕生する様は、豊作・子孫繁栄の象徴。新年に食べる、というよりは、地域によって贈ったりする風習があり、筆者も、老舗の文具店や仕立て屋さんなどに年末顔を出すと、店のおばあちゃんから、お米のおすそ分けをもらいます。

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緑色の葉物野菜(Verdure verdi・ヴェルデューレ・ヴェルディ)

もともとはアメリカ発祥の文化だそうですが、移民らによってイタリアでもゲン担ぎグルメとして食べられるようになったのが緑色の葉物野菜です。緑色の葉物野菜は、ドル紙幣の色)を彷彿とさせるため、幸運や富の象徴とされています。また、近年では、緑色は「エコ」を彷彿とさせるため、環境保全への願いを込めて食べる人もいるのだとか。

イタリアの冬の葉物野菜の代表選手はケール、キャベツ、サヴォイキャベツ、フダンソウなど。ズッキーニやブロッコリーなどの葉物野菜以外のものを食べるケースもあります。

ドライフルーツ(Frutta secca・フルッタセッカ)

ドライフルーツも幸運を祈願し、新年に好んで食べられます。レーズンや、あんず、プルーンなどをそのままカッティングボードに並べてチーズやワインと一緒にたしなむこともありますし、クリスマス菓子のパネットーネ(ドライフルーツ入りの焼き菓子)を新年にも引き続き食べたりもします。

紀元前より食べられてきたドライフルーツは、果物のとれない冬の大切な保存食。栄養価も高く、飢饉や戦争の際にも、人々の生命維持に一役も二役も買ってくれていたことから、大切な食材として新年に頂く風習が残っています。

まとめ

他にもザクロ・オレンジ等、地域によって様々なゲン担ぎグルメの風習があります。一方、カニやエビ・ロブスターなど、日本ではお正月に好んで食べられる食材が「食べてはいけないグルメ」とされている地域も。(甲殻類は後ろに向かって歩くことがあり、新年に食べると運気を後退させると恐れられているそう。)

是非、イタリア滞在中はお住まいの地域ならではの新年をお楽しみください。

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アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,

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