アメリカ生活で欠かせない小切手(Check)の使い方とは?
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アメリカでは小切手(check)がまだまだ主流の支払い方法として流通しています。同時にアメリカの銀行の小切手のオンライン機能は、日本の携帯電話市場のようにガラパゴス化し、独自の進化を遂げています。今回はアメリカ小切手のメリットと、便利な機能をご紹介します。
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小切手(check)とは?基本的なアメリカの小切手の仕組み
小切手は銀行口座を開設すると発行され、現金の代わりに使用することができる有価証券です。
指定した受取人のみに、口座番号をやり取りする必要なしでお釣りなどの手間無くスムーズに支払うことができ、何より履歴を残せる点がメリットであると言えます。
アメリカでは、今でもビジネスのクライアント会社からの送金、給料、手当てや、保険会社からの払い込み、家賃の支払いやルームメイトとのお金のやり取りまでも小切手でされることがあります。
小切手の書き方
まず。Dateの箇所に小切手を切った日付(月/日/年の順で)を記入し「Pay to the order of」の箇所に支払先の宛名を記入し、その右側に金額の数字を記入します。
続いて宛先の下の箇所に金額をアルファベットで記入します。例えば1000ドルの場合「One thousand even」と記入します。
この画像では「Two and 56/100」と記入されていますが、1ドル以下のセントが含む場合には「ドル and セント/100」のように記入します。
最後に右下の箇所に銀行と同じ自分のサインを記入します。
小切手を現金に引き換える方法
小切手を受け取ったら、自分の銀行の窓口、もしくはATMで預け入れすると相手先の銀行から引き落とされて自分の預金に追加されます。
引き出すときはそのまま現金で引き出せます。
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小切手の長所・便利な機能
振り込んだ小切手のレシートの受け取り&履歴をオンラインで参照できる
最近のアメリカの銀行ATMでは、手書きの小切手でもほぼ正確に金額を読み取れてしまうだけでなく、スキャンした小切手画像つきのレシートを受け取ることもできます。
そして、振り込んだ小切手の金額と画像は、オンラインバンキングでいつでも参照が可能です。
アメリカの銀行は通帳が発行されない分、オンラインで手軽にいつでも口座の履歴を確認できます。日本の銀行のようなネットバンキングの「乱数表」などは必要ありません。
相手の引き出し・履歴が確認できる
さらに、支払先の相手が小切手を口座に入金すると、自分の銀行のオンラインページに支出として反映されます。そして、該当する小切手の画像も併せて確認参照することができます。
このように、小切手で払っているとオンラインで履歴をで確認できるので、 ルームメイトや友人とのお金のやり取りも、払った払っていないの問題を防ぐことができますし、大家さんから突然「xx月分の家賃が確認できない」と言われても慌てずに、オンライン口座のスクリーンショットを送れば解決します。
ちなみに、友人間の金銭のやり取りはPayPalやSquare Cash、Venmoなどのオンラインサイト・アプリも主流になってきていますので、併せてチェックしてみてください。
受取人がサインすることで、振込み先の変更も可能
また、額面に記載された自分の口座以外への振込みを許可することを「Endorse(もしくはsign on the back)」といって、支払われた人が小切手の裏面にサインすることで、第3者の口座へ振り込めるようになります。
子供のお小遣いにも?キャラクター小切手!
小切手には銀行によって、ディズニーなどの楽しいキャラクター柄も選ぶことができます。
子供や孫へ誕生日やお年玉(?) などのまとまったお小遣いを、現金の換わりにキャラクター小切手であげると喜ばれるかもしれませんね。
小切手を使用する時の注意点:不渡りを出さないように!
小切手は現金の代わりに直接銀行口座からお金をやり取りできて便利ですが、支払い人の銀行口座に十分な残高があることが条件です。
例えば100ドルの小切手にサインしたのに、口座に50ドルしかなければ、その小切手は不渡りとなってしまいます。
不渡りの小切手は「bounced check」などと呼ばれますが、なんと支払い側だけでなく、相手側にも双方に銀行からペナルティ費が課されてしまいますので注意が必要です。
小切手にサインした日付ではなく、受取人が小切手を振り込んだタイミングでの残高が必要になりますので、金額のバランスと振り込む(振り込まれる)タイミングには十分気をつけてください。
まとめ
以上、アメリカで小切手を使う方法や便利機能、注意点などについてご紹介しました。日本ではあまり馴染みのない小切手ですが、必要に応じて、アメリカ現地で便利に使いこなしてみてはいかがでしょうか。
文中でもご紹介しましたが、近年アメリカではアプリなどを使ったオンラインでのお金のやり取りも増えてきており、送金アプリVenmoについてご紹介している記事もありますので、こちらも合わせてチェックしてみてください。
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この記事を書いた人
会社員生活の傍らNY留学の夢をかなえるべく2012年に渡米。ニューヨーク市立大学バルーク校MBA修了。2017年7月よりロンドンに移住。まだまだ知らないヨーロッパのダイナミクスと魅力を発見する日々です。
https://twitter.com/Sattyshamrock