もうこれで迷わない!海外のスーパーで見かけるお米の種類8選
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海外のスーパーに行くと日本では見かけないような様々な種類のお米を目にしますが「どの種類を買っていいのか分からない!」「買ってきたものの日本のお米と同じように炊けなかった!」といった失敗をされた方もいらっしゃるのでは?ここでは、海外生活で困らないための、海外のスーパーで購入できる様々な種類のお米についてご紹介します。
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はじめに~お米にまつわる基本単語~
お米は「grain(穀物)」のひとつです。タイ米などの細長いものは「long grain」、逆に日本米などの丸っこい形のものは「short grain」といいます。お米の食感(もちもち、パサパサなど)は、「starch(デンプン)」の量によって変わってきます。
また、タイ米のように独特の匂いがあるものは、「fragrant(良い香り、芳香性)」と表現されます。
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海外で実際に見かけるお米の種類8選
1.Arborio rice & Italian carnaroli rice
「Arborio & Italian carnaroli」は、日本米よりもやや長めではありますが、「short grain」に分類されます。どちらも「starch(デンプン)」の量がとても多い品種で、リゾットによく使われるお米です。
リゾット独特のクリーミーな食感は、「Arborio & Italian carnaroli」がダントツに得意とする分野です。
2.Sushi rice
「Sushi rice」は、こちらで販売されている「Sushi」用のお米です。中華系スーパーなどに行けば日本米は「Japanese rice」と表記されていますが、スーパーなどでは通称「Sushi rice」と呼ぶのが一般的です。日本米に最も近く、水分をたくさん含んでもちもちとした食感を実現してくれます。
ちょっとお高いですが、イギリス人を招いてのパーティーでお寿司を振る舞うなら、こちらを買うようにするといいでしょう。
3.Paella rice
「Paella rice」はその名の通りスペイン料理「パエリア」を作るのに使う品種のお米です。Arborio rice & Italian carnaroli riceと同じように、一緒に調理する食材の風味をたくさん吸収してくれます(乾燥重量の約3倍の水分を吸うことが可能)。
「short grain」の品種らしく、どちらかというと「sticky」(ベタベタする=もちもち度が高い)なお米になります。
4.Pudding rice
「Pudding rice」は、「ライスプディング」というお菓子を作るときに使う品種で「ライスプディング」は、牛乳やクリームでお米を甘く似たものになります。
じゃあこのお米、甘いものしか作れないの?とお思いの方!実はこのお米、炊飯器がなくても大丈夫!フランスでお米を安くおいしく食べる方法でもご紹介している通り、日本のお米にとっても似た品種なんです。
スーパーなどでも簡単に手に入り、しかもとっても安価(500gで1ポンド程)。私は今では中華系スーパーで10キロの日本米を買っていますが、まだ自家用車を持っていなかったときや、ちょっとした旅行(自炊の場合)などには、いつもこの「Pudding rice」を買っていました。
5.Basmati rice
「Basmati rice」は、長細い形が特徴的な「long grain」の一種です。イギリスでとてもポピュラーなお米になります。もともとインドやパキスタンで生産されている品種で、水分は上に紹介したお米よりも少なく、パラっとしていて香り高いお米です。
「Basmati rice」は精米された「white」と玄米の「brown」が入手可能で、ピラフやカレー料理にぴったりです。
6.Thai fragrant rice
「Thai fragrant rice」は「Basmati」よりわずかに「sticky」(もちもち)な「long grain」の一種です。炊くとまるでお花のような香りがふわっとしてくるタイのお米で、タイ料理、中華料理などと相性が良い品種です。
7.Long grain rice
「Long grain rice」はやや甘みがあり、サラダ、ピラフ、カレーなど、いろいろな調理の仕方ができるとても「versatile」(多目的)な品種です。イギリスのスーパーでは精米された「white」と玄米の「brown」が入手可能です。
8.French Camargue red rice
「French Camargue red rice」は南フランスのCamargueという地方で生産されているお米です。ナッツのような香ばしさがあり、深い赤色をしています。イギリスでは、サラダなどのサイドディッシュによく使われます。
まとめ
以上、海外のスーパーで見かけるお米の種類についてご紹介しました。日本のものと近いものでしたら「Sushi rice」もしくは「Pudding rice」を選んでおけば大丈夫でしょう。さらに料理に合わせて使い分けができるようになれば上級者の仲間入りですね!
炊飯器がなくても大丈夫!フランスでお米を安くおいしく食べる方法では、海外でも美味しくお米を炊ける方法をご紹介していますので、合わせてチェックしてみてくださいね!
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この記事を書いた人
Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。