多国籍国家シンガポールで8ヶ国の人たちとルームシェアした話

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シンガポールには、中国人、欧米人、アフリカ人、フィリピン人、中には世界史の授業でしか聞いたことがないような国の人など、シンガポール国民以外にも多くの外国人が居住しています。そんなシンガポールでルームシェアをすると、色々な国の人と住む機会があるため、多種多様な世界観を生活の中で感じることができます。筆者はこれまでに8ヶ国の方と一緒に住みましたが、海外旅行をしたと思うくらい、色々な楽しい経験をすることができました。そんな経験の一部をご紹介します。

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一番多かったシェアメイトの国籍はアメリカ人

アメリカ国旗

シンガポールで一番多くルームシェアをしたのはアメリカ人でした。世界中でアメリカ人の形容詞として語られているように、彼らは本当におおらかで、言いたいことははっきり話し、何でも冗談にして笑い転げ、裏表が全くない人たちでした。

声が大きいから内緒話ができない?

そもそも内緒話はするべきではないのですが、ある日、シェアメイトのエリザベスに耳打ちした際「え?あのケーキ食べちゃったの?」と大きな声で聞き返され、ケーキが食べられたことを知ったもうひとりの中華系のシェアメイト、アンドリューが私を怒りに来ました。

英語がわからない?

ニューヨーク出身のエイミーと、アメリカ南部出身のウェインと住んでいたとき、もうひとりのシェアメイト、イギリス人のジェームスがいました。

ジェームスの英語はウェールズ訛りが強い上に早口なので、時々私には何を話しているのか理解ができないときがありましたが、傍らこの2人のアメリカ人は普通に話をしています。

ある日「私、ジェームスの英語がわからない」とウェインに話すと、開口一番「僕たちも全くわかってないよ!」とのこと。えー?どうやってお話ししてたんでしょう。

シャワーキャップを被って朝食を食べるインド人

インド人

金融関係のプログラマーをしているインド出身のスディールと住んだときは「きっとカレー三昧の人なんだろう」と身構えましたが、案外そうでもなく、口笛拭きながらトーストや卵焼きなどのメニューを料理をしている人でした。

ある日曜の朝、階段を下りていくとスディールが作った朝食のいい匂いがしています。いつもの日曜の彼の姿に、何か違うものが見え、立ち止まりました。頭にシャワーキャップを被って、パンを頬張りながらTVを見ているスディール。かなりシュールな光景です。

「どうしたの?」と聞く私に「ひまし油を髪に塗ってるんだよ」と、クールに返事をしてきたスディール。「ひまし油は髪の育毛にいいんだ。インドでは普通なんだよね」と、さらなる説明が。

「そうか、髪が薄くなってきているんだ、スディール」

シャワーキャップを被ってパンを頬張る彼の姿を見ても、笑うに笑えませんでした。

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礼儀を重んじる中国人との暮らし

中国人

尖閣諸島問題の話題が挙がっていたころ、2人の中国人のシェアメイトと生活していました。

「政府と僕たちのフレンドシップは関係ないからさ」「私たちは日本のいいところもいっぱい知っているよ。教育がある人間はその辺はよくわかっている」と話してくれていた西安出身のジタと福建出身のゾンタ。

彼らとの生活の中で「礼儀(リーマオ)」を重んじる中国人の考え方に関心させられたものです。

ある日、ジタが機嫌悪く帰ってきました。「今日ボディショップに行って嫌な思いをした。シンガポール人は本当に礼儀がない!」とカンカンに怒っています。なんでもシンガポール人の店員から「洗顔フォームをお探しですか?」と聞かれ激怒しているというのです。

一体何が問題なのでしょうか。聞いただけでは問題なさそうに聞こえますが、中国語の会話だとこう聞かれたそうです。

店員「你觉得你的脸肮脏吗?」
ジタ「!!!!!」

店員は「洗顔フォームをお探しですか?」と聞いたつもりのようですが、店員の中国語だと「あなた、自分の顔汚いと感じていますか?」

それは怒りますよ、店員さん。

ジタ曰く、シンガポール人の中国語の表現方法は礼儀がない、ということでした。

まとめ

その他にも、奥さんが猛烈なやきもち焼きでがんじがらめになっていたオーストラリア人、下着にまでアイロンをかけるきれい好きなドイツ人、問題を見つけると署名を求める韓国人、朝起きた後はコーヒーではなく必ず紅茶を飲むイギリス人、男性に尽くすのは日本人女性が多いと思っていたが、タイ人のそれには負ける、と思ったくらい従順なタイ人、寒さが恋しいといって、ペットボトルを凍らせたものをシャワーを浴びたあとに抱えるカナダ人などなど、この小さな国で、本当に多くの外国人たちと生活をしました。

シンガポールでは外国に行かなくても、このようにたくさんの国の人たちと出会える機会があります。それぞれの価値観を尊重しながら生活をすることで、自分の見方を柔軟にできたことは、ひとつの大きな財産になっています。

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この記事を書いた人

Coolme
Coolme

20年近く海外勤務生活。中でも東南アジア、シンガポールに長く滞在。好きなことは旅行、ヨガ、そして様々な場所に出現する猫を撮り続けること。

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