海外進学は英語力だけじゃない!?大学留学で準備したい4つのこと

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海外進学をしたい!でも、何からすればいいのかわからない…そんな方必見!英語力ももちろんですが、海外進学にはさまざまな不安がつきものです。今回は、海外の大学に留学する上で必要な英語スコア、費用、奨学金、教育ローン、治安など海外進学を考える際に知るべきこと、やるべきことを4つお伝えします。

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日本の大学と海外の大学の違い

海外の大学と日本の大学の違い

海外の大学に進学したい!と思うけれど、実際に何が違うのだろうか?と考えたことはありませんか?もちろん、「海外で生活する」というだけでひとつ違った経験はできますが、それなら旅行やワーキングホリデー、語学留学でも良いかもしれません。「進学」を考えるうえで、大学における違いはとても大切ですよね。

制度の違い

国が違えば当然制度も違います。例えばイギリスやオーストラリアでは教養課程がなく、いきなり専門分野から学ぶため専門性が高いのが特徴です。これは、大学入学前の1~2年で教養課程をすでに学んでいるから、という制度の違いがあります。

年数専門度教養課程
日本2年/4年低い
イギリス3年高い
アメリカ2年/4年低い
オーストラリア3年高い

このように日本、イギリス、アメリカ、オーストラリアだけでも制度が違うのがわかります。では、この違いはどのような影響を及ぼすのでしょうか?

言語の違い

海外の大学に進学すれば、その国の言語または英語で授業を受けることになると思います。特に高校まで日本で育った学生には、キツイ環境かもしれません。しかし、毎日英語を使って勉強し生活していれば、英語力が伸びること間違いないでしょう。

ただし、日本でも昨今増えているのが、英語で授業を受けられる学部です。早稲田大学の国際教養学部のように、全て英語で授業を受けられる学部も増えています。英語だけなら日本で身に付けられる環境かもしれませんが、せっかく海外に進学するなら、日本では得られないものを考えてみたいですね。

学生の違い

「海外の大学生は学習意欲が高い」と聞いたことがあるかもしれません。日本では受験競争が激しいけど、他の国では大学に入ってからの方が大変…という話も良く耳にします。アメリカの大学は学費がとても高く、自分で払っている学生が多いため、意欲が高いと考えられています。

また日本では、偏差値の合う大学・学部へ行く人も多いと思います。しかしイギリスやオーストラリアでは高校生のころから専攻を決め、基礎を勉強しています。そのため、専門分野に関する知識の量が違うと言えますね。

このように、制度の違いが学生の違いとなり、大学での学びにも影響するでしょう。

課題の量の違い

学部にもよりますが、とくにイギリス・アメリカではリーディングの課題が多いです。そのため、日本で進学する際と比べると、日々の勉強量が変わってくると考えられます。もちろん日本でも課題の多い学部もありますし、自分でたくさん文献を読んでいる学生もいますが、常に課題があれば必ず読む量も増えるでしょう。

日本の大学とは制度・学生・課題の量など様々な違いがある、海外の大学。進学しようと思ったら、何が必要なのでしょうか?

【1】海外進学に必要な英語力(語学力)を知る

海外進学に必要な語学力とは?

語学力を確認する方法

海外の大学・大学院に進学するとなれば、授業は全て英語。つまり、授業を理解できるだけの英語力が必要となります。

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という枠組みはご存知ですか?A1〜C2の段階で、自分の「できること」を当てはめて考えるための習熟度指標となっています。

現在ヨーロッパではかなり浸透しており、留学や資格試験などに用いられます。海外の大学で現地の学生と張り合うためには、B2(準上級・実務に対応できる学習者)以上の語学力が欲しいところです。

CEFRとTOEFL・IELTS

CEFRTOEFL iBTIELTS
C295以上9
C1957~8
B2725.5~6.5
B1424~5
A2なしなし
A1なしなし

参照:TOEFL®︎テストとCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)対照表
参照:IELTSとCEFR対照表

つまり、B2(準上級・実務に対応できる学習者)にあたるのは、TOEFL®︎テスト72点(リーディング18点・リスニング17点・スピーキングの20点・ライティング17点)、IELTS 5.5から6.5ということになります。

TOEFLとIELTS

TOEFL®︎テストやIELTSを受験したことがある方は、自身の点数を当てはめてみてくださいね。(参考サイト:TOEFL®︎テストとIELTS対照表

そうは言ってもTOEFLもIELTSも受けたことがないよ…という方は、TOEICとCEFR対照表英検とCEFR対照表を参考にしてみてください。

これから受験される際に、TOEFLにしようか、IELTSにしようか悩んでいる方。TOEFLとIELTSの違いは主に使える国や地域ですが、両方使える国もあるので、自分に合った方を受けてみるといいかもしれません。

英語力を測ってみましょう

どれも受けたことがない、受けたことはあるけど現在のスコアとはきっと違う…という方は、英語力と学力を両方測ってくれる無料テストもお勧めです。

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全然スコアが足りなかった。自信がない…という方、それだけで諦めるのは早いです。TOEFLやIELTS対策の勉強をすれば、日本でも自ずと4技能がしっかり身につきます。

「自分ひとりで勉強するのは不安。でも日本でしっかりと身に付けてから海外に進学したい」という方は、オンラインのTOEFL対策オンラインのIELTS講座がお勧めです。教科書だけで4技能を身に付けるのはとても難しいですが、オンライン講義であれば、バランスよく学ぶことができますね。

さらに、単語力を着実に身に付けたい方、スキマ時間で効率よく勉強したい方には、TOEFLの単語帳もお勧めです。筆者もこの単語帳を使って、留学経験ゼロで80点まで上げることができました。

お勧めのTOEFLの参考書「TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)」です
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【2】海外進学にかかる費用

海外進学の費用

海外大学の進学はいくらかかるのか

進学先の国や物価にもよりますが、海外進学には相当のお金がかかります。日本でも東京に出て一人暮らしをすれば、学費と生活費、家賃などがかかりますよね。海外でもそれは同じです。

例えばオックスフォード大学の場合、学費と授業料で年間23,800ポンド~31455ポンド(約350万円~470万円、£1=150円換算)ほどかかります。そこに生活費や学費がかかるので、奨学金や教育ローンを取得することが不可欠となるでしょう。(参照:オックスフォード大学の学費

【3】大学留学のための奨学金

海外進学のための奨学金

JASSOの奨学金

海外進学の場合、取得できる奨学金は、大きく分けて日本でもらえる奨学金と、留学先の国からもらえる奨学金の二種類です。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、「第二種奨学金(海外)」が海外大学・大学院進学を考えている方のための奨学金です。進学前に申し込める「予約採用」と在学中に申し込める「在学採用」があります。詳しくは、JASSO第二種奨学金(海外)についてをご覧ください。

外国政府等の奨学金

留学先の国からもらえる奨学金は国によって様々です。例えばイギリスの場合、英国外務省チーヴニング奨学金があります。

JASSOが運営する「海外留学支援サイト」では外国政府等の奨学金を紹介しています。

様々な奨学金

孫正義育英財団では国際的に活躍する人材のための奨学金を給付しています。英語能力試験で知られるIELTSも、Global Study Awardという奨学金を出しています。

トビタテ!留学JAPANの奨学金

留学を考える人ならだれでも一度は耳にしたことがある、トビタテ!留学JAPANの奨学金。実はトビタテは、日本の高校や大学に所属している人のみが申請できる奨学金です。残念ながら海外への進学を考えている人は応募できないので、他の奨学金を使う必要があります。

このように海外進学の奨学金は様々ですが、どんな奨学金でも基本的に早めから申請手続きをする必要があります。海外進学を考えている場合は逆算して、できるだけ早めに準備しましょう。

海外留学・進学でも使える教育ローン

海外進学のための教育ローン

教育ローンについてご存知ですか?奨学金と教育ローン、何が違うのでしょうか?一般に教育ローンは保護者が借りるもの、奨学金は学生本人が借りるものです。そのため利息も教育ローンの方が大きくなり、奨学金と教育ローンを組み合わせて使う人がほとんどです。

主な教育ローンでは、日本政策金融公庫の教育ローンや、民間の銀行の教育ローンがあります。以下が主な教育ローンです。ぜひ参考にしてみてください。

銀行名公式サイト
日本政策金融公庫教育一般貸付(国の教育ローン)
三井住友銀行教育ローン(無担保型)
三菱東京UFJ銀行教育ローン
みずほ銀行みずほ銀行教育ローン

教育ローンと一口に言っても利息や条件など機関によって様々です。保護者の方と相談しながら家庭に一番合った教育ローンを選んでください。

海外進学の志望校を見つける

海外進学の志望校を見つける

留学したい国はどこですか?志望校は絞り込めていますか?勉強したい内容や、教わりたい教授など、志望校を決める方法は人によってさまざまだと思います。

たくさんある中から志望校を見つけるのは難しいかもしれませんが、進学準備の手続きや勉強を考えれば、志望校を定めてモチベーションを維持することも大切です。

ここでは、それぞれの国で自分に合った志望校を見つけるためのサイトを紹介します。

アブログ

アブログでは、世界中の学校情報と留学の口コミを検索できます。自分の行きたい国や地域、学校の条件に合わせて検索できるので、様々な情報が手に入ります。また、実際の経験者からの口コミ情報を読めるので、学校を検討する際の手助けになります。色々な国の学校情報を見比べたい方は、ぜひ使ってみてください。

UCAS(イギリス)

イギリスで大学情報として一番よく使われるのが、UCASというサイトです。イギリスでは、大学情報の収集から出願まで、全てUCASを通じて行われます。自分の学年や興味のある分野から、学部や大学を絞り込むことができます。

現地の学生も大学を選ぶ際に使っているサイトなので、イギリスへの留学を考えている方は、ぜひ使ってみてください。

Collegeboard(アメリカ)

アメリカの大学情報なら、カレッジボードというサイトがあります。カレッジボードでは大学情報や奨学金情報だけでなく、SATテストに関する情報なども得ることができます。アメリカの高校生も大学を探す際に使っているサイトなので、進学を考える際にはとても参考になるサイトです。アメリカへの進学を考えている方はぜひ使ってみてください。

CRICOS(オーストラリア)

オーストラリアではCRICOSといサイトが有名です。CRICOSはオーストラリア政府のWebサイトで、海外留学生のためにオーストラリアの教育機関で行われているコースを紹介しています。このサイトでは授業情報も学校情報も得られてとても便利です。オーストラリアへの留学を考えている方はぜひ使ってみてください。

海外大学への出願・入試

海外大学への出願・入試

日本の高校に通っていると、日本の大学の情報は耳に入ってきますが、海外の大学の情報はなかなか手に入りません。しかし、海外に進学しようと考える場合、日本とは仕組みの時期も違うため、期日などを確認しながらしっかりと出願することが必要です。

1.アメリカ

通常の出願の場合

大学にもよりますが、大体12月上旬から審査が始まる大学が多いです。1月には願書が締め切られ、4月には合否が出るというスケジュールです。

  • Application Form
  • 受験料
  • 高校の成績証明書
  • SATやACTなどのスコア
  • 推薦状
  • エッセイ(自分の強みやキャラクターをアピール)
  • TOEFLなど英語のスコア

アーリーアドミッション

アーリーアドミッションとは11月上旬に出願を締切り、12月中旬に合否が発表される入試です。通常の出願よりも短いため、特殊な入試方法です。

アーリーアドミッションについて詳しくはこちら

通常の出願でも、アーリーアドミッションでも、書類選考の後に面接が行われることがほとんどです。また、音楽や芸術、演劇などの学部では、実技試験が行われることもあります。

2.イギリス

イギリスの大学には入試がなく、書類審査と教科別試験のスコアで入学が決まります。

大学への出願

イギリスの大学への出願は全てUCASを通じて行われます。

  • UCASを通じて出願(9月~11月まで)
  • 書類審査・面接を経て結果通知
  • GCEの受験結果
  • IELTSのスコア
  • ファウンデーションコースの成績*

*日本の高校を卒業してそのままイギリスの大学に進学しようとする場合、ほとんどの場合はファウンデーションコースの履修が必要です。ファウンデーションコースとは、日本の大学の教養課程に当たるもので、大学での専攻に合わせた基礎知識を身に付ける場所です。イギリスの高校生は高校ですでに教養課程を終えているため、海外からの留学生はファウンデーションコースが必要な場合が多いです。

3.オーストラリア

オーストラリアも、イギリスと同様、大学入試はありません。オーストラリアでは全て書類審査で入学が決まります。

大学への出願

必要な書類

  • 大学の願書
  • 高校の英文成績証明書
  • 英文卒業(見込み)証明書
  • TOEFLやIELTSのスコア

上記の書類を提出し、審査の結果「条件付き入学」となることがあります。これは、英語力や学力が足りない場合、大学に入る前に「ファウンデーションコース」や「ディプロマ」というコースを修了することで入学が認められることです。

「ファウンデーションコース」は一般教養科目を学ぶコースで、修了後は大学1年生から始まります。一方ディプロマは専門科目の基礎課程を学ぶので、修了後は大学2年生から編入することができます。

また、英語力が足りないと判断された場合には、大学入学やファウンデーションコースの前に、英語のコースを履修することもできます。

【4】海外進学をするには、海外の情勢を知ることがマスト

海外進学は安全面が心配

近年、多発するテロや様々な事件で「海外に出ることが怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか?もしくは、海外に進学したくても親が心配して反対されている方もいるかもしれません。自身の身を守るためにも、保護者を安心させるためにも、海外の情勢を知ることが欠かせません。

外務省は、海外安全ホームページや、海外渡航者のためのサイトを運営しています。たびレジに登録すると安全情報のメールが送られてくるので、いつでも留学先の情勢をチェックできます。家族で一緒に登録してもらってもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?「海外進学」とぼんやりイメージしていたものが、少し現実的になりましたか?英語力だけでなく奨学金や教育ローンなどの費用面、治安などの安全面など、たくさん考えることがあります。

それでもやはり、語学力がなければ海外進学はできません。まずは無料でオンラインでチェックできる海外大学診断を受けて、英語力や思考力をチェックしてみましょう。自分の現状を知っておくと、モチベーションも上がりますよ!

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この記事を書いた人

しろくま
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しろくまです。留学のことをたくさん考えて、たくさん発信していきます。

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