フランスのカフェを楽しむには?メニューのフランス語と注文方法

24223

View

スポンサーリンク

Moyan Brenn

カフェ大国、フランス。テラスで話し込む人々の姿は、フランスの風物詩といっても過言ではないほど、フランス人はカフェを好みます。今回はそんなフランス人に囲まれてカフェを楽しむためのポイントをご紹介します。

スポンサーリンク

フランスでお茶をするのは喫茶店やバー

フランスのカフェの店内

フランスで喫茶というと、喫茶店はもちろん、ブラッスリーというバーのような場所でもコーヒー類を楽しめます。店の特性上、バーカウンターがあり、そこでコーヒーを一杯飲みながらギャルソンと話し込む、なんてスタイルが好きな方にはおすすめ。どちらにせよ、大抵の店にはテラス席、テーブル席があります。

テラス席は日本の感覚でいうとオシャレな人が座っているイメージがありますが、フランスではむしろ開放感を求めおしゃべりを楽しむ人が多いようです。また、室外では喫煙可能というのも人気の理由でしょう。

さぁ、席を決めたらいよいよメニューを見ていきましょう。

フランス語のメニューの読み方

フランスのカフェのメニュー

まず、各飲み物の名前ですが、フランス語である以前に日本とは少々違う言い回しが使われています。

Café(キャフェ)

「Café(キャフェ)」は、いわゆる「カフェ」のことはなくエスプレッソのコーヒーのことを指します。エスプレッソは小さなカップで濃厚なコーヒーがサーブされ、フランス人は大抵お砂糖を入れて飲みます。「Expresso(エスプレッソ)」と表記されることもありますのでご注意を。

値段も1ユーロから2ユーロまでで気軽に楽しめる一杯です。

Café allongé(キャフェ アロンジェ)

直訳すると「のばしたコーヒー」ですが、これはエスプレッソをお湯でのばした(薄めた)もので、いわゆるアメリカンコーヒー、店によってはブレンドコーヒー扱いになります。

多くの店でエスプレッソと同じ値段で、メニューに記載がない場合もありますが、言えば出してくれますよ。「Café Amerique(キャフェ アメリーク)」という表記をされることもあります。

Ristretto(リストレット)

逆にエスプレッソよりも強いコーヒーをぐいと飲みたい場合はこちらです。水の量がエスプレッソよりも少ないので、とても濃厚です。また「Double expresso(ダブル エスプレッソ)」でも、エスプレッソを2ショット同じ量で飲むので、濃い味が楽しめます。

筆者はフランスに来たての頃、このダブルエスプレッソをアメリカンコーヒーと勘違いして頼んでしまった文字通り苦い経験があります。

Café crème(キャフェ クレーム)/Café noisette(キャフェ ノワゼット)

「crème(クレーム)」とはクリームのことで、この飲み物はいわゆるカフェオレのようなものです。また、これとは別に「Café noisette(キャフェ ノワゼット)」があり、こちらはエスプレッソに少しだけミルクを入れたもので、その色が「Noisette=ヘーゼルナッツ」の色に見えるからというのが由来だそうです。

Thé(テ)

「Thé(テ)」は紅茶のことです。フランスは紅茶のサロンも多いことで有名です。日本でも見かけるラデュレマリアージュフレールなどもフランス発で、こういったブランドの紅茶が喫茶店で数種類飲めることもあります。

その豊富な種類の中でも特にフランス人に人気なのが「Thé vert(テ ベール)。」ベールは緑という意味なので、直訳すると緑茶となります。フランスでは柑橘類やバラ、マロングラッセフレーバーのものまであるのです。健康に良いイメージが、健康志向の強いフランス人に受けているようですね。

Thé glacé(テ グラッセ)/Frapeccino(フラペチーノ)

夏になるとメニューで見かけるようになるドリンクで、「Thé glacé(テ グラッセ)」はアイスティー、「/Frapeccino(フラペチーノ)」はアイスコーヒーとなります。晴れた日にテラスで飲むアイスコーヒーは最高ですよ。

スポンサーリンク

カフェで注文をする方法

フランスのカフェのティーポット

店に入ると挨拶が基本で、朝や昼なら「Bonjour」、夜6時以降なら「Bonsoir」とにっこりしましょう。席についてオーダーが決まったら「Excusez moi」または「Pardon, monsieur/madame」とウェイター/ウェイトレスを呼びます。

オーダーの仕方はいろいろありますが、ここでは一番シンプルに「Un café, s'il vous plait(エスプレッソを一杯ください)」といったように「飲み物の名前+s'il vous plaît(シルブプレ)」というのがおすすめです。

ここで出てきた「Un」は数を表す1ですが、2なら「deux」、3は「trois」、4は「quatre」、となります。「s'il vous plaît」は英語のPleaseに当たる、何かを頼むときの決まり文句です。

店員さんが飲み物を持ってきてくれたら「merci」と、ここもにっこりしましょう。これだけで印象が良くなって「bonne journee/soiree」といったように、いい一日を/夜を!と気持ちよく送り出してくれますよ。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。街中にある癒しのスポットで、自分だけのお気に入りを見つけてみてください。

スポンサーリンク

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人

クッキー
クッキー

日本でグラフィックデザイナーとして働いた後、ワーキングホリデービザで芸術大国フランスへ。パリで数ヶ月バイトをして貯めた資金で旅行三昧、現在は念願のリヨンで暮らしています。

http://freu.megabus.com/default.aspx

留学希望者におすすめ各国の留学情報を徹底解説!