まるでジブリの世界?緑と水に囲まれたオランダの小さな村「Giethoorn(ヒートホールン)」
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「北のベニス」の名前で知られるオランダ北部の村、Giethoorn(ヒートホールン)。都会の喧噪から離れた風光明媚な場所でゆったりとしたスローライフを満喫してみませんか?
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Giethoorn(ヒートホールン)ってどういう場所?
アムステルダム中心駅から120kmほど北にいったオーフェルアイセル州の中心に位置するこの村。車で行くのが一番便利ですが、電車ではアムステルダム中央駅からSteenwijk駅まで2時間移動し、そこからバスで17分ほどで行くことができます。
村全体が無数の運河と小島で形成されているため道路はなく、車で入ることはできません。ここでは郵便屋さんも小舟を使って荷物や手紙を配達しています。
村の住人は一家に一隻船を持っており、それが移動手段となっています。「Giethoorn(ヒートホールン)」という名前はオランダ語で「羊の角」という意味があり、10世紀にこの村を開拓した人々が当時発生した洪水の際に羊の角が沢山発見されたことから名前がつけられたそうです。
藁葺き屋根で作られている家は18〜19世紀に建てられたものです。
村内の移動は徒歩、自転車、船のみ!
観光客も徒歩、自転車あるいは船を借りて村の中を探索することができます。船は村の入り口でも貸し出しは行っていますし、中に入ってもボート貸し出しの看板をたどって行けば見つけることができます。
ボートは初心者でも簡単に操作できるハンドル式でコツをつかめば誰でも運転ができます。上の写真はボートからの目線。橋を渡る人が手を振ってくれることも。
運河を抜けると広い湖で優雅にボートを走らせることができます。白鳥の親子に出会えることもしばしば。夏になると島でキャンプをしている人の姿や子供たちだけでモーターボートを走らせている姿をみることができます。
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観光のベストシーズンは7〜8月
筆者は春先にも一度行きましたが、オススメは断然夏の紫陽花シーズン。村には至る所に紫陽花が植えられているため、咲き乱れる夏の時期はジブリの世界に迷い込んだような気分が味わえます。
日本ではみることができない濃い紫やピンクの花々が目を楽しませてくれます。また上の写真のように萼(がく)だけがピンクや水色に染まった珍しい品種も探してみて下さい。
素敵なお家から見えるのは紫陽花だけじゃありません。写真の手前にいるのはにわとり。日本でみるよりもかなり大きくて最初はびっくりします。家の前で放し飼いにされていますが、周りが水で囲まれているので逃げる心配もありません。
村で暮らしている猫ちゃんにも出会えるかもしれません。
トトロが傘としてかぶっていそうな大きな葉っぱ。最初みたときはそのあまりの大きさに驚きました。他の観光客もこの葉っぱの下で写真を撮ったりしていて名所の一つになっていました。
地元民オススメのレストラン「Paviljoen aan’t Wiede」
地元で雑貨店を営んでいるおばさんと仲良くなり、美味しいレストランを紹介してもらいました。車だと10分ほどでいけます。お店のテラスは湖と面しているので夕日の時間に行くと絶景をみることができます。
オランダ語でのメニューですが、店員さんに聞けば英語でも説明してくれます。筆者が行った時にはパンピザをオーダー。すごいボリュームの料理がでてきましたが、食べきれないときにはお持ち帰りもできます。
素敵なテラス席があるので、お天気がよい日には開放感たっぷり、のんびりお過ごしください。
基本情報
- 名称:Paviljoen aan’t Wiede
- 住所:Veneweg 247 7946 LV Wanneperveen
- 営業時間:【月〜金】12:00〜【土〜日】10:00〜(閉店時間はシーズンによる)
- 公式サイトURL:http://www.aantwiede.nl/
まとめ
オランダの隠れスポットとも言えるヒートホールン。鴨の鳴き音だけが響くこの静かな村へぜひ足を運んでみて下さい。
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この記事を書いた人
LA生まれの帰国子女。10年の日本生活を経て、夫の仕事でオランダへ移住。アムステルダムのお店やオランダ文化を紹介。現在オランダ語勉強中。