スペインに長期滞在者は必見!スペインの住民登録「パドロン」とは?
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スペインに長期滞在を予定している方は、スペインの住民登録、通称パドロンの申請をした方が良いです。今回はパドロンについての説明と、実際に筆者がパドロンの申請を行ったときのお話をお伝えします。
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スペインの住民登録padron(パドロン)とは?
スペインに長期滞在する際「パドロン(padron)」という言葉を耳にすることがあるかと思います。これは住民登録のことです。正式名称は「empadronamiento(エンパドロナミエント)」ですが、通称でパドロンと呼ばれています。
「長期滞在者は必須!スペイン在住の外国人向けの居住許可証「NIE(ニエ)」とは?」こちらの記事でお伝えしたように、NIEがあれば多くのことが事足りるのであまり必要がないように思われますが、例えば結婚、現地校への入学、居住許可の更新などの手続にパドロンの提出を求められることがあります。提出しなくても済む場合もあるようですが、登録に時間がかかるので必要なときにすぐ用意できないのが難点です。
また、住民登録をすると、市の無料のサービスも受けることもできます。筆者はこれを駆使して市の無料講座で資格を修得してきました。
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パドロンの申請方法
パドロンの申請は市役所で行います。筆者はスペインのマラガで申請をしました。
マラガには「Ayuntamiento de Malaga(マラガの町役場)」と書かれた建物がたくさんあるので、どこでもできるのかは不明ですが、Plaza de la Mercedの近くの市場の隣の市役所で住民登録をしました。試しに入って行って、パドロンできますか?と聞いてみたら、あっさりOKでした。
事前にパドロンの申請に必要はものは、パスポートとアパートの契約書、申請用紙と聞いていたのでそれらを提出して完了かと思いきや「大家さんの承諾書とIDが必要です」とのこと。担当者は英語が少し話せたのですが、大家さんはスペイン語しか話せず、今すぐ連絡取れないし、どうしましょう?と泣きついたところ、担当者が直接大家さんに電話して、書類をメールで受け取ってくれました。
ところが、今度は娘の出生証明を見せろとのこと。日本には戸籍はあっても出生証明はありません。アポスティーユ(公印確認)付きの戸籍謄本を元に日本大使館で作成してもらうか、政府指定の翻訳家に戸籍謄本を翻訳してもらうしかありません。
困った顏をしていたら「手続きが完了するに14日間かかるので、出来上がりのときに持ってきてください」と、なんとか受け付けてくれました。スペインの適当さに助けられたわけですが、住民登録に14日って・・・。
ちなみに申請したのが年末だったので、結局パドロンができたのは21日後でした。
まとめ
いかがでしたか?住民登録は書類さえ揃っていれば、他の手続より簡単です。住民登録をしておくと居住実績が証明できるので、思いがけない場面で役に立ちます。スペインに長期的に住むことをお考えの方は、ぜひ住民登録して地元民になりましょう。
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この記事を書いた人
スペインに親子留学をしたのがきっかけで、移住することに。1年近くいるのに、適当なスペイン語しか話せていません。それでも、スペインのいい加減なお国柄を最大限に利用して、楽しく自分らしく暮らしています。