スペインで日本人が仕事を探すのは困難?スペインのお仕事事情
13212
View
スポンサーリンク
スペインでは若者失業率が50%と言われておりますが、なぜ若者の失業率が高いのでしょうか?また、そんなスペイン人の労働環境やスペインで仕事を探すコツをご紹介します。
スポンサーリンク
若者の失業率が50%?スペインの労働事情
スペインでは若者の失業率50%を超えるとも言われおります。私が住んでいるスペイン・マラガの街は、どう見ても働いている人の数より遊び歩いている人の方が多く、若者たちは30代になっても親元に住み、お祭りやビーチ遊びと優雅に暮らしています。
どうやら、親世代が仕事を手放さないので若者に廻ってこないのも一因ですが、スペインの政策自体が、新しい世代にチャンスを与えるというより、今まで商売をやってきた人を守るという方針のようです。ただ、仕事をしなければならない若者(実は仕事をしたくない?)と、仕事させたくない上の世代の需要と供給のバランスはとれているように(?)見えます。
仕事が見つからないのなら、開業!と行きたいところですが、役所の審査や手続きが厳しく、なかなか開業もさせてくれません。
完全にトップダウン方式?スペインの労働環境
私が見た限りですが、スペインでは仕事においてどんなに小さいこともボスが判断する傾向にあります。各担当の個人的判断はNG。もちろんボスに意見するなんてもってのほか、というパターンが多いです。
また、ファミリー経営が目立つのも特徴。小さな企業は親族のほとんどが働いている、家族同然の長い付き合いの人がスタッフという形で運営しているようです。
スポンサーリンク
スペインで仕事を見つける方法
前述の通り、スペイン人ですら仕事がない状況の中で外国人が働くことは非常にハードルが高いです。スペインで働いている人に、どうやって仕事を見つけたか聞いて回ったところ、知り合いの紹介という答えしか返ってきませんでした。
完全にコネ社会のスペイン。仕事を見つけるより、知り合いを増やした方が近道かもしれません。私は自分が頻繁に利用する場所に入りびたり、次第にそこのスタッフと仲良くなり、無償で手伝っているうちに、「ここで働けるようにボスに話つけといたよ」と勝手に採用されていました。
勤務時間や休日、契約書の有無など(スペインでは仕事の契約書がないのは非常に危険)、こちら側の質問は許されず、ボスからのお達しが来るのを待つのみという状態でした。
仕事を見つけるのは大事なことですが、余裕のある方は雇用主は選びましょう。
まとめ
少しのお金で生きて行けちゃうだけに、熱心に仕事する意欲も萎えてしまうスペインですが、もし仕事を探すのであれば、日本とは違うと割り切って、自分を大事に扱ってくれる「いいコネ」を作りましょう。
一度入り込んで日本人的に仕事すれば高評価が得られるはず。だだし、ボスへの意見には注意が必要です。
スポンサーリンク
マラガの人気記事
就職の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
スペインに親子留学をしたのがきっかけで、移住することに。1年近くいるのに、適当なスペイン語しか話せていません。それでも、スペインのいい加減なお国柄を最大限に利用して、楽しく自分らしく暮らしています。