「トビタテ留学!JAPAN」高校生コースの良さはここに!トビタテに参加する意味とは
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「トビタテ!留学JAPAN」高校生コースは、留学したい高校生に奨学金を与える、一見普通の奨学金制度です。しかし、このコースには他の奨学金制度にはない良さがたくさんあります。そこで今回はトビタテ!留学JAPANの良さを、実際に1期生として参加した筆者の経験を交えながら紹介したいと思います。
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「トビタテ!留学JAPAN」高校生コースプログラムの流れ
- 一次審査:書類審査
- 二次審査:面接審査
- 壮行会&事前研修会
- 留学
- 事後研修会
トビタテが日本代表に求める3つの役割
1.グローバルリーダーになること
将来のグローバルリーダーとして世界の人々との交流を通じて学ぼうとする意欲、社会に貢献しようとする志、失敗を乗り越え、試行錯誤しながら挑戦し続ける気持ち、好奇心や探究心を有し未知の領域に対しても挑戦する姿勢を身につけること。
2.アンバサダーになること
日本のアンバサダーとして留学先で日本の良さを伝え、広めてくること。
3.エヴァンジェリストになること
エヴァンジェリストとして帰国後、日本の学生に留学の経験や良さを伝え、未来の留学生を増やす活動を積極的に行うこと。
高校生コースの4つの分野
トビタテ!留学JAPAN高校生コースは大きく分けて4つの分野があります。応募者はこの4つの中から自分の理想の留学に一番近い分野を選択し応募します。
1.アカデミック分野
サマースクールなどに参加し、英語を学習することや英語を使って他科目を学習することを目的とします。
2.プロフェッショナル分野
観光やIT、調理等の専門学校での学修、農場や工場等での研修、インターンシップ等に参加することを目的とします。
3.スポーツ・芸術分野
海外のトレーニングセンター、教育機関、芸術学校等に通い、 技術の向上を目指すことを目的とします。
4.国際ボランティア分野
NGO等が主催する支援活動に参加するほか、国際協力について学び、国際関係に理解を深めることを目的とします。
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多額の奨学金
合格者にはそれぞれの留学に合わせて留学金が支給されます。その奨学金はこれまでの奨学金制度よりはるかに多額であることが魅力です。すべての奨学金は返済不要で、場合によっては自己負担ゼロで留学の実現が可能です。
トビタテ!留学JAPAN高校生コースの審査には学力は一切関係しません。熱意を持っている人なら誰でもチャレンジし、留学できることが魅力となっています。
私自身も留学先のイギリスでは、物価が高いにも関わらずほとんど自己負担なしに5週間の留学生活を送ることができました。
理想の留学の実現
トビタテ!留学JAPAN高校生コースでは自分たちが将来の夢や目標を少しでも実現へとつなげるため、その架け橋となる留学計画を、一から自分自身で計画して応募します。そのため学びたいことを一番学べる留学先を見つけ、自分で予定を立てることがトビタテ!留学JAPAN高校生コースの魅力の1つだと私は考えます。この仕組みによって、指定されたプログラムに参加するよりもはるかに自分の将来につながる留学の実現が可能になります。
留学計画書の価値
一次審査である書類選考は留学内容や目的、将来の夢や目標に留学を通してどのように近づけるかなどを詳しく記入する必要があります。初めて一次審査課題の留学計画書(願書)を見た人は、細かすぎて大変と感じた方もいると思います。
しかしこれによって高校生の時期にはとても重要であろう自分の留学の意義や将来の夢を見つめ直し考えることができます。この留学計画書を作ることで、留学や将来に対してさらに熱い思いを持って臨めるようになります。
トビタテを通じて私が得たもの
実際、私にとっても今回の留学が将来への道筋を大きく変えるきっかけとなりました。元々日本の中学高校で英語教員になることが夢でした。そのために日本の大学で教育学を学び、教員免許を取得する予定でした。
しかし留学を通して日本の教育に疑問を抱きました。それにより、海外の大学で比較教育を学び、卒業後に通信教育で教員免許を取得し、海外の大学院で英語教授法の資格を取る決心をしました。一見私の決めた道筋は遠回りかもしれません。しかしトビタテでの留学経験が私の本当に学びたいものへと導いてくれたのです。
全国的なネットワーク
トビタテ!留学JAPAN高校生コースのプログラムには事前研修会や事後研修が含まれています。研修はほとんどグループワークを行います。
高い目標を持った同世代と知り合える
事前研修では主に自分の留学や将来に対する思い、意気込みを語り合いアドバイスをします。事後研修では経験した留学について感じたことなどを伝え、それに対しての感想などを伝え合います。
全国のトビタテ生がこの研修で自分の留学の質を高められることはもちろん、それ以上に高い目標を持った同世代と知り合えることが何よりも大きな魅力です。今まで自分が知り合ってきた人たちとは違う世界の人々と出会うことで、プログラムが終わった後でも交友関係が続き、お互いを高められる仲間を日本中に作ることができます。
文部科学省の運営者との交流
ここで出会える素敵な人は参加者だけではありません。いつも気さくに話しかけてくれる文部科学省の運営の方々は、参加者やプログラムに関わる全ての人のことを一番に考えてくれます。そんな方々が作っているプログラムだからこそ、誰が参加しても良かったと思えるのです。
私はプログラムを終えた今でも、参加者とは日本がこの先どのような国になっていくべきか、そのためには自分たちは留学というきっかけを用いてどのように貢献できるのかを話し合います。そして今、自分がやるべきことを再度認識し、全力で様々なことに取り組めています。また文部科学省の方々とは、私が学びたい学問である教育について、現在の日本の教育はどのようであるかなどを教えていただき自分の道を突き進む動力をいただいています。
まとめ
今回はたくさんあるトビタテ!留学JAPAN高校生コースの良さの中でも、私が特に魅力だと感じているものを紹介しました。トビタテに参加することは、留学経験にとどまらず将来につながります。少しでも留学に興味がある方、トビタテ!留学JAPANに興味を持ってくださった方はぜひ挑戦してみてください。一つの素晴らしい人生の糧になること間違えなしです。
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この記事を書いた人
トビタテ留学JAPAN高校1期生としてオックスフォードに5週間留学していました。高校卒業後はイギリスの大学に進学し、英語教育の勉強をする予定です。よろしくお願いします。