後悔しない人生のために!私が「留学へ向けた一歩を踏み出せた」きっかけ
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いつか留学がしたい!だけど仕事もあるし、英語も勉強しなくちゃいけないし……。なんだかんだ理由をつけて、いざ実際に動こうと思うと足踏みしてしまっていませんか?筆者自身もかつてはそんな気持ちをずっと抱えてモジモジしていました。今回は、そんな私の留学を決意するまでの経験を踏まえて、留学をしたいけど一歩を踏み出せずにいる方々へ向けた応援メッセージを書きたいと思います。
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とにかく重かった「留学への一歩」
私は日本で社会人経験を経て現在、オーストラリアのメルボルンに大学院留学をしています。そんな私が、初めて留学したいと思ったのは学生時代まで遡ります。
もっと英語が話せるようになりたい
留学がしたい!初めてそう思ったのは中学生の時。学校で習った英語が大好きで、もっともっと英語が話せるようになりたい。そんな単純な理由で外国に漠然とした憧れを持ちました。高校1年生の春休み、カナダのバンクーバーへ2週間ホームステイに行く機会を得て、外国への憧れはさらに強くなりました。
チャレンジしないことで自分を守る
日本の大学へ進学し、在学中に1年間の交換留学を目指そう!と意気込んでいましたが……楽しい大学生活の中で、頭のどこかに交換留学への想いは抱えながらも、結局のところ、TOEFLのスコアをとれる自信がなく、最初の一歩をなかなか踏み出ないまま大学を卒業しました。
なぜ、TOEFLを受けもしないで諦めたのか。今思い返すと、チャレンジして満足するスコアが取れなかった時、その出来ない自分を知ることが怖かったんだと思います。チャレンジさえしなければ、そんな自分に出会ってヘコむ必要もない。そんなちっぽけな自分に対する臆病な思いが、留学への一歩を重くしていたように思います。
いつの間にか「留学」は夢物語に
大学卒業後、英語の教員として中高一貫校で働き始めると、日々の忙しさの中で留学へ行きたいという気持ちも次第に忘れ去られ、それはそれでとても充実した日々を過ごしていました。この頃の私にとってはもう留学は夢物語。学生の時のように自由に身動きが取れるわけでもなく、せっかく苦労して手に入れた安定した生活を手放すなんて!と完全に守りの態勢でした。
「留学への一歩」を後押したスピーチ
ある日、スティーブジョブズの有名なスピーチを授業で扱いました。彼の「明日もし死ぬとしたら、今日やっている事は自分にとって正しい事なのか、毎日鏡の前の自分に問いかけなさい。人の人生ではなく自分の人生を生きるのです。」という内容の言葉を目にしました。
この言葉を聞いた時、言葉にならない熱い気持ちが私の心に湧き上がってきました。ただ何となく無難な毎日を送っていた私に、彼の言葉は、「命にはタイムリミットがあり、その命を生きる人生の主人公は、他の誰でもない私自身である。」と当たり前の事を思い出させてくれました。
この事をきっかけに、今、本当に心から望んでいる事は何だろう。明日死んで後悔する事は何だろう。と考え始め、その結果、小さい頃からずっと憧れていた留学がしたい!もう一度強く思うようになりました。
留学に対するネガティブな意見
「結局日本で出来ることを精一杯やらない人は、ただ留学しても意味がないよ」
「留学は昔ほど価値があるものじゃなくなってきてるよ」
留学を決断した時、このようなネガティブなことを言う人もいました。もちろん、ほとんどの人が心配しているからこその言葉であり、また彼らの言葉はある面では真実なのだと思います。しかし、その言葉は本当にあなた自身に当てはまるものなのでしょうか。彼らのかけてくれる言葉は、実際の経験から導き出された言葉かもしれません。もしくは、ただ一般論的にそう言っているだけかもしれません。
人はそれぞれ違うものを持って生まれ、違う環境で育ち、生きています。ある人の経験や考えが誰かにそのまま当てはまるなんて事は絶対にありません。「そんなのは無理だ!」と言われても、それは言った人にとって無理なだけで、あなたにとって無理な事ではないかもしれないのです。
どんな時も「自分の軸」で決断
私も同じように教員で留学を経験した先輩に「働きながら留学の準備をするのはすごく大変だから学校を一度辞めた方がいいかもしれない」というアドバイスを頂きました。その方はあまりにも学校が大変だったので辞めてから留学の準備をした、と言っていましたが、私は当時勤めていた職場環境で留学の準備を並行することは不可能ではないと思い、仕事は辞めずに準備を進めました。
この例に限らず、誰かに相談する時、必ずしもポジティブな意見が返ってくるわけではありません。しかし、そのかけられた言葉をどう受け取るかは自分次第です。他人は自分の人生の責任を取ってくれるわけではありません。あの人にこう言われたから……みんながこう言うから……と後で言っても時すでに遅しです。他人のアドバイスや意見に耳を傾けつつも、最後は自分はどうしたいのか、という「自分の軸」で物事を決断することが大切だと思います。
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目標がないと留学してはダメ?
留学の相談をした時によく聞いたのは、「明確な目標を持っていないと留学する意味がない」という言葉でした。これは、あくまで私の意見ですが、全ての人が明確な目標を初めから持って、留学の準備を進めているわけではないと思います。少なくとも私の場合は、留学がしたい!という漠然とした夢があり、それを実現する手段として、大学院でTESOLを学ぶという選択をしました。
留学したい明確な理由を述べよ!と求められれば、「英語の教員としてのスキルアップをしたいから」「海外の教育制度を知りたかったから」など、いくらでも理由をつけられます。しかし、それはあくまでも後でついてきたもので、一番根本的な原動力となった思いは、中学生の時に抱いた「外国への憧れ」たったそれだけです。
もちろん具体的な目標があればいいですが、ないからといって留学を目指してはいけない、なんて決まりは全くありません。目標と言っても、それは周りの目を気にして、なんとかそれらしい理由をつけているだけだってこともあります。「私には具体的なプランがないから…」そんな小さなことが留学への一歩を遠ざけているのなら、とてももったいないと思います。
勇気を出してまず行動
誰になんて言われても、留学がしたい強い思いがあるのなら、まずは、どんな事でもいいからできる事から動き始める。それが一番大切な事だと思います。動き始めれば、今まで見えなかったものが見えてきたり、目標が見つかる事だってあります。
留学へと動きだす「最初の一歩」、その一歩が全ての過程で一番勇気の要る所です。しかし、勇気を出して歩き出せば、人生は今まで考えてもいなかったような方向に動き出します!
最後に
あなたの人生の主人公は他の誰でもないあなた自身!人々を魅了する物語にはピンチやハプニングはつきものです。だけど、必ず最後はハッピーエンド;)人の人生もきっと最後は上手くいくようになっていると私は信じています。そう信じると、苦しい出来事も、悲しい出来事も、ハプニングも、凹んだことも、全部安心して笑って切り抜けていけそうな気がしませんか?だって最後は上手くいくように出来ているから♪
さあ、そこの留学への一歩を踏み出せずにモジモジしているあなた!明日死んだら何を後悔しますか??いつか始める…の「いつか」は今かもしれません!出来る事から少しずつでも動き始めましょう♪
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この記事を書いた人
2016年5月よりオーストラリア Monash大学 Mater of TESOL専攻。元中高一貫校英語科教員。