イギリスで犯罪に巻き込まれないために覚えてきたい10のアドバイス
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イギリスは比較的安全であることで知られていますが、それでも犯罪の数は日本と比べてとても多いです。留学、滞在中に困ったことに巻き込まれないために、最低限気をつけておきたいことをまとめてみました。
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1. ロンドンの特徴を良く知る
イギリス、特にロンドンは地域によって特徴がまったく違います。治安が良い高級住宅街のすぐ隣に治安が恐ろしいほど悪いエリアが隣接していたり、通りを一本間違っただけでガラッと雰囲気が変わったりするのです。安易な気持ちで知らないエリアに足を踏み入れるのはやめましょう。知らない場所を訪れる際には必ず下調べをすることをお勧めいたします。また、近道かな?と知らない地域での知らない道に足を踏み入れることはなるべく避けてください。みんなが歩くメインストリートをできるだけ選んでください。エリア調べには日本の方々が書かれたブログなどを読むのではなく、正式な情報をなるべく検索したほうがよいかと思います。
2. 現金はできるだけ持ち歩かない
イギリスはカード社会ですから、パブの支払いやコーヒーなど小額のものでも大抵の場合デビットカードやクレジットカードが使えます。現金は緊急の場合の小額のみをお財布に入れる程度にして、マーケットなどにいく以外はできるだけ持ち歩かないようにすると良いかと思います。カバンはファスナーなどでしっかり閉め、肩からかけて脇の辺りではさめるようなタイプのものだと体に密着させていられるため守りやすいです。
ロンドンで日本人が被害にあいやすいのは観光地はもちろん、実は人気の日系食材店などでもスリが多発しています。日系のお店に来る日本人を狙った犯行で、お財布・カメラ・オイスターカード・携帯などを狙っています。いざという時のために必ずクレジットカードなどの番号や緊急連絡先は控えておきましょう。
3. 座席に荷物を放置しない
びっくりするのですが、たまに携帯やお財布をレストランやカフェなどで置いたままにする方が未だにいるのです。すぐ盗まれてしまうので、絶対にそのようなことは避けてください。また、テーブルについている間でも常に気を配ってください。こちらのレストランやカフェなどでは、みな荷物を足元に置いたりしていますが、お喋りに夢中で気がついたらバッグごとなくなっていたということもよく聞きます。ロンドンでは携帯電話を盗み、高く転売する犯罪がとても多く、多くの人々が被害にあっています。歩いて携帯をいじっていたらひったくられたなどの話も聞きますので、大事なものはファスナーで閉められるカバンに常にしまっておきましょう。
4. 電車は人の多い車両へ、バスではドライバーの後ろに座る
電車、地下鉄では昼間でもなるべく「人が多い車両」を利用しましょう。人ごみではスリなどのリスクもありますが、命を落とすような目にあうよりはましです。特にナイトバス(ロンドンの深夜バス)や、治安の悪い地域を運行するバスに乗車する場合は、なるべくドライバーの近くに座るようにしてください。
5. ライセンスのあるタクシーを選ぶ
ロンドンには伝統ある「ブラック・キャブ」のみが通りでタクシーを拾う人を乗せてよいことになっています。その他には価格の設定が安い「ミニ・キャブ」と呼ばれる個々の会社、人々によって運営されるタクシーがありますが、あらかじめ電話で予約をし、値段も交渉し、家や空港に指定の時間に来てもらうシステムです。流しで人を拾うことはできません。
しかし、深夜のクラブ帰りや旅行帰りの人々を狙って、バス停などで深夜バスを待っていると「タクシー?」と声をかけてくるミニ・キャブのドライバーがたくさんいます。絶対に避けましょう。また、ライセンスのないミニ・キャブには決して乗らないようにしましょう。ライセンスのないキャブは通報するように警察も呼びかけています。またトラブルも大変多いです。
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6. 横断歩道でも安心しない
ロンドンでは横断歩道でも車が来ていないからと信号無視、自己判断でささっとわたる人が大変多いです。しかし、思わぬところから突っ込んでくる車も多く、接触事故が後を立ちません。様々な国から人が集まるロンドンですから、信じられないような運転をする人もいます。道路を横断する際には念には念を入れて確認されてから渡ってください。
7. 歓楽街のお店には注意
ロンドンの観光名所の一部となっている歓楽街のSOHOですが、おいしくて安いお店もいっぱいある反面、知らずに面白がって入ったクラブやお店で法外な金額をチャージされたなどという話も聞きます。知らないお店に入る場合は注意しましょう。TimeOut London誌のウェブサイトでたくさんのナイトライフや飲食店などに関しては独自のレビューをつけながら情報を公開しているので、行く際は参考にしてみて下さい。
8. 気軽に物を受け取らない
道でティッシュを無料で配っている日本の光景に慣れてしまい、電車などで勝手に目の前に置かれたり差し出されるティッシュや物品に手をつけると、お金を請求されたりすることがあります。電車などでティッシュなどを勝手に置かれた場合、決して手をつけずに「NO」とだけ言い無視しましょう。
9. 道を尋ねられたら警戒する
もちろん中には本当に困ってあなたに道を聞いてくる人もいますが、地図を広げて道を聞くふりをし、注意を向けている間にお財布やカメラ、携帯などを盗む犯罪が大変多いです。道を尋ねられたらまずは警戒しましょう。
10. 偽警官に注意
道端でいきなりイギリスの警察があなたの個人的な情報を聞いてくることはありません。中にはバッジなどを見せながら「麻薬を取り締まっているからカバンの中をチェックさせろ」、「財布の中身を見せろ」などといってくる偽の警官もいるようですが、決して相手にしてはいけません。お財布やバッグから現金、大切なカメラや携帯を盗まれた人がたくさんいるようです。その他、様々な注意事項がメトロポリタン・ポリスのウェブサイトによりネット上で公開されています。
まとめ
いかがでしたか。注意すべきことを注意して行動していれば、イギリスは比較的治安もよく安心して暮らせる国であると筆者は思います。皆さん留学生活を心から応援しています!
Have a lovely day!
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この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。