イタリアの留学生活で野菜を食べよう!イタリアで野菜を買うときのコツと注意点

13881

View

スポンサーリンク

Pexels

イタリアのレストランにはパスタ・ピザといった美味しい料理がたくさんありますが、外食が続くと意外と野菜不足になりがちですよね。そんな時は、自炊をして野菜不足を解消しましょう!今回は、イタリアで野菜を買うときのコツや注意点をまとめました。

スポンサーリンク

料理好きはメルカート(市場)、時短派はスーパーで買うのがおすすめ

市場の写真です

イタリアに行くと街のあちこちで見かける「メルカート」(日本でいう青空市場)。駅前や広場などに店主がワゴンや簡易テントを設置し、自分達で買い付けてきた選りすぐりの野菜や果物などを売っています。いつお店がやっているのか店主の気分次第なのですが、一般に平日の午前中に集まってくることが多く、こちらに行けば新鮮な野菜や日本食材、珍しい食材を揃えることが出来ます。

一方、イタリアのスーパーは営業時間も長く、土日もオープンしていることが多いので便利です。加工済みの野菜も売っています。また、お惣菜コーナーもあり、量り売りで1ユーロも出せば美味しいお惣菜がたっぷり買えるので、日本のデリショップやお弁当屋さんのような感覚で使うこともできます。もちろん、冷凍食品も充実しています。 日本と同様、最近のイタリアは共働きの家庭や高齢者の一人暮らしが増えてきた為、ここ数年で簡単に調理できる食材がグっと増えてきました。

外来種はアジアンマーケットをチェック

イタリアの街並みの写真

外来種の野菜は地元のスーパーではなかなか手に入らないかもしれません。中華・日本食材店やメルカートなどに行くと置いてある場合がありますので、必要な場合は滞在歴の長い日本人に聞いてみましょう。 私の住んでいる中都市では白菜、大根、なめこ缶詰、もやし缶詰、タケノコ缶詰なら地元のスーパーでみかけます。一方、大葉やニラなどの葉物野菜は足がはやい為か、アジアンマーケットに行っても滅多に見かけません。 参考までに地元のアジアンマーケット・メルカートにおいてある代表的な外来種を以下に記しました。

私の滞在地(イタリア中都市)で見かけた外来種

白菜(Cavolo Cinese)里芋(Patata Cinese/taro)ニラ(Porro Cinese / Nira)チンゲン菜(Pak Choy)サツマイモ(Patata Americana / Patata Dolce)オクラ(Okura)なめこ(Nameko)シイタケ(Shitake)しめじ(Shimeji)えのき(Enoki)大根(Daikon)大葉(Shiso)もやし(Germogli di Soia)たけのこ(Germogli di Bambù)

イタリア語訳に注意が必要な野菜たち

野菜の写真です

実物を目にすれば一目瞭然のものもありますが、「包丁を入れたら様子が違った」「食べたら全然違うものだった」という野菜もあります。代表的なものを3つまとめました。

キャベツ(Cavolo)

イタリアのキャベツは縮れているもの(Cavolo Verzaといいます)が多く、Cavolo Cappuccio(Cavolo Bianco)がいわゆる日本のキャベツです。どちらも美味しいですが、慣れていない方はご注意ください。 なお、白菜は「Cavolo Cinese」、芽キャベツは「Cavoletti」と言います。ブロッコリーはキャベツの品種改良のため「Cavolo Broccolo」、カリフラワーはキャベツの花なので「Cavolfiore」です。 紫キャベツもあり、こちらは「Cavolo Viola(Rosso)」と呼ばれています。「Cavolo Nero(黒キャベツ)」というものもあり「紫キャベツ」のイタリア語訳と勘違いしがちですが、こちらは日本でいう「ケール」のことなので苦手な方はレストランでの注文時ご注意ください。

レタス(Lattuga)

レタスはイタリア語辞書には「Lattuga」と書いてありますが、これは日本の「サラダ菜」にあたり、日本人の言う「レタス」は「Lattuga Braziliana(ブラジル・レタス)」と呼ばれています。なお、サンチュなどに使うサニーレタスは「Lattuga Rossa」。いずれもスーパーで簡単に入手できます。

セロリ(Sedano)

イタリアのセロリは日本のものより香りが強く、色が濃くなる程その傾向が強くなります。「Sedano Bianco(白セロリ)」「Sedano Verde(緑セロリ)」の2種類が多く出回っていて、日本のものに近いのは白。 イタリア人も生食(サラダ)には白、煮込みなどには緑を使う方が多いです。

スポンサーリンク

似ているけれど味が大きく異なる野菜

ごぼう(Scrozobianca / Scorzonera)

日本でいう「西洋ゴボウ」。イタリア語辞書では「ゴボウ=Scorzonera」と書いてあることもあります。確かに見た目はそっくりで、普通にスーパーに売られているのですが食感も香りも全く異なりますのでご注意を。ちなみにアジアンマーケットでは時々、日本のごぼうが売っていることもあります。

カボチャ(Zucca)

カボチャ自体はスーパーで沢山売られていますが、水っぽいものが多く、煮物やサラダにすると何度やっても味が決まりませんでした。唯一Zucca Mantovana(マントヴァ産)のもの、ドイツでポピュラーな「Zucca Hokkaido」は見た目だけでなく味も一番日本のものに近かったです。

味は同じだけれど見た目が大きく異なる野菜

ピーマン(Peperone)、ナス(Melanzana)、キュウリ(Cetriolo)

これらはとにかく異常に大きいです。日本の2~3倍の大きさです。味は問題ないのですが、ピーマンの肉詰めやナスのお浸しなどはあまりサマになりませんのでご注意ください。

最後に

いかがでしたか?不足しがちな野菜を補うことで、あなたの留学中の生活がより豊かなものになるでしょう。健康に気をつけながら、賢く楽しく自炊生活を送ってくださいね。

スポンサーリンク

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人

Alitalia
Alitalia

アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,

留学希望者におすすめ各国の留学情報を徹底解説!